2010-03-08

アカデミー賞 『ハート・ロッカー』が6冠!


Photo: GABRIEL BOUYS/AFP/Getty Images
現地時間7日夜、第82回アカデミー賞授賞式がハリウッドのコダック・シアターにて開催され、9部門にノミネートされていた『ハート・ロッカー』が最優秀作品賞を含む6部門を受賞した。

イラク戦争の危険物処理班を描いた『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督(写真)は、女性としては史上初めて最優秀監督賞に輝いた。同作は他にも編集賞、音響編集賞、録音賞、脚本賞を獲得し、主要部門から『アバター』を追い払った。

登壇したビグロー監督は、「毎日イラクやアフガニスタンをはじめとする世界中で命を懸けている、軍の女性や男性にこの賞を捧げます。無事に帰宅することを祈っています」と述べた。

ビグロー監督と"元夫婦対決"が話題になっていたジェームズ・キャメロン監督の『アバター』は、ノミネートされていた9部門中、撮影賞、視覚効果賞、美術賞の3部門を受賞した。

最優秀主演男優賞を受賞したのは、「Crazy Heart」で年老いたカントリー歌手に扮したジェフ・ブリッジス。5度目のノミネーションで初受賞となったブリッジスは、「こんなにグルーヴィーな仕事をさせてくれたお袋と親父、ありがとう」と、今は亡き両親に語りかけた。

実話に基づいた感動作『しあわせの隠れ場所』で、ホームレスの黒人少年を養子にする裕福な白人女性を演じたサンドラ・ブロックは、初めてのノミネーションにして初受賞。16回目のノミネートとなったベテラン、メリル・ストリープからオスカー像を勝ち取った。

「本当にもらっていいの?それともみんなをがっかりさせちゃったかしら?」と受賞スピーチを始めたブロックは、「それがどこから来た子であろうと、自分の赤ちゃんや子供たちを面倒観ているママたち」に賞を捧げ、「ああいうママや親たちが感謝されることはないの」と語った。

助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』でナチス将校に扮したオーストリア人俳優のクリストフ・ウォルツ。カンヌ映画祭やゴールデン・グローブ賞に続く受賞となった。

助演女優賞は、『プレシャス』で主人公プレシャスを虐待する母親役を熱演したモニークが受賞。「まず、政治ではなく演技を重視してくれたアカデミーに感謝したいと思います」と壇上で語った。

今年の授賞式では俳優のスティーヴ・マーティンとアレック・ボールドウィンが司会を担当。プレゼンターには、『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートとテイラー・ロートナーや、マイリー・サイラス、ザック・エフロンなど、若手スターも登場した。メイクアップ賞を発表したベン・スティラーは、『アバター』に登場するナヴィのように顔を青く塗って登場し、会場を笑わせた。

また、昨年8月に59歳の若さで死去した映画界のレジェンド、ジョン・ヒューズの追悼コーナーでは、『フェリスはある朝突然に』で主演を務めたマシュー・ブロデリックと、『ブレックファスト・クラブ』など、多くのヒューズ作品に出演したモリー・リングウォルドがプレゼンターを担当。『ホーム・アローン』、『すてきな片想い』など、故人の遺作からの名シーンがスクリーンに映し出され、それらの作品に出演していたジョン・クライヤー、アンソニー・マイケル・ホール、アリー・シーディー、ジャド・ネルソン、マコーレー・カルキンが登場し、ヒューズとの思い出を語った。

「ジョンは常に尊厳を持って僕と接してくれました。小さな9歳の僕にでさえも、です」と『ホーム・アローン』の主演俳優カルキンは述べた。「彼はそういう人でした。人々に敬意を示して接する人だったのです」。

『マイレージ、マイライフ』が有力視されていた最優秀脚色賞は、『プレシャス』のジェフリー・フレッチャーに贈られた。全6部門にノミネートされていた『マイレージ、マイライフ』だが、この夜は1つもオスカー像を得ることができなかった。

ピクサーの大ヒット作『カールじいさんの空飛ぶ家』は、最優秀長編アニメーション賞と最優秀作曲賞を受賞。歌曲賞は「Crazy Heart」の「The Weary Kind」に贈られた。

第82回アカデミー賞の受賞作品リストはこちらのページをチェック。■
MTV News

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