2012-02-01
『ドラゴン・タトゥーの女』がデヴィッド・フィンチャー監督と来日!

スウェーデン発の世界的大ベストセラー小説を原作にした映画『ドラゴン・タトゥーの女』が、いよいよ今月日本に上陸する。1月31日、監督のデヴィッド・フィンチャーと主演女優のルーニー・マーラが都内で来日記者会見に応じ、撮影の裏話や見どころを語った。

『セブン』や『ソーシャル・ネットワーク』など数々の名作を生み出した鬼才デヴィッド・フィンチャーにとって、今回は3度目の来日。一方のマーラはこれが初来日とあり終始緊張した面持ちだったが、日本の感想を聞かれると、「とにかく来日できただけでワクワクしています」と笑顔を見せた。

映画の原作は2005年に刊行されたスウェーデン人ジャーナリスト、スティーグ・ラーソン(出版の前年に50歳の若さで死去)によるミステリー小説「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」。スウェーデン有数の財閥一家の大富豪から、40年前に失踪した少女の捜索依頼を受けた社会派ジャーナリスト、ミカエル(ダニエル・クレイグ)が、背中に龍の入れ墨(ドラゴン・タトゥー)を入れたアウトローな天才ハッカー、リスベット(マーラ)と共に猟奇事件の真実に迫る。

世界46ヶ国で6500万部を超えるベストセラーとなった同作は、2009年にスウェーデンで映画化され、世界中で大ヒットを記録した。だが、フィンチャー監督がスウェーデン版の映画を意識することはなかったようだ。

「正直な話、スウェーデン版は1度しか観たことがない」とフィンチャーは明かした。「今作では原作の小説に集中して、本を読んだときに自分がロケーションや登場人物に対して抱いた思いを忠実に映像化することを心がけた。だからスウェーデン版の映画と演技等の面でどうやって差別化するかということは、当初から考えていなかった」

フィンチャー監督の前作『ソーシャル・ネットワーク』では、主人公マーク・ザッカーバーグの元恋人役を演じたマーラ。今作では全世界に熱狂的なファンを抱えるリスベットに変身すべく、髪を刈り上げて黒く染め、眉毛をブリーチし、ボディピアスをして、痩せ細った体で撮影に挑んだ。その気迫あふれる演技が認められ、現地時間の26日にハリウッドで開催される第84回アカデミー賞では主演女優賞にノミネートされている。

「原作の3部作を全て読んで、多くの読者と同様に私もこのキャラクターが大好きになったの。彼女のことをすごく理解できたような気がしたし、このキャラクターにどのように命を吹き込むべきかを考えたときに、自分にはそれが分かったと思えた」とマーラは振り返った。

「ほとんどの人が人生のある時点で誤解されたり、のけ者にされたりといった経験をしたことがあると思う。私はそういった部分で彼女に共感したの。それに若い女優にとってこういった役は滅多に出会えるものではないから、大きなチャンスだと思って、ぜひ演じたいと思ったわ」

主人公のミカエル役を演じたのは、ジェームズ・ボンド役でおなじみのダニエル・クレイグ。「ミカエルは絶対に彼に演じてもらいたかった」と明かした監督は、「この役に求めていた全ての要素を網羅していた彼は完璧だった」と満足げだった。

原作の小説は3部作。最後に続編の製作について聞かれたフィンチャー監督は、「残り2作品を製作するかどうか決める前に、たくさんの人に今作を見てもらわなければ。すごく大勢の人にね!」と強調し、会場を笑わせた。

『ドラゴン・タトゥーの女』は2月10日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。26日に発表される第84回アカデミー賞では5部門にノミネートされている。来日記者会見の一問一答はMTV News Blogでチェック。

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