2013-08-16
ザ・フーのピート・タウンゼント、ワン・ダイレクションの盗作報道を一蹴


Photo: Rick Diamond/Getty Images
ワン・ダイレクションの新曲「Best Song Ever」は、ザ・フーの「Baba O'Riley」(1971)の盗作であると主張した音楽サイトの記事を受けて、世界中のダイレクショナー(ワン・ダイレクションのファン)がインターネット上で抗議活動を展開する中、事態を収束してくれる救世主が現れた。

ClickMusic.comは先月、「Best Song Ever」について、「1Dの制作陣は再び盗作に頼ったようだ。何も知らないファンのために、ザ・フーの「Baba O'Riley」を消毒し、パッケージし直している」と一蹴。著作権侵害を通報するよう読者に呼びかけていた。

記事を読んで、ザ・フーが法的措置をとるのではないかと恐れたダイレクショナーたちは、ツイッターに「#donttouchbestsongever(=「Best Song Ever」を触らないで)」というハッシュタグを付けることで、同サイトの主張に抗議している。

この事態を収束したのは、他の誰でもないザ・フーのメンバー、ピート・タウンゼント。「Best Song Ever」は盗作だという主張に対し、次のようなコメントを発表した。

「ノー!俺はあのシングルが好きだ。ワン・ダイレクションが好きなんだ。俺が使ったコードと彼らが使ったコードは、3つの同じコードだ。それはバディ・ホリーやエディ・コクラン、チャック・ベリーが、必ずしも派手なコードが素晴らしい音楽を意味するわけではないと証明して以来、俺たちみんながベーシックなポップ・ミュージックで使ってきたコードなんだ。俺は今だって、「Baba O'Riley」のような曲を書いている――または、書こうとしているんだ!」

「それは俺の人生の一部であり、ポップという系統の一部だ。100万人のファンを誇るワン・ダイレクションが、少しでもザ・フーの影響を受けたのだとしたら、幸せな気分だよ。ただ、彼らが(かつての自分たちのような)つなぎ服やドクターマーチンやユニオン・ジャックのジャケットを着ていないことには、ホッとしている」

「おかしなことに、今年はカナダでザ・ゲス・フーの元リーダー、ランディ・バックマンに会ったのだが、彼は「Baba O'Riley」を「You Ain't Seen Nothing Yet」(註:バックマンのバンド、バックマン・ターナー・オーバードライブの楽曲)でコピーしただけでなく、バンド名もザ・フーから取ったのだと教えてくれた。そういったトリビュートをうれしく思わないわけがないだろう?」

「Best Song Ever」のプロデューサー、ジュリアン・バネッタは先月、MTV Newsに対し、「僕らはある時点で、「Best Song Ever」のシンセとピアノを含むイントロが、(「Baba O'Riley」と)同じタイプだと気付いた。でも、知的財産を盗むようなことはないよう、細心の注意を払った」と語っていた。

ワン・ダイレクションの楽曲が盗作を疑われるのは、今回が初めてではない。2012年には「Young」という楽曲が、ザ・クラッシュの「Should I Stay or Should I Go」と比較されていた。

MTV News