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公開直前!『アメイジング・スパイダーマン』来日会見レポート

2012-06-29
いよいよ6月30日(土)に全国で世界最速公開となる話題の映画『アメイジング・スパイダーマン』。公開を目前に控えた今月、マーク・ウェブ監督やピーター・パーカー/スパイダーマン役のアンドリュー・ガーフィールドを含むスタッフ・キャストが来日を果たした。ここでは来日記者会見の一問一答をノーカットでお届け。作品の見どころや撮影秘話など、史上初の3D版スパイダーマンと劇場で会う前にしっかりチェックしておこう。



—まずは一言ご挨拶をお願いします。

マーク・ウェブ監督(以下、監督): (大勢の記者を前に)何だか平和条約に署名でもしなきゃいけないような気分だな(笑)東京に来られて、僕ら全員がとても興奮しています。日本中のスパイダーマン・ファンの皆さんに感謝しているし、日本は僕らにとって、とても大切な国なんだ。来日できて本当に光栄だし嬉しいです。他のみんなは以前も来日しているけれど、僕にとっては今回が初来日。皆さんと今作を共有できると思うとワクワクするよ。今日は皆さんからのどんな質問にもお答えします!

リース・イーヴァンズ(カート・コナーズ博士/リザード役 以下、リース): 温かい歓迎、本当にどうもありがとう。僕も今回が初来日なんだ。こんなに大勢の人に集まっていただいてビックリしているよ。この素晴らしい映画を日本でプロモーションすることができて、恐縮かつ光栄な気持ちです。ありがとう。

アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー/スパイダーマン役 以下、アンドリュー): コニチハ、アリガトウゴザイマス!再び来日させてくれてどうもありがとう。スパイダーマンが日本の皆さんにとってどれだけ大切な存在か分かっているので、東京に来られることは本当にエキサイティングなんだ。スパイダーマンは僕らにとっても同じくらい大切な存在です。今作を日本の皆さんと共有できることを、僕らはとっても楽しみにしているよ。あのスーツを着るのは計り知れない気分だったけど、前シリーズから受け継いだ魅力を絶やすことなく皆さんに楽しんでいただけると嬉しいよ。今日は本当にありがとう。

エマ・ストーン(グウェン・ステイシー役 以下、エマ): ハロー!なんだか緊張しちゃって、何を言うべきか分からなくなっちゃったわ。再び東京に来られて、私たちはとってもワクワクしています。私たちみんなにとって、東京は世界有数のエキサイティングな都市なの。皆さんがどれだけスパイダーマンを愛してくれているか知っているし、私たちも彼が大好きだから、ここ日本で5日も早く今作を公開できることは、すごくエキサイティングなことです。アンドリューにとって、あのスーツを着ることは責任重大だったわね(笑)私もグウェン・ステイシー役で今作に参加できて光栄です。皆さんにご覧いただくのが本当に楽しみなの。今日はありがとう!

アヴィ・アラド(プロデューサー 以下、アヴィ): 皆さん、こんにちは。ソニーの故郷である日本に作品を携えて来られたことは、私たち全員にとって特別なことです。東京は何度も訪れていますが、大好きな都市です。以前も東京でプレミアを行って大成功しましたし、今作も間違いなくそれを上回る出来だと思っています。東京には友人もたくさん居ますし、この美しい街はスパイディー(スパイダーマンの愛称)が這い回るのを待っているかのようですね。日本のオーディエンスはスパイディーが大好きだと分かっていますので、世界で最も好きな都市でもある東京に来られて本当に嬉しいんです。歓迎ありがとうございます。

