マックス・リヒター、世界人権デーにアルバム『Voices』が世界各国で放送されることに!

25 11月 2020
作曲家マックス・リヒターが「世界人権宣言」からインスピレーションを受けて構想10年以上をかけたアルバム『Voices』が、12月10日(木)の世界人権デーに、欧州放送連合(EBU)との協賛によりBBCラジオ3を始めとするヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア他、世界各地の35局にて、初めて放送されることが発表された。
 
この放送を記念して、マックス・リヒターとクリエイティブ・パートナーであるユリア・マーは、国連と世界を結ぶ質疑応答にも参加する予定だ。
 
そして同日には、デッカ・レコードからマックスの新たなEPがリリースされる。これは、アルバム『Voices』の冒頭に収録された「All Human Beings」のフランス語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語、英語によるナレーションをフィーチャーしたものとなっている。
 

 
ニーナ・ホス(『イェラ』『ホームランド』)はドイツ語で、イラン生まれのゴルシフテ・ファラハニ(『タイラー・レイクー命の奪還』『パターソン』『彼女が消えた浜辺』)はフランス語で、作家のマリーカ・ルーカス・リーネヴァルド(2020年、『The Discomfort of Evening』で国際ブッカー賞受賞受賞者)はオランダ語で、マリア・バルベルデ(「汚れなき情事』『エクソダス:神と王』『約束の馬』)はスペイン語でナレーションを担当。そして新たな英語バージョンのナレーションを手がけるのは、BBCラジオ3の放送でも登場予定の、オリヴィエ賞受賞女優、シーラ・アティムだ。
 
マックスとユリアは今回の企画について、こうコメントする。
 
「こうして再び『Voices』を届ける機会を得られたのは、とても嬉しいことです。この実に奇妙で不安な時代、いつにも増して重要なのは、音楽を鳴り続かせ、世界人権宣言の精神を生き続かせることです。『Voices』をプレミア公開した2月と今とでは、世界は大きく変わってしまいました。そんな違和感と不安が渦巻く時代、パンデミックにも関わらず、世界人権デーを記念した新たな作品をリリースできることは私たちにとっての大いなる喜びです」
 

© Mike Terry
 
さらにマックスは、「世界人権宣言をどう形にしようかと考え始めた時、1949年にエレノア・ルーズベルトがその前文を読んだ録音をたまたま見つけました。彼女は世界人権宣言を起草した一人であり、彼女からスタートすることが重要でした。一方でナレーターからは若々しさと可能性がもたらされます。というのも、世界人権宣言が謳っているのはまさに未来のこと。僕らがまだ作り得ていない世界のことだからです。過去を書き換えることは出来ませんが、未来はまだ書かれておらず、世界人権宣言は僕らが選びさえすれば、手が届くより良い世界への明るい展望を示してくれるのです。『Voices』はそんなインスピレーション溢れる基本原則と再び繋がるための音楽的空間だと言えるでしょう」と語っている。
 
マックス・リヒターの最新作『Voices』の日本盤は9月に発売され、すでに大きな話題となっている。
 
 



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