SUMMER SONIC 2008SUMMER SONIC 2008 コールド・プレイ
超満員のスタジアムから天空を見上げれば、既に太陽もしずみ夜空が実に美しい。そこに澄みきったサウンドと、美しいメロディー、4人のメンバーから放たれる音の洪水がスタジアム全体に満ち溢れ、耳を傾けるオーディエンスの全身にしみわたってゆく。いまや世界中で絶大な人気を誇る彼らの「美しき生命」がスタジアムの観衆を飲み込んで完全に一つにしてしまっている。
「イエロー」をはじめ、どれをとっても秀逸な楽曲と歌、演奏は言うまでもないが、パフォーマンス構成にもサプライズが盛りだくさんで嬉しい。中盤「世界に一つだけの花」を日本語詞のまま歌い、スタジアム全員が驚きと喜びにどよめく。つづいて突如メインステージからメンバーが降りて、アリーナ方面に駆け出す。アリーナ中央に設けられた6畳ほどの特設ミニステージにメンバーが移り、アコースティックセットでのパフォーマンスも見せてくれた。特設ステージを囲むオーディエンスとの距離は約1メートル。これだけ目の前で見られるのは本当に貴重な事だろう。
その後もメインステージに戻り演奏は続き、最後にはなんとコールド・プレイの前にマリン・ステージに登場したアリシア・キーズが再度ステージ登場。「クロックス」のピアノパートをアリシア・キーズが演奏する形でのコラボレーション。サマーソニック2日目最後の最後に本当にふさわしい。贅沢かつ超充実のステージに天空の花火が終わりを告げると、スタジアム全体がいつまでも余韻に浸ってしばし抜け出せないでいたのだった。
SUMMER SONIC 2008SUMMER SONIC 2008 プロディジー
地を這うようなハードかつダークなビート。人知では図りきれない自然現象のように、マリン・ステージの数万人の観衆が大きくうねりはじめる。連動して巨大なスタジアム全体がぐらぐらと揺れ始め、まるでそれは地殻変動起きた震源地に立って居るような気分だ。ロック、オルタナ、テクノ、エレクトロニカ、ブレイクビーツ・・・。言うまでもなくジャンルを飛び超えた縦横無尽なサウンドであらゆる観衆が軽くそのうねりに飲み込まれてゆく。攻撃的なサウンドとパフォーマンスでステージ上からあおる。まさに彼らの真骨頂を見せられた。このサウンドを、ステージングを、大きな生き物のようにうねる観衆と共に体験してしまうと、ヨーロッパや日本など世界中の多くのフェスを席巻してきた理由も説明不要で理解できてしまう事であろう。




