マット・トルマック(プロデューサー 以下、マット): こんにちは。みんなが話してくれたから、私は短くまとめます。何人かは1月にも来日して、その時も興奮していましたが、まだ作品が完成していませんでした。でも、良い作品になるという自信がありましたし、皆さんとたくさんの約束をして帰路につき、作業を再開しました。そして今回は、とても誇りに思える作品を携えて戻ってきました。今作はきっと皆さんの想像に添うものですし、あらゆる期待を超えるものだと願っています。アヴィが言ったように、東京はある意味、スパイダーマンの故郷です。来日して皆さんにこの映画を披露できることは、アメイジングな体験です。歓迎してくださってありがとう。アヴィと私は東京が大好きなので、1日早く来日して街を散策していたんですよ。来日できて本当に嬉しいですし、皆さんの熱意に感謝しています。今日は皆さんからの質問を楽しみにしています。


新生スパイダーマンに抜擢されたのは『ソーシャル・ネットワーク』や『わたしを離さないで』のアンドリュー・ガーフィールド。

—前シリーズにも関わられたプロデューサーのお2人にお聞きします。前シリーズと違う今作の魅力は何だと思いますか?

マット: 今作には私たちが特に伝えたい部分があるんだ。かなり初期の頃から、ピーター・パーカーの出生の秘密を徹底的に掘り下げようというアイデアが挙がっていた。彼に何が起きたのか、両親はどこへ行ったのか、といった疑問を抱いていたんだ。そういった疑問により、作品の背景は以前とは異なるものになった。今作はあらゆる意味で、「スパイダーマンの原点」というよりも、「ピーター・パーカーの原点」に目を向けている。それはかなり早い段階から話していたことだった。

それにアヴィと私はかなり初期の段階から、これは3Dで伝えるべき作品だと考えていたんだ。スパイダーマンはマジカルな存在で、誰もが感情移入できるキャラクターだ。もし彼の視点から街中を飛び回ることができたら、きっと素晴らしい気分になるだろうと思った。当時はテクノロジーが存在しなかったが、今回は3Dという選択肢があり、私たちの誰もがこの作品は3Dで伝えるべきだと考えた。3Dは視覚的効果というだけではなく、物語を伝える1つの手法なんだ。

アヴィ: 『アメイジング・スパイダーマン』は未来を見据えた作品にしようと考えていた。世界が今よりもナイーブだった12年前よりも、私たちが生きる今の時代に合った作品にしようとね。そのためにも積極的で強く賢い、グウェン・ステイシーという女性が必要で、エマ・ストーンが素晴らしい演技を見せてくれた。ピーターもさまざまな経験をして、自分で自分の運命に立ち向かい、そして責任を自覚し実行していくんだ。それを形にしてくれたのがマーク・ウェブ監督だった。『(500)日のサマー』を観て、何度も打ち合わせを重ねた結果、彼には特別な洞察力があることが分かった。今日的な感覚で、グウェンとピーターのラブストーリーを観る者がリアルに感じられるようクリアに描くことができる、素晴らしい才能を持っている。

今作はアクション・アドベンチャーであり、悪役リザードにはピーターだけでなく観客にもグッとくるようなエモーショナルな要素がある。監督の苗字がウェブ(蜘蛛の巣)という偶然もあるが、今日ここに座っている素晴らしい男の手によって、リアルなフィーリングの詰まった作品が完成した。このような美しい作品を作ってくれたマークのことを非常に誇りに思っているよ。

—マーク・ウェブ監督は『(500)日のサマー』に次ぐ2作目にして、このような大ヒットシリーズのリブートということで、プレッシャーがあったのではないかと思うのですが、どのような思いで製作に臨んだのですか?

