2016-08-08
ノラ・ジョーンズ、新作リリース&来日決定

ノラ・ジョーンズが、待望のニューアルバム『Day Breaks』を10月5日にリリースすることが決定した。

ノラは2014年、所属レーベルBlue Noteの75周年を祝うイベントで、マッコイ・タイナー、ウェイン・ショーター、ドクター・ロニー・スミス、ロバート・グラスパーといった新旧のジャズ界のスターたちと共演した。この経験にインスパイアされ、「こんなアルバムを作れたなら、というようなジャズのアルバムを聴いていた」のだとか。

新作ではルーツであるジャズに回帰しており、グラミー賞8部門を受賞したデビューアルバム『Come Away With Me』を想起させるサウンドが詰まっている。前作まではエレキギターを主に演奏していたノラだが、今作では彼女ならではのピアノが12曲全編を彩った。

「最初のアルバムを発表してから、間違いなくピアノから離れてしまった。弾いたりはしていたけれど、ギターで書きたいっていうのがあったの。これらの曲をピアノで書き始めると、すぐにピアノで演奏されるべきだっていうことが明白だった。ギター向けの曲じゃなかったのよね。このアルバムでピアノを演奏するのは本当に楽しかった」と振り返っている。

前作『Little Broken Heart』からの4年間には、プライベートで大きな変化があった。ノラは2014年に第1子の男児、2016年に第2子を出産している(第2子の性別や父親の名前は公表されていない)。ゆったりとしたピアノとボーカルやリラックスしたアルバムの世界観に、母親になった幸福感が影響しているのは間違いないだろう。

また、子育てをする生活の中で、ピアノを弾く機会も自然と増えたようだ。「私は家でのんびり過ごしてから出産したの。そんなことで真夜中に起きていたりすると、いろいろなことが頭をよぎったりして、授乳しながら、それをなんとか録音してみたりしたの。けっこうピアノを演奏することが多くなったわ。台所にピアノがあることもあって、そこから1年、真夜中のキッチンピアノで曲をまた書き始めたの。このアルバムはそのような形で、私の頭の中でひとつにまとまっていったのよ」とノラは語っている。

プロデュースはA&Rとしてノラをデビュー当時から手掛け、ホセ・ジェイムス、ロバート・グラスパーと契約し、現在のBlue Noteの潮流を作ったイーライ・ウルフとノラ自身が共同で行った。レコーディングにはジャズ界の巨匠が多数参加。サックスのウェイン・ショーターやオルガンのドクター・ロニー・スミスといった伝説的なプレイヤーをはじめ、ノラのデビュー作から参加しているドラマーのブライアン・ブレイドらが名を連ねた。

アルバムには恋愛から社会的/政治的テーマまでを描いたオリジナル9曲と、ホレス・シルヴァー(「Peace」)、デューク・エリントン(「African Flower “Fleurette Africaine”(邦題:アフリカの花)」)、そしてニール・ヤング(「Don’t Be Denied」)のカバー曲が収録された。ジャズルーツに戻りながらも、カントリー、フォーク、ロック、ソウル、ジャズという、アメリカ音楽のさまざまな要素を一つに編み込みながら、37歳現在の「成熟したノラ・ジョーンズの音楽」を力強く提示している。

日本盤のブックレットに掲載される歌詞の和訳は、小説「乳と卵」で芥川賞を受賞したほか、数多くの受賞歴を誇る女性小説家の川上未映子が担当した。

8月5日にはリードシングル「Carry On」の先行ダウンロード配信がスタートした。デビューアルバムのタイトル曲「Come Away With Me」を想起させる、ゆったりとしたジャジーなナンバーで、ジャズに回帰した新作を象徴している。

アルバムの発売を記念して、9月に4年ぶりのプロモーション来日が決定した。9月7日には都内でスペシャルショーケースが開催される。アルバムの購入予約をした人を対象に、抽選で招待される予定だ。詳細は日本公式サイトまで。

MTV NEWS