アメリカでは3月に公開され、空前の大ヒットを記録している話題作『アリス・イン・ワンダーランド』。ティム・バートン監督と主演のジョニー・デップが緊急来日し、22日に都内で記者会見を行った。
映画はルイス・キャロルによる不朽の名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の"その後"を描いた物語。19歳に成長した主人公アリスが、再びうさぎを追いかけて穴に落ち、"アンダーランド"と呼ばれるワンダーランドに迷い込む。残忍な赤の女王の恐怖政治の下に置かれたアンダーランドの救世主として、アリスはその運命を掛けた戦いに巻き込まれていく…。
主人公のアリスを19歳に設定したことについてバートンは、「人生には過渡期があると思う。19歳というのは、そういう年齢のように思える」と説明した。
「自分が19歳だった頃を覚えているけれど、子供と大人の中間で、たくさんの悩みを抱えていた。社会になじめないような気がして、周りの人にもなじめないような気がしてね。自分の中のうさぎの穴を掘って、自分探しをする頃なんだよ」。
劇中でマッドハッター(帽子屋)を演じたジョニーは、自身も帽子好きなだけあり、「俺にとって帽子屋役は、決してかけ離れた役ではなかった」と笑った。
今作では、『チョコレート工場の秘密』のウィリー・ウォンカ顔負けの奇抜なメイクアップも話題だ。これについてジョニーは「キャラクターの顔に隠れることで、自分の一部をある意味、より出しやすくなるんだ。俳優として最大の責任は、観客のために毎回違ったことをすること。観客を退屈させないことが大きな責任なんだ」と語った。映画を観た自身の子供たちには、「クレイジーだって言われた」のだとか。
1990年公開の『シザーハンズ』以来、ティムとジョニーのコラボレーションは8作目を数えた。だが、ティムいわく「実は衝突したことは1度もない」とのこと。「いつも意見が一致するし、似たようなセンスも持っている。それに、ものづくりとは旅だからね。お互いにそれぞれやってみたいことがあっても、フィルムだから試せるんだ。それで合意点を見つけるのさ」。
「これまで一緒に作った映画で、意見が合わないことはなかった。奇妙なことにね。脚本のメモ書きまで、どういうわけかほぼ全く同じだったんだ。そういう意味ではすごくラッキーだった」とジョニーは加えた。
また、バートンは今作を引き受けた大きな理由として、3D作品であることを挙げている。「ディズニーに"3Dでアリスを"と言われたとき、素材と媒体が完璧にマッチすると思った」とのことで、「俺にとっては最高のツールだよ。映画の中に観る者を導く手段になるし、特にワンダーランドは調子の狂った場所だから、全く別のキャラクターになるんだ。色やサウンドが3Dでとてもエキサイティングになる。すごく気に入ったし、またぜひやりたいと思う」と絶賛している。
常に奇想天外な世界を創り上げてきた2人だが、「ワンダーランドに迷い込んだら?」という質問に対しては、「ずっとそこに居るよ」(ジョニー)「もう2年もそこに居たから、そろそろ帰りたいよ」(ティム)と、対照的な返事をしていた。
映画『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)に日本上陸予定。明日3月24日(水)初回放送のMTV Newsでは、ティム・バートンとジョニー・デップの来日記者会見や、都内で行われたファンイベントの模様を放送する。お見逃しなく!■
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