監督: もちろんたくさんのプレッシャーがあったけれど、興奮の方が大きかったよ。17歳の自分に戻って、夢が叶ったんだと考えると眠れないくらいファンタスティックな気分だった。以前よりもずっと規模の大きな作品を手掛けるという部分では、素晴らしいチームに恵まれたよ。マットやアヴィだけでなく、素晴らしいキャストやクルーと毎日一緒に仕事ができたことは光栄だった。2年という長い時間を費やした大作だけれど、結局のところ、これは若者の物語なんだ。登場人物の気持ちを忘れず、彼らの旅を私的に探求すれば、派手なアクションや巨大なセットがより現実味を帯びるだろうと感じていた。ひとつひとつの親密な感情、ドキドキするような加速、大きなスコープ、それらがこの映画で描けていることを願っているよ。


ミュージックビデオのディレクター出身のマーク・ウェブ監督にとって、今作は2作目の長編映画。

—最初に完成した映画を観た感想やお気に入りのシーンをお聞かせください。

アンドリュー: 質問ありがとう。全ての効果が追加された状態の完成した作品をIMAX 3Dで観たのはつい最近なんだ。3歳の頃から自分にとって大切な存在だったキャラクターを、あのような形で観たのは初めてだった。3Dカメラで撮影するというリスクに挑んだのは、とても賢い選択だったと思う。本当に爽快な気分だったよ。演じているのは僕だけど、観ている人は自分がスパイダーマンのような気分になるはずさ。僕も自分が飛んでいるような気分になって、実際に飛んでいるのは僕で…なんだか混乱したよ(笑)でも、本当にアメイジングな体験だった。

幼い頃から、ピーター・パーカー/スパイダーマンは僕にとって本当に大切な存在だった。彼の苦悩や、スパイダーマンであるが故に払わなければならない犠牲、求めている真実、彼が歩む道のりや、最終的に見つける運命など、あらゆる意味でね。ある意味、スパイダーマンの物語は僕の人生を形作ったんだ。だから3歳の頃から重要だったあのスーツを着るのは圧倒的な経験で、自分では冷静に反応できなかった。みんなに観てもらって感想を聞かせてほしいよ。でも今作に出演できたことは信じられないくらい光栄なことだった。トビー・マグワイアの跡を継いで、この役を演じられて嬉しいよ。

好きなシーンは自分が出ていないシーンかな(笑)たくさんあって選べないよ。誰もが一生懸命になって作った作品だし、素晴らしいスタント・チームも活躍してくれた。彼らによる素晴らしいスタントを観るのは大好きだよ。でも今作の全てが好きなんだ。答えが長くてゴメンナサイ(笑)

エマ: アンドリューの素晴らしい答えに感謝するわ。私は短くまとめるわね。この作品に参加できて本当に嬉しかったけど、自分をIMAXの3Dで観ることはオススメできないわ。どれだけ自分に自信があっても、3Dだし巨大なのよ(笑)でも作品自体はものすごく気に入っているわ。スパイダーマンと3Dのテクノロジーは互いのために存在するんじゃないかな。自分が暮らしている街でもあるニューヨークを、あんな風に観ることができたのも素晴らしかった。とても美しい映像だったわ。お気に入りのシーンは、ピーターが自分の持つパワーに少しずつ気づいていくところ。あのシーンは大好き。笑えるシーンも良いし、カージャックのシーンもスケボーも…ピーターのユーモアが感じられるシーンが好きなの。

リース: 僕は日本語がペラペラなんだけど、この質問には英語で答えるよ。アンドリューとエマも言っていたが、僕も自分を3Dで観るのは初めてで、それはゾッとする体験だった。あんなに大きなトカゲを観るのも初めてだったしね。もちろん過去にも映画で人間がさまざまな動物に変身する様子を観たことはあったけど、今作ではその技術の進歩に圧倒されたよ。CGで作られたリアルなは虫類の中に人間が垣間見えて、その人間は僕だった。あれは心地良くも不気味なものだった。

気に入っているシーンはたくさんあるけど、特に2つあるんだ。1つはスパイダーマンがコンクリートの壁に押し付けられ、ニューヨークの夕陽を観ているシーン。もう1つはおばさんのために卵を持って帰るシーン。世界を悪から守るという大きな仕事をしながらも、小さな約束も忘れずに守るのがピーター・パーカーなんだ。それこそが、スパイダーマンが恒久的な人気を保っている理由だと思う。


会見の後はドレスアップして都内で開催されたワールド・プレミアに登場。

—スパイダーマン役に抜擢されたとき、また、初めてスーツを着たときのお気持ちは?

