2009-10-14
オバマ大統領、レディー・ガガの「前座」を務める


Photo: Bruce Glikas/FilmMagic
ノーベル平和賞を受賞した翌日にもかかわらず、バラク・オバマ米大統領はポップスターの前座に過ぎなかった。10日夜にワシントンDCで開催された同性愛者の権利擁護団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」の晩餐会にて、大統領は「レディー・ガガの前座として、今夜ここに居られることを名誉に思います」とジョークを飛ばした。

オバマ大統領は晩餐会の直前に行ったスピーチで、同性愛者であることを明らかにした志願者の入隊を原則的に禁止している、米軍による規制を撤廃することを約束した。さらに国会に結婚防衛法(Defense of Marriage Act)の撤廃と、連邦政府の全職員に平等な福利厚生を与えることができる「Domestic Partners Benefit and Obligations Act」の可決を促した。一部の活動家が「国会は迅速に動いていない」と不満を訴えていると言及した上で、オバマ大統領は「皆さんへの誓約は揺るぎありません」と強調した。

実際に多くの同性愛活動家たちは、米軍の「聞かざる言わざる政策」(註:米軍は志願者に性的嗜好を聞かない、志願者は同性愛であることを公言しない)の廃止や、同性カップルへの福祉の提供を約束したオバマ大統領のキャンペーンが実現していないことに不満を述べ、これらの誓約を迅速に実行するよう要請していた。

オバマ大統領が思い切った発言で話題を集める一方で、レディー・ガガは普段より控えめな黒いドレスと黒いハイヒール、そして大きな丸いサングラスという装いで登場した。

「明日私たちみんなと一緒にデモ(註:翌日に行われた権利平等を訴える行進)をする、自分の姿勢を示している若者を代表するため」に出席したとコメントしたガガは、「あなたたちは大勢の若者をインスパイアしているわ。明日は今夜と同じくらい忘れがたい日になることでしょう。今夜は自分の曲は演奏しないの。私のための夜ではなく、あなたたちのための夜だから」と述べた。

そして、歌詞とメロディーの一部を変更したことを断った上で、ジョン・レノンが平和を願って書いた名曲「Imagine」を披露。1998年に殺害された同性愛者の大学生マシュー・シェパードさんへのメッセージを込めた。

日曜日のデモにも登場したガガは、歌は歌わず、音楽業界における同性愛恐怖症や女性嫌悪を終わらせるよう訴え、「世界中の最も美しいゲイのファンたち」に敬意を表した。この日は黒いパンツに白いタキシード・シャツ、黒いサスペンダーという装い(写真)。熱烈な歓迎を受け、過去2年に渡り国際的な成功を収めてきたにもかかわらず、ワシントンDCに集まった同性愛者たちの前に立ったこの日が、「自分のキャリアの中で最も大切な瞬間」だと語った。

若い世代の同性愛活動家たちにインスパイアされたと語ったガガは、「この国は自由で平等だと言われているけれど、もしそれが時々だったら平等とは言えないわ」とコメントした。

「オバマ、聞いているわよね」とガガは叫んだ。「聞いているかしら?あなたとあなたの陣営が約束の言葉を現実にするまで、私たちは追い続けるわ。私たちには変革が必要なの。今すぐに行動することを要求するわ」。■

MTV News