2011-03-28
ニーヨ、来日ツアーで感じた日本の今


Photo: Frazer Harrison/Getty Images
巨大地震と津波の直後に来日ツアーを行ったR&Bシンガーのニーヨが、MTVアメリカの番組にスカイプを通じて出演。来日ツアーを予定通り敢行した理由を次のように語った(註:最終公演のみ中止を余儀なくされた)。

「日本での災害について聞いた後、多くの人から“あれだけのことが起きたんだから、日本へ行くはずはないよな”って言われたよ」とニーヨは述べた。「でもそれに対する俺たちの返事は、“もちろん、予定通り行くよ”ってことだった。日本の人々はライブをこれまでになく必要としている。だからこそ来日したんだ」。

来日公演は地震の震源地から離れた名古屋と横浜で行われたため、ニーヨは被災地の様子を実際に目にはしていない。だが、日本人、特にライブに訪れた日本のファンたちが、いかにして今回の災害と向き合っているかを肌で感じたという。

「最も被害の大きな場所でライブをすることは可能ではないんだ」とニーヨは語った。「大事なことは、ここ日本でみんなが一つになり、募金をして、助け合う姿を見ることができたということ。会場に駆けつけてくれたファンたちは素晴らしかったよ。もし災害について知らなかったら、きっと何も気づかないくらいだ。彼らはただコンサートを楽しみに来てくれた。俺からしてみると、そのことがある意味、日本の人々のスピリットを表していたように思う。彼らは前進し続け、志やモラルを高く保っていた。最高だと思う」。

ニーヨはまた、被災者救援のために特製リストバンドを販売したことも明かした。

「来日してからリストバンドを作ったんだ。そこには“俺たちは日本のために祈っています(Our prayers are with Japan)”と書かれている。このリストバンドを各会場で販売した。それに“音楽を通じて広めよう(Spread Through Music)”と書かれたTシャツやポスターも販売した。グッズだけで10万ドル近くを集めることができたよ。収益金の全額は地震と津波の被災者のために寄付する。言うまでもなく、ライブ自体の売り上げの一部も地震と津波の被災者に送るんだ。俺たちは歌って踊るだけではなく、変化を生み出すために来日しているんだ」。

番組では、『Libra Scale』に続くニュー・アルバムが9月にリリース予定であることも発表した。

MTV News