ヴィクトリア・シークレットが、トランスジェンダーでブラジル人のモデル=ヴァレンティーナ・サンパイオとの契約を交わしたようだ。同ブランドにとってこれは、初めてトランスジェンダーのモデルを起用する例となる。
3日、ヴァレンティ―ナはインスタグラム上にヒントを投下。ヴィクトリア・シークレットの撮影の舞台裏を動画で紹介していたのだ。
ヴァレンティーナとの契約は、昨年問題になったヴィクトリアズ・シークレットの親会社「エル・ブランズ」CMOのエドワード・ラザークの発言がきっかけとなっていることは間違いない。
エドワードはVogueのインタビューにて、多様なモデルの起用はないのかと質問された際、「それは、"どうしてそうしないのですか"と言われてるようなものですよね?性転換をしたモデルをショーに出すべきか?いや、答えはノーだ。そうすべきでないと私は思ってる」「(プラスサイズやトランスジェンダーのモデル起用は)必要ない。なぜなら私たちのショーはファンタジーだから」と答えて大炎上。その年の「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー」のオンエアを見ないよう呼びかける、ボイコット運動まで起こった。
この騒動を受けヴィクトリアズ・シークレットは、契約を結ぶモデルの選び方を見直し始めたようで、先日は、1995年から毎年開催されていた「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー」が
今年は開催されないと、常連のモデル=シャニーナ・シャイクが暴露。
今年5月には、エル・ブランズCEOであるレスリー・ウェクスナーが、ニューヨーク・タイムズに対し「(ブランドは)今後、より進化を遂げ成長するためにも変わっていかなくてはいけない」と語っていた。