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2010/02/01
「ライ麦畑でつかまえて」の著者J・D・サリンジャーが死去

Photo: Evening Standard/Getty Images
ニューヨークで育ち、第2次世界大戦で兵役に就いた後、サリンジャーは米「ザ・ニューヨーカー」誌に掲載した短編小説(「バナナフィッシュにうってつけの日」や「エズミに捧ぐ――愛と汚辱のうちに」を含む)からキャリアをスタート。その後、「ライ麦畑でつかまえて」で長編小説デビューし、一躍脚光を浴びた。
「ライ麦畑でつかまえて」は、周囲になじめず、この世の「インチキ」から逃げだしたいと考える主人公ホールデン・コールフィールドが、高校を退学にされ、寮を飛び出してからの3日間を描いた物語。疎外感、性、怒りなど、若者特有の悩みを率直にとらえ、ティーンの必読書となった。
出版から60年近く経過しているにもかかわらず、文中の描写やルーズなモラルは、今でも問題視されることがある。また、ジョン・レノンを暗殺したマーク・デヴィッド・チャップマンと、ロナルド・レーガンの暗殺を試みたジョン・ヒンクリーJr.が、逮捕時に同書を携帯していたことが話題になった。
「ライ麦畑でつかまえて」に対する賛否両論が過熱したのを受けて、サリンジャーは僻地に移住し、何十年にも渡り隠居していた。最後に小説を出版したのは1965年だが、その後も執筆活動は続けていたとされている。
マスコミによる最後のインタビューに応じたのは1980年だった。昨年は「ライ麦畑でつかまえて」の続編の出版を差し止めたことが話題となっていた。■
MTV News
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