2012-01-23
ニール・ヤング、最近の音楽の音質に「腹が立つ」


Photo: Frazer Harrison/Getty Images
ジョナサン・デミ監督の新作ドキュメンタリー「Neil Young Journeys」のプロモーションのため、米ユタ州にて開催中のインディペンデント映画祭「スラムダンス映画祭」に参加した伝説的フォーク・ロッカー、ニール・ヤングがMTV Newsの取材に応じ、昨今の音楽の音質に懸念を抱いていることを明らかにした。

「最近の音楽の音質には少々困っているんだ。俺は気に入らない。とにかく腹が立つ。これは音楽自体の質の問題ではない。俺たちは21世紀に生きているというのに、音質は史上最悪だ。78(RPM=レコードの毎分回転数)よりもひどい。天才はどこにいるんだ? 一体何が起きた?」と語ったヤングは、MP3にはマスター音源の5パーセントのデータしかフィーチャーされていないと訴えた。

「もし君がアーティストで、何かを作ったとして、マスター音源は100パーセント素晴らしいものなのに、購買者にはその5パーセントしか届けられないとしたら、良い気がするか?」と彼は訊ねた。「アーティストたちには、その点を指摘したい。ああだから、最近の人の音楽の聴き方が変わってきたんだ。低音とビートが全てを動かしているとされている。最近の音源のせいで、他には何も聴こえないからだ。良質な温かみや深みは失われてしまった」

上位1パーセントの富裕層の収入が増加することを問題視し、「私たちは99パーセント」をスローガンに政界や経済界に対して行われている抗議活動「ウォール街を占拠せよ」を引き合いに出したヤングは、「音楽を占拠せよ、っていう感じだよ。今の俺たちは5パーセントだ。昔は100パーセントだったというのに!」と、音楽シーンの現状を危ぶんでいる。

「マムフォード・アンド・サンズとマイ・モーニング・ジャケットは素晴らしいバンドだ」とヤングは述べた。「2組とも大好きだし、よく知っている。そう発言できて気分がいいよ」

MTV News