MTV洋楽虎の穴! 第16回 「愛を求めて星の海を漂うロケットマン! エルトン・ジョンの数奇な人生を聴く!」

23 8月 2019
MTV洋楽虎の穴 キーヴィジュアル

MTVのお届けする洋楽座談会。第16回はMTVの誇る洋楽スタッフが、伝記映画『ロケットマン』で話題のエルトン・ジョンについて語りあう!

座談会メンバー

IN

選曲担当。新人……かと思いきや、MTVのOBにして、音楽放送業界を渡り歩いてきた古強者。いろんな音楽に詳しい。

TM

広告営業担当。隙のない営業力と冷静な突っ込みで社内を震撼させる80年代好き平成ガール。

ひろっぴ

MTVのWebプロデュース担当。漫画オタクで完全無欠の洋楽素人。でも昔のテクノやハウスなら少しわかるかも?

世界の芸能界に君臨するご意見番!? 洋楽の虎たちがエルトン・ジョンを熱く語る!

『ロケットマン』本予告

ひろっぴ

音楽好きの猛者どもが集う、洋楽の虎の穴・MTV。そのオフィスでは、夜な夜なディープな座談会が催されているという……。突然の映画予告でピンときたと思いますが、今回のテーマは映画『ロケットマン』で話題の「エルトン・ジョン」ですよ! 例によって自己紹介からカマン!

TM

がおー! 再登場、営業のTMです。エルトン・ジョンは、時代の波の中で変わって行く、複雑な表情を持っているのが面白いなと思います。チャーミングでギラギラしている歌舞伎役者みたいなキャラクターも含めて好きですね。

IN

がおー! 選曲担当で最近入ったINです。エルトンの「Your Song」やライオンキングの曲は、日本でも知らない人がいないくらい有名ですよね。最近は世界の芸能界に君臨するご意見番のおばさんおじさんといったイメージもありますが(笑)、音楽に向き合うとやっぱり偉大だなと思います。

ひろっぴ

がおー! 新米ウェブ担当、自他共に認める洋楽素人のひろっぴです。エルトンについては、さすがに「Your Song」は耳になじみがありました。でも正直あの奇抜なキャラとしっとりした甘いバラードの曲が、全然結びつかない(笑) その落差の秘密を今回の座談会で探りたいと思います!

映画『ロケットマン』公開記念! エルトン・ジョンの特集番組を大紹介!

ひろっぴ

それでは、今回も番組の紹介から行きましょうか。TMさんよろしく!

TM

はい、エルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』の公開を記念して、MTVでは8月エルトン・ジョンの特集番組を多数放送しています! 

エルトン・ジョン SPECIAL

エルトン・ジョンの数奇な人生を描いた映画『ロケットマン』の公開を記念して、独占映像含むインタビューや1990年収録の「MTV Unplugged」などで大特集!

TM

映画の予習がてらにでも、ぜひお楽しみいただければと。

ひろっぴ

それでは、『ロケットマン』エルトン・ジョンの名曲を聴いていきましょうか!

誰もが知る名曲! ピアノの甘いバラード「Your Song」

ひろっぴ

最初の曲は、誰もが一度は耳にしたことがあるバラードの名曲、「Your Song」! 1970年のリリースです。

Elton John - Your Song (Top Of The Pops 1971)

ひろっぴ

めっちゃ甘いラブソングですね! 

IN

これはエルトン・ジョンとしても初期の曲なんですが、この頃はしっとりとした良い曲・良い歌詞という歌が多いですね。アルバムもおとなしめで。

ひろっぴ

作詞作曲ともにエルトン・ジョンなんです?

IN

作曲はエルトン・ジョン自身ですが、歌詞はバーニー・トーピンです。エルトンの「パートナー」ですね。

ひろっぴ

パートナーというと?

IN

まずソングライターのチームとして有名ですよね。レノン&マッカートニーがいれば、エルトン&バーニーがいるみたいな。一方でプライベートでの結びつきも強かったみたいですよ。

TM

映画の中でもその微妙な関係は描かれていますね。制作者としての関係を超えた深い親愛がエルトンの楽曲にも、そして彼自身の人生にも大きな影響を与えていて…観に行かれる方は、ぜひ注目してもらえればと!

IN

エルトン・ジョンは、日本ではやっぱりこの曲が有名ですよね。

TM

あとは、「ライオン・キング」に使われた曲、「Can You Feel the Love Tonight」も大きいですね。

Elton John - Can You Feel the Love Tonight (From "The Lion King"/Official Video)

ひろっぴ

聴いたことある! この流れでいくと、エルトン・ジョンは普通にしっとりとしたバラード歌手なのかな?と思いそうですが。奇抜な格好もしてないですし(笑)

IN

僕にはやっぱりピアノマンのイメージがありますね。日本だとピアノ=静かなバラードなイメージがありますが、リトル・リチャードなどピアノロックの流れもあって。エルトンもその影響をうけているので、バラードだけの人ではないですね。

ノリノリのロックもエルトンの本領!「Saturday Night's Alright For Fighting」

ひろっぴ

それでは、お次はエルトンの別の顔を見てみましょう! 「Saturday Night's Alright For Fighting」、1973年のリリースです!

