『Romance』には、プライベートでも恋人同士として交際をしているカナダ人シンガーのショーン・メンデスとコラボをした「Señorita」や、そんなショーンへの抑えきれない熱い想いについて歌った「Liar」と「Shameless」、自分への未練もないままいち早く新しい恋へと心を入れ替えた元恋人への怒りを歌った「Cry for Me」など、合計13曲を収録。また配信アルバムには、「My Oh My feat. ダベイビー」が追加された14曲が収録されている。
この「My Oh My」は『Romance』の中でも唯一ゲストアーティストを迎えている楽曲で、ノースカロライナ出身のラッパー=ダベイビーがフィーチャーされている。ダベイビーと言えば、今年の3月にリリースしたデビューアルバム『Baby on Baby』でブレイクスルー、それからわずか半年後にリリースしたセカンドアルバム『Kirk』は、全米公式アルバム・チャート「Billboard 200」で首位を獲得と、今まさに注目されているラッパーの一人だ。
また、収録曲「Living Proof」も現在話題を集めている楽曲の内の1つだ。最愛の人に触れられる時に感じる、官能的な喜びについて綴った「Living Proof」は、今年の11月に開催された「2019 American Music Awards」でパフォーマンスしたほか、『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』や『エレンの部屋』といったアメリカの人気テレビ番組内でも生パフォーマンスを披露。『ザ・トゥナイト・ショー』では壁一面を埋め尽くすほどの大量のバラを用いたセットで、『エレンの部屋』ではゴスペルグループを率い、管楽器の音色を加えた特別バージョンを初演奏、鳥肌必須の神々しさをまとう素晴らしい仕上がりとなっていた。
もちろん中でも忘れてはならないのが、ショーン・メンデスとの交際のきっかけともなった「Señorita」だ。同曲は今年の6月にリリースされて以来その人気が留まることを知らず、アメリカの公式シングル・チャート「Billboard Hot 100」やイギリスの公式シングル・チャートほか100の国と地域のiTunesで1位を獲得、Spotifyではストリーミング回数が10億回を超え同プラットフォームが発表した「2019年 世界で最も再生された楽曲」ランキングで1位を飾った。そのヒットぶりは各アワードでも証明されており、これまでに「2019 MTV Video Music Awards」で「最優秀コラボレーション賞」と「最優秀撮影賞」、「2019 American Music Awards」で「最優秀コラボレーション賞」を獲得するなど、多くのトロフィーを手にしている。