アンドリュー: 抜擢された時は、これまでにないくらい純粋に嬉しかった。夢が叶ったんだからね。その喜びは言葉にならないし、絵に描くことも歌うこともできないよ。いつか自分でもこの気持ちを完全に理解できる時が来るのかもしれないけど、とにかく今までの人生で最も嬉しかったことだった。スーツを着たらとてもかゆくて、着心地は悪いし、トイレに行くのも大変で、僕の夢は崩壊してしまった…それは冗談だけど(笑)衣装デザイナーのキム・バロットと監督がデザインしたアメイジングで美しいスーツで、とにかく圧倒されたよ。今でもそのときの喜びがふつふつとわいてくるくらいなんだ。

—日本のアニメーションや映画にもモンスターはたくさん登場しますが、リザードという「人々の恐怖の対象」をどのような気持ちで演じましたか?

リース: これまでのモンスターとは違って、このモンスターは善意を持った人の飢えのような気持ちから生まれたんだ。自分だけでなく、大勢の人の人生を良くしたいと考えている人のね。彼は優秀な科学者だったが、冷血動物の心が人間の倫理に影響を及ぼすという点を見逃していたんだ。リザードは「警告」だ。人間のそういった技術がどのような影響を及ぼすかという「警告」なんだ。その警告を怖いと感じるのなら、モンスターが怖いということ。そしてモンスターはモンスターの中に潜んでいる、つまり僕ら人間の中にいるということだ。


今作の悪役リザードに扮したのは名優リース・イーヴァンズ。

—エマ・ストーンさんにお聞きします。1月の来日記者会見で「ステキなキス・シーンがあるから期待していて」とおっしゃられていたので、ピーターとグウェンのラブストーリーに期待してワクワクして観ました。ピーターとグウェンの恋愛関係の行く末がとても気になります。今後はどうなるのでしょうか?

エマ: リースの答えがあまりに知的で完璧だったから、答えづらいわね(笑)代わりに答えてくれない!?

リース: なんならアンドリューにキスしようか?

エマ: 最高(笑)うーん、キス・シーンはとても良かったわ。私は満足しているけど、主観的にはなれないから、有名なシーンになるかどうかは作品を観たみんなに聞きたいな。ピーターの秘密を知る瞬間のキスだから、秘密を共有するという意味でも素晴らしかったわ。グウェンとピーターの今後については、私が聞きたいくらいよ。次の作品で彼らの将来を探求できることを楽しみにしているわ。現在、脚本が書かれている段階で、原作のコミックには豊富なネタがあるから、どのような展開になるのか楽しみね。


明るくてサバサバした印象のエマ・ストーン。

—監督にお聞きします。ヒッチコックが好きなのですか?『裏窓』や『海外特派員』へのオマージュのようなシーンが見受けられましたが。

監督: ヒッチコックが好きじゃない人なんている?(笑)僕のお気に入りは『レベッカ』だよ。ピーター・パーカーの部屋に『裏窓』のポスターを貼ったのは、彼が一種の観察者でアウトサイダーだから。『裏窓』の主人公ジミー・スチュワートは望遠のカメラを持っていて、それもピーター・パーカーを象徴するからね。

エマ: ちょっと言わせて!私は今作の撮影中に『裏窓』を初めて観たの。そして、「これはブルー・スクリーンでの撮影のための完璧なお手本だわ!」って思ったわ。劇中のジミー・スチュワートは最初から最後まで、見えない相手に向かってお芝居しているんだもの。今作のような映画では、リザードがいない中で演技をしたり、テニスボールや棒と闘ったりしなければならなくて、まるで『裏窓』の撮影をしていたかのようだったのよ(笑)

