2009-11-11
ヴァンパイア・ウィークエンド、新作タイトルはコナミに感謝!?


Photo: FRANCOIS GUILLOT/AFP/Getty Images
ニュー・アルバムに『Contra』と名づけようと決めたとき、ヴァンパイア・ウィークエンドは反響を予測していた。「上、上、下、下、左、右、左、右、B、A」といった類の反響だ。

「僕は1984年生まれ。アルバムに『Contra』と名づけて、テレビゲームを想像しないわけがないよ」とフロントマンのエズラ・クーニグは述べた。「自分にとっては、明確な関連性はないんだ。"コントラ"という言葉のルーツに魅了されたんだと思う。その言葉の持つ、様々な意味あいを考えてね」。

「もちろん、"うわ、僕の世代の誰もが'コントラ'と聞くとテレビゲーム(邦題:魂斗羅)を思い出して、親の世代の誰もがニカラグアの反革命民兵(註:1980年代に米政府が資金提供した)を思い出すんだろうな"って考えた瞬間はあったよ」とクーニグは続けた。

「これ以上ないくらい、異なる意味だよね。1つは物凄くシリアスで、ちょっとイカれていて。レーガン(元米大統領)が金を注いでいてさ。もう一方はテレビゲームなんて、すごく変だよ。それにあのゲームは80年代に出てきたんだよ。なんでコントラって名づけたんだろうね。とるに足りないのかもしれないけど、変な名前だよ」。

『Contra』はコナミのゲーム・タイトルというだけではなく、アルバムのコンセプトでもある。それはアルバムに収録される11曲に通ずるものであり、クーニグと残りのメンバーが、ブレイクしてからどのようにメディアに描かれてきたかにも、少なからず関係している。

「バンドとしての僕らのアイデンティティーと関係していると思うよ。急に記事に書かれたり、話題にされたりする状況に置かれると、多くの人がいろんなデタラメに自分を当てはめようとするんだ」とクーニグは語った。「こういうシャツを着ているから、とか、こういう家庭で育ったから、とか言おうとする。曲に使っている言葉1つで、政治的信念を決められたりしてね」。

「だから僕らは反対のアイディアについて、いかに型にはめようとするかについて、考えたんだ。僕らみんながすることだよね。評論家対バンドとか、政治家とかいうだけではなく、私生活でもやっていることだよ」と彼は続けた。

「そういう考え方をするのは、とても簡単なことなんだ。人生における多くの場合に、すごく基本的な選択肢を強いられていると思う。それは理想的な世界の見方ではないのにね」。

ブルックリンのスタジオで制作された『Contra』は、来年1月まで発表されない。古いテレビゲームについての質問をさばく時間は、しばらく続きそうだ。

「今となっては、かなり可笑しいんだけど」とクーニグは明かした。「でも、認めなきゃな。実はオリジナル版の"コントラ"では、あまり遊ばなかったんだ。僕はどちらかというと、スーパー・ファミコンの"コントラ3"派だったのさ」。

ヴァンパイア・ウィークエンドは11月17日に東京・代官山UNITにて来日公演を行う。■

James Montgomery, MTV News