SPECIAL

HOME > SPECIAL > 音楽と犬と暮らす。
音楽と犬と暮らす。 藤代冥砂 SPECIAL
INTERVIEW(前編) 「この子なりに、気を使うときは気を使っているみたいなんです。」
写真集・雑誌・広告などで精力的に活動されている写真家の藤代冥砂さん。 自宅では2匹のブルドッグを飼う愛犬家でもあります。取材現場に同行したのはお姉ちゃんにあたるビビちゃん。いかつい顔の裏にある、意外な一面とは……。

「犬の存在が、優しさを増量させる」

―いつごろから、犬を飼い始めたんですか?
5〜6年くらい前からですね。結婚してからです。
―それは何かきっかけがあって?
都会の暮らしって、カップルになったらすぐに犬を飼いたくなるようなムードがあって(笑)。結婚したときに、人と人との関係ってあやふやなものだから、つなぎとめるものをひとつ作っとこうっていう。これは冗談ですけど(笑)。
―でも実際どうですか? 夫婦お2人に犬が2匹、今は猫も1匹いて、その2人だけの関係と、動物が間にいる関係っていうのは、やっぱりコミュニケーションが変わりますか?
そうですね……たとえば犬という、目に見える一番の共通の話題があることによって、緩衝材になったりとか、あるんじゃないですかね?(笑) まあ、そういうちょっとしたトラブル回避的な部分もあるんですけど、もっと肯定的に、人の心の中に優しい気持ちを出させてくれる、というか。犬によって、私と妻の優しさが増量しているんじゃないかな。
藤代冥砂イメージ

「人間が上だという関係が、犬にとってもやりやすい」

―藤代さんは、家で犬をベタベタに可愛がるほうですか?
しないですね。自分の小さい頃の犬って、愛玩っていうよりもむしろ番犬で。やっぱり部屋の中で犬を飼うことに違和感があるムードの中で育ったので。部屋で犬を飼う意識が芽生えたのは、割と最近ですね。20代の頃は夜遅い生活だったし、犬のために時間を裂くっていう、生活スペースもなかったし。でも、30過ぎて結婚間近ぐらいになってきた頃から、なんとなく夜遊びも飽きてきて。1日24時間の中に、スペースが生まれてきたんでしょうね。それで結婚したことによって、そのスペースが2人分に広がったのかなっていう。
―奥様はもともと犬好きだったんですか?
そうですね。もともと犬好きで、家の中に猫2匹犬2匹という環境だったみたいです。なので彼女は、家の中で犬を飼うっていうのが、そんなに違和感の無い世代なのかも。
―藤代さんのほうは、さっき言った昔の<人と犬>の感覚を持ってらっしゃるんですね。実は僕もすごく犬は好きなんですけど、「ワンちゃん」と呼ぶのにはちょっと抵抗があったりして(苦笑)。
そうですね。自分も犬を擬人化して扱っているというよりは、犬は犬、っていう目線ですね。犬、っていうかこの人……
―擬人化してますね(笑)
この子は犬であって、自分は人間であって。その感覚はいまだにはっきり持ってますね。人のほうがちょっと上というか、コントロールする側というか。たぶん大型犬だと顕著に出ると思うんですけど。小型犬だったとしても、そういう意識はあるんじゃないかな。そういう関係を作った方が、犬にとってもやりやすいんじゃないか、と思ってますけどね、あんまりあやふやになっちゃうよりは。人間の都合のいい解釈なのかもしれないけど。
藤代冥砂イメージ

