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愛おしさに気づいた時に、その存在がリサイクルされるのだ

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日常のゴミがコラージュされて(再消費されて)
作品として増殖して行く変容そのものを展示している
"Reconsuming" #2を事務所ギャラリーにて開催中。


このReconsumingはフォトグラファーであり、
コラージュアーティストであるKeitarrowさんのプロジェクト。
彼の仕事場から出たゴミと、
会場であるうちの事務所から出たゴミが、
日々、ダストボックスから「再発見」され、
作品のパーツとしてリサイクルされていく進行形展覧会。

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このプロジェクトのために、私たちも
彼の作品の素材用にとっておくゴミと、
捨ててしまうゴミを、制作の期間中、
意識的に「分別」してしまうのだが、
捨て魔の私としては、「とっておく」基準はきっと何だか
奇妙にいとおしいもの。剥き出しのもの。


相棒の西さんの新事務所も古いビルのリノベーションで
あの剥き出しの空間がどんなふうに生まれ変わるのかとても楽しみ。

そして、やはり、うちの事務所も相当古いビルのリサイクルで、
まず最初にしたことはすべての壁紙と床の敷物を剥ぎとること。
そのNakedな空間に、やはり剥き出しのものを少しずつ置いていった。


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Photo (C)DAICI ANO

そこで、つい選んでしまうのもこんなものたち。

イカ釣漁船用の巨大な電球。
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試験管ばさみとシャーレ。
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イギリスの小学校の古い椅子。
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昔の図書館のワゴン。
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なんだかとても愛おしいものたち。
それはアノニマスな道具がほとんど。
名も無い、ただのものたち。
その無名の人たちを「発見」するのはとても楽しい。
これは絶対に「リサイクル」な行いで、
存在を最消費できていると思う。

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ただのキャンバス地を吊ったカーテンのようなものに
treasured trashの題字も描いてくれた
Paul Davisが遊びに来てくれた時に落書きを頼んだ。
落書きされたとたんにまったく別の顔になった無地の布。

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窓のパーツも何だかかわいい。

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こんな手洗蛇口がまだ現役。


ただそこにあるだけで何だか愛おしいものは
きっといつでも再発見=リサイクルすることができる。
その美しい存在に気づくことができる。

今、秋のデザインフェスシーズンの準備の真っ最中でちょっと疲れ気味。
ああ疲れたなと思ってチョコレートを食べてみたりしても
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このつまようじがまた妙にかわいい。


さて、ここでひとつニュース。
来週、10/18(木)〜10/20(土)に青山のSPIRALで開催される
EcoLuxe(エコリュクス)展で空間構成のサポートをします。
http://ecoluxe.jp/2007/
テーマは「植物の力」。

展示什器なども以前にここで紹介したことのある、
ペットボトルのキャップと木廃材の再生合板「エコプライ」で
つくって、終わった後もそれをさらにマテリアルリサイクルして
頂くのだが、やはりこの剥き出しの素材が何とも魅力的。

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[fumiko ikeda@treasured trash project/gift_]