2013-07-22
「glee」クリエイターのライアン・マーフィー、番組の今後を明かす


Photo: Michael Buckner/Getty Images
「個人的にどれほど辛いことなのか、説明するのも難しい」――13日(カナダ時間)に急逝した主演俳優コーリー・モンテース(31)の死後、沈黙を守っていた「glee」のクリエイター、ライアン・マーフィーは、「E! News」に対し、そう語り出した。

カナダ・バンクーバー市内のホテルの部屋で死んでいるのを発見されたモンテースの死因は、ヘロインとアルコールによる中毒死だった。マーフィーは20日(アメリカ時間)に公開されたインタビューの中で、薬物中毒に苦しんでいたモンテースの死や、番組の今後について語っている。

訃報を受けたマーフィーとFOXの重役は、番組の今後について、モンテースの恋人でレイチェル役のリー・ミシェルに決断を委ねたという。「キャストとクルーにとって、仕事に戻り、毎日一緒に過ごして彼の思い出を話すのが1番良いだろうと、彼女は感じたんだ」とマーフィーは説明した。

「そこでリーの賛成を得た僕らは、仕事に戻ることを決めた。2週間は現場にグリーフ・カウンセラー(註:大切な人を亡くしたり、悲劇的な出来事を体験したりして悲嘆に暮れる人を、精神的に援助するカウンセラー)を常駐させるよ。みんな本当に傷ついているからね」

FOXは19日(アメリカ時間)、「glee」シーズン5の全米放送を、予定より1週間遅い9月26日にスタートすることを発表した。だが、9月の放送再開は一時的なものになる。最初の2週は数年前から企画されていたザ・ビートルズへのトリビュート・エピソードが放送され、3週目はモンテースと彼が演じたフィン・ハドソンへのトリビュート・エピソードとなるが、その後は再び放送を休止する予定だ。

「真正面から向き合うか、1月か2月まで姿を消すか、どちらかだと思うんだ。リーダー的立ち位置から考えて、今のみんなは姿を消すことを必要としていないと思う」と彼は述べた。

「僕らはそう決めたのだが、決して急かされているようには感じてほしくなかった。だから、第3話以降は長い休みを取って、みんなには引き続きケアされていることを実感してもらい、一度立ち止まって必要な援助を受けてもらいたい。急いで戻らなければ、とは感じて欲しくないんだ」

モンテースへのトリビュート・エピソードの後は放送を休止して、「番組の将来について考える」のだとマーフィーは加えた。

ミシェルについては、「リーよりも強い26歳に会ったことがない」とマーフィーは語る。彼女はモンテースの死に「謙虚さと品位」を持って対処しているといい、番組を続けるという彼女の決断は、制作に関わる500人のキャストとクルーを考慮してのものだと明かした。

マーフィーはまた、薬物中毒に苦しんでいたモンテースを援助していたことを明かしている。3月にモンテースが再び薬物を使用していることを知った際には、自身の事務所に彼と関係者を集め、「これは番組ではなく、君の命の問題だ」として、薬物を断つまでは番組に復帰させないことを告げた。これを受けて、モンテースはリハビリ施設に入院したのだという。「僕らはできる限りのことはしたと感じている。リーも自身ができる限りのことはしたと感じているよ」と彼は述べた。

「彼から僕への最後の言葉は、“僕は良くなりたい”というものだった。僕はこれまでも、そして亡くなった今でさえも、彼は本当に薬物を断ちたかったのだと感じている。屈辱や恥を感じていたんだ、とね」とマーフィーは述べた。

MTV News