Elton John - Saturday Night's Alright For Fighting (Live At Arena Di Verona / 1989)

ひろっぴ

これはまた陽気で派手なロックだ?! 途中で音楽性が変わったってことなんです? 

IN

そうではないんですよ。この曲は「Goodbye Yellow Brick Road」という2枚組のアルバムの収録曲なんですが、これがバラエティに富んでるんです。泣き泣きのバラードもあれば、ミドルテンポの曲もあれば、こんな派手なロックも入っている。エルトン・ジョンの70年代絶頂期を飾る、記念碑的な作品ですね。

ひろっぴ

音楽にすごく貪欲な人なんですね。

TM

そして、すごく器用だと思います。プロデューサー気質というか、色んなアーティストに楽曲提供もするし、アレンジも気が利いているし。

ひろっぴ

しかもすごくエンターテイナー!

IN

ルックスで少し地味な部分を自覚しているのか、衣装やパフォーマンスをわざと派手にしている感じはありますよね。

TM

映画『ロケットマン』でこの曲が歌われるいかにもミュージカルなシーンが、私すごく好きなんですよ。子供だったエルトンがピアノの魅力にはまって、青春を駆け抜けながら大人に変わって行くシーンで。これはぜひ映画館で観てほしいです!

彼方に有りて、愛を想う!「Rocket Man」

ひろっぴ

それではお次は、今回の映画の題名にもなっている曲ですね。「Rocket Man」、1972年のリリースです。

Elton John - Rocket Man (Official Music Video)

ひろっぴ

これはSF作家レイ・ブラッドベリの短編小説「The Rocket Man」にインスパイアされてできた曲だとか。

IN

ロケットマンというと、最近はトランプ大統領の発言のイメージが強いですけどね!

ひろっぴ

ミサイル飛ばしちゃう方のロケットマンとはちゃうと!(笑) 火星に向かう宇宙飛行士の心情を語ったSFっぽい設定の歌なんですが、それをこんなにしっとり歌い上げるのが面白いですよね。

IN

遠く離れた宇宙から、故郷に残してきた愛する人を想うみたいな歌詞ですからね。この曲が映画のタイトルになっているのは、どういう意図なんでしょう?

TM

そうですね、映画のストーリーと彼の心情になぞらえている部分はあると思います。エルトン・ジョンという人物を演じて表向きは成功しているんだけれども、本当に望んでいる愛からは遠くにあるみたいな。

ひろっぴ

解釈は観た人に任せる感じですかね。でも確かに本編映像を見ると、光輝くステージに立つエルトンは、星の海にひとり漂う宇宙飛行士みたいに見えますよね。

映画『ロケットマン』本編映像

ひろっぴ

なぜ野球のユニフォームなのかは謎ですが!(笑)

IN

大きすぎる眼鏡とかね(笑) 

番組と映画を観て、エルトン・ジョンの魅力を再発見しよう!

ひろっぴ

というわけで本日は「ロケットマン」であり「ピアノマン」でもあるエルトン・ジョンを聴いてきました。最後に一言ずつお願いします!

IN

映画を絶対に観たいな、と思ってます。映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観て、今まで知らなかったクイーンの名曲に気づいた部分もあったと思うんですよ。同じように『ロケットマン』をきっかけに、「Your Song」以外の曲にも喜びを見つけていただければな、という風に思います。

ひろっぴ

自分は今回の話を聞いて、エルトン・ジョンにすごい興味を持ちましたね。「Your Song」みたいな綺麗なバラードもあれば、「Saturday Night's Alright For Fighting」なノリノリのロックもある。あの奇抜なキャラクターも含めて、深みのある大スターだなと思いました。映画も観に行きます!

TM

曲の幅の広さや、本人がバイセクシャルである性の多様性も含めて、すごく今の時代っぽいテーマを持った人だなと思います。映画の全編を貫く、「自分を愛そう」というメッセージもそうですね。

ひろっぴ

映画のもつメッセージについては、こちらのレビューでもふれてますね。

TM

でも、難しいことを考えなくても、単純にすごく楽しめる映画だと思います。今回の座談会で興味を持った方はぜひ!

ひろっぴ

番組で予習してから観に行きます!(笑)

関連記事

「愛とは何か」-人類最大の問いに、映画『ロケットマン』が答える

この記事を書いた人

ひろっぴ
Webプロデュース担当。漫画オタクで完全無欠の洋楽素人。でも昔のテクノやハウスなら少しわかるかも?

Latest News

「第62回グラミー賞」のノミネートが発表!最多はリゾで8部門

音楽

ハリポタ共演者、撮影中のエマ・ワトソンとトム・フェルトンの関係を回想

セレブ

コールドプレイ、新作発売記念コンサートのYouTube生配信が決定!

音楽

ヴィンス・ステイプルズ、来日公演の開催が決定!

音楽

ベラ・ハディッド、“投稿削除事件”後にセレーナ・ゴメスに連絡していた

セレブ

ポスト・マローン、ツアーの追加日程を発表!

音楽

映画『キャッツ』、新たなトレーラーを公開!

映画

ヴルフペック、ボーナストラック4曲収録の日本盤『Hill Climber』をリリース

音楽