2016-11-17
フランク・オーシャン、グラミー受賞資格を放棄した理由


Photo: Kevin Mazur/WireImage
フランク・オーシャンが、セカンドアルバム『Blonde』とビジュアルアルバム『Endless』をグラミー賞選考の候補作品として提出しなかった理由を明かした。

『Blonde』と『Endless』は今年8月にリリースされた。今年度のグラミー賞の選考対象は今年9月30日までにリリースされた作品で、どちらもその基準を満たしている。だが、選考の候補作品として提出されなかったため、オーシャンに受賞資格はない。

米「ニューヨーク・タイムズ」紙による2013年以来となったインタビューの中で、「あの団体には、確かにノスタルジックな重要性がある。ただ、僕と同じような境遇の人々のことは、きちんと代弁していないようだ」とグラミー賞を主催するナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス(以下、NARAS)について語った。

NARASに対する疑問を口にしたのは、オーシャンが初めてではない。今回の彼の決断を支持しているカニエ・ウェストは2015年、ビヨンセではなくベックが最優秀アルバム賞を受賞したことについて、不満をあらわにしていた。

オーシャンは今回のインタビューの中で、自身が生まれてから今まで、最優秀アルバム賞を受賞した黒人アーティストが数人しかいなかったことを指摘している。

「授賞やノミネーション、審査のシステムの基盤が時代遅れなんだと思う」と述べたオーシャンは、人種的不平等と警察による黒人への暴力に抗議するため、試合前の国歌斉唱を行わなかったプロフットボール選手の名前を挙げた。

「僕は客席に座るよりも、これをグラミー賞に対する僕なりのコリン・キャパニック的な機会にしたいと思うんだ」と彼は述べた。

オーシャンのデビューアルバム『Channel Orange』は2013年のグラミー賞で5部門にノミネートされ、2部門を受賞した。『Blonde』と『Endless』も高い評価を受けており、グラミー賞候補となることが期待されていた。

MTV NEWS