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MGMTは典型的なセカンド・アルバムを作るつもりではなかった。だが、4月7日に日本先行リリースとなる『Congratulations』は、まわりにまわって、まさに典型的なセカンド・アルバムとなった。野心的で、紛れもなく妄想的であり、「Kids」のヒットから得たファン層を振り払おうと一生懸命な楽曲がたくさん詰まった同作は、名声と期待という2つの亡霊に直面し、にらみ倒した挙句、「くそくらえ、サーフィンしようぜ」と言い放った、若手バンドによる最終生産物なのだ。
それはもちろん、彼らの計画通りなのだが。
「アルバムは全体的に、歌詞も音楽的にも、名声と成功への反応がテーマだよ。そうはしないと言っていたんだけど、その後、それは不可能だと気付いた。だって、そのときの思考から生じることを曲に書いていたんだからね」とMGMTのアンドリュー・ヴァンウィンガーデンはMTV Newsに伝えた。
「そのとき頭の中にあったのは、1年半に渡るツアーの後の混沌だった。僕らは竜巻のような混沌の中にいたから、何をすればよいかよくわからなくて、結果的に、そのことについての曲を書いていたんだ」。
たとえばタイトル・トラックについて、ヴァンウィンガーデンは「成功のもたらすネガティブな影響についての曲折」がテーマだと説明。そして、とても奇妙な「Lady Dada's Nightmare」は「レディー・ガガとセックスすることについて」なのだと笑う。
『Congratulations』は、とても目まぐるしいトリップだ。シベリアでのサーフィンや、ブライアン・イーノへの叙情歌、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Who Loves the Sun」に非常によく似たファースト・シングル「Flash Delerium」など、12分尺の楽曲が収録されている。消化すべきものは満載で、だからこそ、バンドは一連のシングルとしてではなく、1枚のアルバムとしてファンに聴いてもらいたいと考えている。
「シングルをリリースしないとは言っていないよ。このアルバムにはファースト・アルバムのような、とっつきやすいキャッチーなダンス・ソングはほとんど入っていない、と言ったんだ…自分が何であんなことを言ったかもわからないよ」とヴァンウィンガーデンはため息をついた。
「でも、僕らはまず全部通しで聴いてもらうことが1番良いと感じたんだ。とはいえ、結局シングルはリリースしたんだよ。「Flash Delerium」さ」。
『Congratulations』から1曲だけ抜き取ることは難しかったかもしれないが、「Flash Delerium」はファースト・シングルとして最適だ。同曲はMGMTが辛い時期を乗り越え、良くも悪くも以前とは違うバンドとして生まれ変わったことを警告している。そして、それはまさにメンバーの計画通りなのだという。
「この曲はアルバムの中でも、うーん、最も支離滅裂な曲さ。カオスなんだよ。頭がおかしくなって、完全に圧倒された気分になり、全てが崩壊していくことを歌った曲なんだ」とヴァンウィンガーデンは笑った。
「みんなの反応を見ると笑えるよ。好き嫌いがはっきりするタイプの曲だからね。僕らはただ色々つなぎ合わせて、狂気のようなものを作りたかった。心地よい要素はまったくないよ」。
「被害妄想にとらわれていた時期があったんだ。周りにいるたくさんの人から色々言われて、すごく悪いことをしていてもわからないような状況さ」と彼は続けた。
「多くのアーティストが本当にひどいアルバムを作るのは、そのせいなんじゃないかな。みんなにすごく良いって言われちゃうから…だから僕らも、ニュー・アルバムがクソなのかそうじゃないのかわかっていないんだ」。
MGMTのニュー・アルバム『Congratulations』は4月7日に日本先行発売予定。■
MTV News