YOUNG FATHERSインタビュー:3月9日『Cocoa Sugar』リリース!YOUNG FATHESにとっての変化。そして変化し続ける理由

18 1月 2018


ケイアス・バンコール、“G”・ヘイスティングス、アロイシャス・マサコイにより2008年に結成されたスコットランド、エディンバラ出身のYOUNG FATHERS。

2014年にマーキュリー賞を受賞した1stアルバム『Dead』 、その後2016年に『White Men Are Black Men Too』をリリースし、それに続く最新作として2018年3月9日に『Cocoa Sugar』をリリースする。同作には昨年MVが先行公開された「Load」を含む、全12曲が収録されている。

「ヒップホップ」とカテゴライズされることもあるが、彼ら自身は2008年のデビュー以来、「売れ線」「大衆迎合的なわかりやすさ」という狭義な意味を課せられたポップミュージックではなく、ヒップホップやロックはもちろん、ソウル、ダブ、R&Bまで、ありとあらゆる音楽のメルティングポットとしての「ポップミュージック」を届けようとしている。それが顕著に表れているのが、『Cocoa Sugar』だ。

─2017年11月のMASSIVE ATTACKのサポートアクトとして初来日をされましたが、日本の印象はいかがですか?

ケイアス・バンコール:期待以上だよ。モノも人も多い。それに東京だけでも、広いうえに色々なエリアがある。僕は、京都や友達を訪ねて地方に行ってきたよ。これが最後にならないといいなと思っているよ。笑

アロイシャス・マサコイ:デビュー作である『Tape One』を出した頃から、早く来日してほしいという要望が数多く届いていたから、今回来られてとても良かった。東京だけでも満足できたよ。だいぶ待ち望んでいてくれたみたいで、コンビニエンスストアでサンドイッチを食べていたら声をかけられたんだ。他の国では、声を掛けられること自体がないから驚いたよ。

2017年公開の『T2 トレインスポッティング』で、もっとも多くの楽曲が使用されましたよね。『T2』は日本でもファンが多い映画なので、親しみやすさに拍車をかけたのだと思います。

アロイシャス:エディンバラのローカルネタが多いので、世界的ヒットになったのが不思議だよ。UKやスコットランドの映画だと言われているけれど、これぞエディンバラの映画だと思う。

─2014年にマーキュリー賞を受賞し、世界的に人気の高い映画で音が使われ、そして世界の各地でライブをするようになって、聴かれる機会もシチュエーションもどんどん広がっていますが、それは音楽づくりに影響を及ぼしていますか?

G・ヘイスティングス:そりゃあもう。自分たちが変わり続けていくために、環境が変わっていくことは必要なことなんだ。

誰しも生きているだけで変わっていくものだとは思うけれど、僕たちは特に変化していくことを意識してやっている。一度成功したパターンをやろうというのは、自分たちが楽しめないからね。先が読めないバンドだというのはみんな思っているところだと思うけれど、その時々の環境の変化に僕たちが素直に反応している結果でもある。

それでも聴いてもらえる機会が広がっていっているのは、ファンが期待するものをつくるのではなくて、僕たちがつくるものをファンが期待してくれるというところまで来たからだと思っているよ。



『Cocoa Sugar』も変化を見せていますよね。前作『White Men Are Black Men Too』は、そのタイトルからも楽曲からも推察される通り、オーディエンスのあいだに議論を起こすことを狙っていたそうですが、それに対して先行でMVがリリースされた「Load」はクワイアの要素含めて、内省的になったように思います。アルバム全体を通しても、音楽としての振り幅は広くなりつつも、「音そのものに向きあいたい」というのを感じます。

G:まさにその通りだよ。音をつくることが楽しくて、外の声はあまり響いてこなかった。魂に素直になって、人間性というものを表現しようとしていた。

アロイシャス:3ヶ月くらい地下スタジオにこもってつくっていたんだ。これまではアルバムに収録したものが全てだというふうにつくっていたんだけど、今回は制作にあたって、かなり多くの曲をつくってアルバムにするために絞り込んだんだ。それは自ずと音楽としての幅の広さに繋がったと思う。プレイリストという言葉は僕は好きじゃないんだけど、あんなふうに様々なアーティストの曲がつまっている感覚で聴けるんじゃないかな。

ケイアス:集中してつくっているなかで意見が合わないこともあるけれど、そこでアイディアや意見を戦わせて、ひとつの作品としてなんとかしようとしているからこそ面白いものが生まれていると思っているよ。こういう制作のスタンスは、人間としての在り方としても正しいものだと思う。

─音楽をつくっている時に一貫しているものはありますか?

ケイアス:何かのジャンルに惚れ込んだり、自分たちのルーツにこだわったりするのではなくて、アイデンティティは自分たちのなかにあるという態度でいる。そのときどきの自分たちが昇華されたものがかたちになっていっていると思うよ。

アロイシャス:ローカルのサウンドにこだわらないというのは、今、エディンバラの音楽シーンがあまり面白くないというのもあるかもしれない。

外に向かっていきたい、世界を相手にしたいと思っている時に意識するのは、時代だね。とてもダークに感じるんだ。雲が立ち込めているから、そこに留まっているべきじゃないというのがあるから、希望の光になるようなものを音楽で示そうとしている。

いずれにせよ自分たちがやりたいことを確信をもってやることが大切だよね。僕たちが残せるものは音楽で、それが遺産として後々問われていくわけだから。素直に表現することに関しては、長けていると思うよ。



Interview + Text: Momoko Nakamura

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