「他のペットにジェラシーを感じて、傷ついてたりすることも」

―家の中にペットが何匹もいると(犬2匹と猫1匹)、そのうちのどれか1匹を可愛がってる間に、他のペットがジェラシーを感じたりしないんでしょうか?
あると思いますよ。それも、ジェラシーを感じたら、すごくはっきり顔に出すタイプと、そうでないのとがいて。たとえばこの子なんかは、そっぽ向いてフン!って感じなんですけど、すごく傷ついてたりするんですよね。そのへんは人間がすごく気を使います。この子をなでたら、遠くにいって別の子をなでてやるとか。2匹ブルドッグを飼ってると、やっぱり個体差はあるんだなって思います。素直に出すタイプと、そうじゃないのと。この子は素直じゃないんですよね。弟よりちょっと知能が上で、いろんなことが分かって。この子なりに気を使うときは気を使ってるみたいで。
―ブルドッグという名前とは裏腹に、結構センシティブなところがあるんですね。
いやほんとに弱虫ですね。見かけ倒しもいいところで(笑)。猫からも逃げる感じですからね。アメリカのアニメとかでも、ブルドッグって凄くマッチョで近所の嫌われ者だったりボスだったりする犬だけど、全然駄目ですね。なんか本によると、ブルドッグって子供の相手をよくしてくれる優しい犬だって書いてあったりして。(ブルドッグの)種類によっては、すごく運動好き、遊び好き、とか色々特徴あるけど、優しさがブルドッグの長所、って言われてるみたいですね。話かわるけど、『愛犬の友』って雑誌の表紙になったこともあるんですよ。
藤代冥砂イメージ
―分厚くてテキストの多い、硬派な犬雑誌ですよね。
ブリーダーさん質問ページがたくさんあったりとか(笑)。購入したブリーダーさんが、ブルドッグ界の権威だった人で、そこに編集部のほうから『次号でブルドッグを表紙に使いたいんですけど、いい人いませんか?』って話があって、『それなら先週買われてった人に相談してみましょう』ということになりまして。『愛犬の友』って、ファッション界で言ったら『VOGUE』みたいなもんだから(笑)、これは出しとくべ!みたいな。10冊ぐらい買って保存してありますよ。

PROFILE

藤代冥砂イメージ
藤代 冥砂(ふじしろ めいさ)
1967年千葉県生まれ。写真家。
明治大学商学部卒業。2003年、新潮社「月刊」シリーズで第34回講談社出版文化賞写真賞を受賞。主な作品に『ライド ライド ライド』(スイッチ・パブリッシング)、『もう、家に帰ろう』(ロッキングオン)、初の小説『クレーターと巨乳』(スイッチ・パブリッシング)など。最新作は8月6日発売の『ドライブ』(宝島社)。

WORKS

もう、家に帰ろう
『もう、家に帰ろう』(ロッキングオン)
妻であり、世界的ファッション・モデルである田辺あゆみを3年間に渡って撮り続けたプライベート写真集。
クレーターと巨乳 『クレーターと巨乳』
(スイッチ・パブリッシング)
「恋をして、生きていくんだ」
力強く鮮やかな11の恋の物語。
ドライブ
新刊〈8/6発売〉
『ドライブ』
(宝島社)
雑誌「InRed」に連載の「車と写真と短編小説」が単行本化。8月6日発売。
アメリカで人気No.1のデンタルケアガム!グリニーズがこの夏日本上陸!
愛犬にも歯磨きが必要なこと、知ってましたか?
口臭予防を考える人は増えてきましたが、歯磨きまでやってる飼い主は少ないのでは? 実は、愛犬のオーラルケアはとても大事なこと。3歳以上のワンちゃんの80%が歯周病などの歯の病気にかかる事実が判明してるんです。
「でも、歯磨きは犬がいやがるし……」
そんな悩みを解決するのがグリニーズ。アメリカで生まれ、世界55カ国で愛用されているデンタルケア・ガムです。

グリニーズの詳しい情報はホームページでチェック!

クロロフィルで息もさわやか 噛むことで歯垢の蓄積を軽減 高い消化性なので安心グリニーズ商品
ページトップに戻る
© MTV Networks. MTV: Music Television and all related titles, logos and characters are trademarks of MTV Networks, a division of Viacom International Inc. All Rights Reserved.