2010-02-16

『THIS IS IT』の女性ギタリスト、オリアンティに直撃


Photo: MTV News
マイケル・ジャクソンのギタリストとして一躍注目を浴びた女性アーティスト、オリアンティが、デビュー・アルバムを引っさげて来日。MTV Newsの取材に応じた。

オーストラリア出身のオリアンティは、現在25歳。ギタリストを父親に持ち、3歳からクラシックギターを弾き始め、11歳でサンタナのライブに魅了されてエレキギターに転向したという経歴の持ち主だ。

制作に3年の月日を費やしたというデビュー・アルバム『Believe』は、ハワード・ベンソンがプロデュースした「80年代の要素があるロック/ポップ・アルバム」。ギタリストとしてはもちろん、シンガーとしてのオリアンティの魅力が楽しめる1枚だ。「15歳の頃からカヴァー・バンドをやっていたの。歌はちょっと恥ずかしかった。でも、ギターが私の安全毛布なのよ」と語った彼女は、ギターの演奏に負けないパワフルなボーカルを披露している。

昨年6月に急逝したマイケル・ジャクソンの最後のリハーサルに密着したドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』で、ギタリストとして一躍注目を集めた。バックバンドに加入することになったきっかけは、昨年のグラミー賞授賞式にて、キャリー・アンダーウッドのバックで演奏したことだったという。

「グラミー賞の演奏を観たミュージカル・ディレクターのマイク・ベアデンから、MySpaceを通じてメールをもらったの」とオリアンティは明かした。「「Beat It」と「Dirty Diana」と「Wanna Be Startin' Something」を覚えてほしいって。私はその3曲を練習して、すごく緊張して行ったわ」。

「マイク・ベアデンの前で演奏していたら、マイケル・ジャクソンが入ってきた」と彼女は続けた。「あの夜、彼はカウチに座って、私をじっと見ていた。その場で「Beat It」を一緒にやったの。私は自分のギターにしがみついて、神様に"ちゃんとできますように"って、お祈りしていた。彼はその夜に私を雇ってくれたわ。信じられないような瞬間だった」。

キング・オブ・ポップとの共演から「多くを学んだ」と語るオリアンティは、マイケルについて「音楽の天才だし、素晴らしいダンサーよ。それに、すごく良い人なの。とても励ましてくれて、親切で、冗談が好きだった」と懐かしそうに語った。彼に教えられた最大のことは、「遠慮しないこと」だったという。

「私はステージでは内向的なの。ギタリストとして、常に下を向いて、手元を見がちなのよ」とオリアンティ。「でも、彼は私にステージで起こっている全てを把握してほしがったし、もっと顔を上げて、歩き回ってほしいって言われたわ。エネルギーを発散するように、ってね。ギタリストとしても、パフォーマーとしても、彼のおかげで間違いなくステップアップできた」。

デビュー・アルバムには、マイケルに捧げた「God Only Knows」という楽曲も収録されている。オリアンティはこの切ないバラードで、マイケルに「さようならを言えなかった」と歌っている。

「『みんなに神のご加護を』って言ってくれたのが、彼を見た最後の瞬間だったと思うわ。毎晩、私達みんなにそう言ってくれたの」と彼女は明かした。「私は彼の大ファンだったから、一緒に仕事をするなんて最高だった。毎回マイケルが部屋に入ってくるたびに緊張していたの。誰もが興奮していた。素晴らしい空気感だったわ」。

オリアンティいわく「ポジティブでみんなを力づける作品」というデビュー・アルバム『Believe』は、絶賛発売中。オリアンティは先日発表されたハイチ救援のためのチャリティー・シングル「We Are the World: 25 for Haiti」にも参加している。■
MTV News

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