何ヶ月にも渡る憶測を経て、ヴァンパイア・ウィークエンドのアルバム『Contra』のジャケット写真に写っている女性の正体が明らかになった。だが、バンドのメンバーは知られたくなかったかもしれない。
14日、『Contra』のジャケットに使用された写真に写っているポロシャツを着た女性、アン・キルスティン・ケニスさんが、ヴァンパイア・ウィークエンドとカメラマンのトッド・ブロディを相手取り、ロサンゼルス上級裁判所に訴訟を申し立てた。
問題とされているのは、ヴァンパイア・ウィークエンドがブロディから入手した写真の使用許諾書。ケニスさんは、この許諾書にある自身の署名は偽造されたものだとして、その正当性を確認しなかったことを理由に、バンドとカメラマンに200万ドルを要求している。ケニスさんは1983年に撮影されたこの写真が『Contra』のアルバムジャケットに使用されたことを、昨年の11月にバンドがプロモーション活動を始めるまで知らなかったという。
15日、ロサンゼルス上級裁判所の関係者はMTV Newsに対し、報道が事実であることを認めた。ヴァンパイア・ウィークエンドの所属レーベルは、今回の件についてノーコメントとしている。
『Contra』は今年1月に全米リリースされ、ビルボード総合アルバム・チャートで首位デビューを飾った。バンドは昨年10月、MTV Newsにアルバムについて語っていたが、ジャケットについては「彼女には会ったことがないし、知らない人なんだ」と笑っていた。
「写真については、特に詳しくないんだ。1983年に撮影されたものだよ。前作のジャケット写真は2006年に撮影されたものなんだけど、どちらも同じ世界感を持っていると思う」とフロントマンのエズラ・クーニグは述べた。
「この写真を見たとき、とても印象的だった。髪の色やポロシャツが問題なのではなくて、彼女の表情が興味深いんだ」。
ヴァンパイア・ウィークエンドは新潟県・苗場スキー場にて開催される「FUJI ROCK FESTIVAL ‘10」に出演。最終日の8月1日に、メイン・ステージにあたるGREEN STAGEに出演する。
MTV News