グライムス、アーティスト支援金として9万ドルを受け取り非難が殺到

20 11月 2020
新型コロナウイルスの影響により、世界各地ではロックダウンの措置が取られたり外出制限やイベント開催の制限が設けられたりと、アーティストたちにとって生きていく上で厳しい状況が続いている。そのためカナダでは、非営利団体「FACTOR」がカナダ人のアーティストたちへ支援金を給付する活動を実施しているのだが、売れっ子アーティストのグライムスが同団体から90,525ドル(約900万円)の支援金を受け取ったとして、ネット上で非難が寄せられている。
 
グライムスが支援金を受け取るべきでない理由として、世間の人々は、第一にグライムスはもうカナダには住んでおらず、今はアメリカのカリフォルニアを拠点としている事、そして第二に、グライムスが1人の息子を共有するパートナーのイーロン・マスクはTesla社のCEOであり、言わずもがなお金持ちである事を挙げている。
 
さらに、News Breakによれば、グライムス一人でもその純資産は300万ドル(約3億円)以上と言われているため、グライムスがFACTORから受け取った90,525ドルの支援金は、本当にお金に困っているアーティストの手にわたるべきだ、という意見がネット上で飛び交っているのだ。
 
しかし事実として、グライムスはFACTORが提示する「支援金を受け取るための条件」に当てはまるのだという。というのも、支援金受け取りに応募したのはグライムス自身ではなく、彼女が所属するレーベル<Crystal Math Music>が行動を起こしたためだったのだ。
 
FACTORのコミュニケーションズ・マネージャー、カリーナ・モルドヴァン氏によれば、<Crystal Math Music>は、レコード・レーベル向けに設置された「フル尺のアルバム制作にかかる費用を提供する、Comprehensive Music Companyというプログラム」を受ける条件を満たしており、また最終的に支援金を受け取ったグライムスの現在の住居がカナダにはないにしても、カナダ文化遺産省を通して資金を受け取ることが出来るのだという。
 
モルドヴァン氏はFACTORが掲げる運営理念について、こう説明している。
 
「FACTORに与えられた権限は、カナダの音楽業界の成長と発展、そして商業的成功をより促すために行使されます。そのため、FACTORは芸術協議会とは異なり、芸術協議会として見なされるべきではありません」
 
しかし、こうしたFACTOR側の主張に納得する人は少なく、お金に困っていないグライムスが資金を受け取れるのであれば全てのアーティストが支援金を受け取っても問題はないはずだと、ネット上では議論が繰り広げられている。
 





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