「人に優しく」というモットーを掲げ、これまで数々の著名人や世間で話題を呼ぶ一般人をゲストに迎えて人気トーク番組『エレンの部屋』を築いてきたエレン・デジェネレス。今月中旬、番組の元スタッフが「撮影現場はとても不健全だった」と悪評を唱えたことを受け、『エレンの部屋』は内部調査を受けることとなった。
同番組は、撮影の観覧に来たお客さんに対し「生活の手助けとなる様に」という名目で大金を配ったり、ちょっと高価な家電などをプレゼントしたりと、その大盤振る舞いっぷりが人気の秘訣となっていた。しかし、番組の元スタッフは今月、同番組の実態について
BuzzFeed Newsに対し次のように明かしたのだった。
「あの"人に優しく"とかいうモットーはデタラメで、実践されるのはカメラが回ってる時だけ。番組のためのただの演出」「確かに番組内では人々にお金を配って助けてあげてるけど、実態はそうじゃない」
またこの他にも、同番組の現場で働いていた元スタッフの数人は、病気で休職した後や家族の葬式のために忌引休暇を取った後に、仕事をクビになったと暴露。更にこの内ある女性は、自身の人種について差別的な発言を浴びせられ続け、嫌気がさした結果仕事を辞めたと明かしたのだった。
こうした告発を受け、ワーナーメディアは番組の内部調査をする決定を下した。調査には、ワーナーメディアと第三者機関があたり、現在も番組制作に携わっているスタッフはもちろんのこと、過去に同番組で仕事をしていた元スタッフに対しても、番組で体験したことについて尋問していくという。
