2016-11-30
ソランジュ、“ビヨンセの妹”の殻を破った新作の国内盤発売

シンガーソングライター、モデル、女優として活躍するソランジュの8年ぶりのニューアルバム『A Seat At The Table』の国内盤がリリースされた。

9月30日に世界同時デジタルリリースされた今作は、米iTunesチャートで1位を獲得したほか、各国のデジタルチャートを席巻した。

また、全米ビルボード総合アルバム・チャートで初めて1位を獲得し、姉のビヨンセと共に、史上初めて同チャートを制覇した姉妹となった。その他に全米ナンバー1アルバムを保持するきょうだいは、故マイケル・ジャクソンさんと妹のジャネット・ジャクソン、ラッパーのマスター・Pと弟で同じくラッパーのシルク・ザ・ショッカーのみだという。

アルバム制作には4年の月日が費やされ、ソランジュは全ての作曲やアレンジを手掛けた。プロデューサーにR&Bシーンの才人ラファエル・サディークを迎え、ゲストアーティストにはア・トライブ・コールド・クエストのQティップ、ラッパーのリル・ウェイン、元デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランド、ロンドン出身の気鋭のシンガーソングライター、サンファら、旬のアーティストが名を連ねた。

コンセプトは“Empowerment/女性の社会的地位の向上”、“Independence/自立”、“Grief&Healing/悲しみと癒し”で、ソランジュの強い意志が込められた作品に仕上がっている。両親へのトリビュート作品でもあるといい、「あらゆる痛み、トラウマ、そして貧しい2人の若い黒人という状況を生き抜きながらも、大きな夢を持ち、その夢を実現した人間を両親として持つことができて、私はとても恵まれていると思うの」とソランジュは語っている。

「このアルバムについて思いを巡らすと、母が家のガレージで美容院を始めたこと、そこから25人もの従業員を抱える会社に成長するまでに、母が費やした途方もない時間、そして、ヒューストンで最も有名で成功した美容院になったことが思い浮ぶの。父がとても貧しい環境で育ちながらも大きな夢を持ち、自宅にあった空き事務所をレコードレーベルとマネージメント会社へと変貌させたことも」と彼女は加えた。

私生活では17歳で結婚と出産、その後、離婚と再婚を経験したほか、常に“スーパー・スターの妹”という重圧を背負ってきた。デビューから14年の時を経て、我が道を突き進む中でついに首位を獲得。“ビヨンセの妹”という肩書きが不要となったソランジュが新境地を切り開いた、2016年を語る上で欠かせない名盤が完成した。

海外ではアリシア・キーズ、カルヴィン・ハリス、ケンドリック・ラマー、プロアメリカンフットボール選手のチャド・ジョンソン、女優のケリー・ワシントン、ダイアナ・ロスの娘で女優のトレーシー・エリス・ロスら、多数の著名人が今作を絶賛した。日本でもCharaがソランジュについて、「新色の口紅みたいな、フェミニンで上質な、いい女」とコメントしている。

アルバムからは「Cranes In The Sky」と「Don’t Touch My Hair feat. Sampha」のミュージックビデオが公開されている。ソランジュ自身と夫でビヨンセやジェイZ、ケイティ・ペリーら多くのアーティストの作品を手掛けてきたアラン・ファーガソンによる共作だ。

MTV NEWS