


――いままで体験してきたパーティーのなかで、特別面白かった場所や、よくこんなところでやったなっていう珍しい場所はあります?
鉄平(以下T)前に大阪の新世界でやったパーティーが、会場が昔キャバレーだったところみたいで。機材とか全部持ちこみでスピーカーの裏に入れたりしてすごく面白かった。
――それはいつ頃?
Tもう4、5年ぐらい前かな。今はどうなってるんだろうね、僕も知らない。前にDIESELも新宿の有名なキャバレーでレセプション・パーティーやってたけど、そういう狙いは良い。やっぱりちょっとアガるよね。キャバレーって場所的に普段行くことないし、作りもスゴそうだし、面白そうじゃん。
――鉄平さんはパーティーしてみたい場所はありますか?
Tパーティーってどうせやるなら、ある意味非現実を楽しみたいじゃないですか、いつもとはちょっと違った感じっていうか。それが最近あまりないんですよ、どこも行ったことがある場所ばっかで。前に青梅の山の中でレイヴがあるって言うんで、みんなで車で行ったんだけど、小学校の遠足で行ったことがある場所で、何かちょっと複雑な気持ちになって踊りきれない時があった。
――やっぱり初めての場所は楽しい?
Tやっぱり行ったことのないとこって最初は場所アガりするし、いろいろ探検して見たくもなるしね。最近はファッション・ブランドとかが何億円ってかけてパーティーだけのために建物を立てたりするわけじゃないですか。それって裏を返せば、作らなきゃいけないぐらい非現実的な場所がないっていうことだし。それぐらい場所に困ってるんだと思うけど。
――確かに場所的にはやり尽くした感がありますよね。ではホームパーティーのようなもっと身内で気軽にパーティーをやるとしたら?
Tやっぱり友達の家でしょ。それが一番ラクだし気軽だよね。あとは、秋川かな。小さい頃にみんなでそこにバーベキュー行ったんだけど、そのとき楽しかったから。秋川って川の流れがけっこう早くて、子供のときに流されて、魚釣りのおじさんに助けられたんだ。いまだったらまた違った感覚できっと楽しいと思う。
――鉄平さんなりの場所選びの条件って?
Tまず遠すぎず。近いにこしたことはないんだけど、そうなると出尽くしてる感があるし、そこは難しいところだよね。いくらお金を使ったスゴいパーティーやりますって言われても、どこそれって場所だとちょっと考えるよね。行きと帰りだけで疲れそうなところとか。あとは法に触れてない場所(笑)。
――パーティーってやっぱり知らない人がいることも多々あるわけで、コミュニケーションってすごく大事だと思うんですけど、コミュニケーションを円滑にするためにはどうしたらいいと思います?
T基本的にはパーティーを仕掛ける側は、そこまで気にすることはないよね。コミュニケーションを取りたい人はどうなっていようと取ると思うし、取りたくない人は取らないと思うし。ただ良い音楽と良いお酒があって、良い具合に酔える環境があれば勝手に話しだすよ。何かアトラクションとかセクションを設けて、コミュニケーションが取りやすいようにしようとか、そういうのはどうなのかな。露骨過ぎて逆に嫌かも。ただ、もし必要っていうなら、話のネタがあるといいかな。例えば何か見るものが用意されてたり。
――漫画とか?
Tいや、それは違う。それじゃ床屋の待ち合いになっちゃうでしょ。「流れ星 銀牙」とか読むわけ?(笑)しかも漫画は時間取られちゃうし、基本的に個人の楽しみだしね。まあでもやっぱりコミュニケーションっていう意味では、お酒が重要ですよね。大人は特にお酒がないと友達作れないでしょ。あるとないとでは全然違う。コミュニケーション・ツールとしてはお酒が一番。
――いままで「食」、「音楽」、そして今回「場所」をテーマに話してきましたけど、総括してみていかがです?
Tそれこそトランジットの中村さんにご飯を用意してもらって、FPM田中さんにDJしてもらって、場所は非現実的なところ。例えばファームを貸し切ってパーティーしたり。もっと身内でやるなら、やっぱりホームパーティーかな。気の合う仲間と普通に楽しめればいい。ワイワイしようがまったりしようがそのときのノリにあわせて楽しめるものだと思うんですよ。ただ、最近ホントにホームパーティーをやろうっていう意気込みがなくなってきてるから、まずはそれをどうにかしないと…。