—高校生役を演じるのに抵抗はありませんでしたか(註: ガーフィールドは現在28歳、ストーンは現在23歳)? グウェンの家の屋上に二人で居るシーンは、高校生ではなく本当に恋している恋人同士に見えました。

アンドリュー: 演技は難しいものだよ(会場笑)僕も彼女もティーンエイジャーの気持ちに戻ることを楽しんでいたように思える。浮き沈みが激しくて、自分探しに苦闘する、誰もが経験するあの最悪な思春期を探求することは素晴らしい体験だった。初恋は人生を変えるような経験。巨大なリザードと闘っていても、同じ視界に初恋の人が居たら、たとえ危機的な状況でもそちらに気が行ってしまうのは理解できるよ。それがこの作品のパワーだと思う。監督は人生を変えるような初恋という経験を主軸に描いたんだ。こういった経験をしながらも、ピーターは街を救う、街を守るという運命を選んでいく。あの頃の気持ちを再び感じることができて本当に素晴らしかったし、観客の誰もが初恋の気持ちを共感できると思うよ。

エマ: アンドリューの答えは素晴らしかったから、私は1つだけ追加するわね。ティーンエイジャー役のオファーが来る限り、私は演じ続けるわ!だってあとは歳を取るばかりだもの(笑)


今作での共演をきっかけに私生活でも交際中の二人。会見中も見つめ合ったり、耳元でささやき合ったりとラブラブ。

—映画のタイトルにちなんで、最近あった「アメイジング」なことを教えてください。

アンドリュー: 今朝ホテルで目覚めて、スイッチを押すとカーテンが開いて、眼下には息をのむような東京の景色が広がっていたこと。僕のベッドは街で1番高いところにあるんじゃないかな。息を飲むような景色だったし、最初で最後かもしれないから忘れないようにしようと思った。このような経験ができることにとても感謝しているよ!



『アメイジング・スパイダーマン』
両親が幼いときに謎の失踪をとげ、 以来、ベンとメイの伯父夫婦に育てられてきた高校生ピーター・パーカー。孤児である負い目にもかかわらず、育ててくれた伯父伯母に感謝し、内気なりに熱い正義感を秘め、同じ高校に通うグウェンに秘かに思いを寄せる、そんな普通のティーン・エイジャーだ。ただ、ひとつ、自分を捨てて行った父リチャードのおぼろげな面影が彼の心にしこりを残していた。だからこそ、父が置いて行ったブリーフケースの中のノートをきっかけに、かつての父の研究パートナーだったコナーズ博士を訪ね、父とコナーズ博士が果たせなかった研究成果を導き出すのは、ピーターにとっては父への愛情と憧れの表われでもあったのだ。それが自身にスパイダーマンとして生きる運命を強いるとはまったく予想だにせず…。

監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、マーティン・シーン、サリー・フィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンズ、ほか
6月30日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開!
©2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & ©2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
 
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2012/06/14: 『アメイジング・スパイダーマン』来日会見で新たな魅力をPR
2012/02/09: アンドリュー・ガーフィールド 「スパイダーマンはみんなのもの」
2012/01/19: 『アメイジング・スパイダーマン』キャスト・スタッフが早くも来日
2011/7/29: 『アメイジング・スパイダーマン』 A・ガーフィールドがプレッシャーを語る
 

Text: Nao Machida

18:30

『ダーク・シャドウ』ジョニー・デップ&ティム・バートン監督 来日会見レポート

2012-05-15
『シザーハンズ』(1990)にはじまり、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)など、数々の作品で奇想天外な世界を作り上げてきたティム・バートン監督とジョニー・デップが、通算8度目のコラボレーションを実現。デップがキャリア史上初めてヴァンパイアを演じた『ダーク・シャドウ』が5月19日に全国で公開される。今作でも他の誰にも真似できないマジカルな世界を完成した最強コンビが公開を前に来日を果たし、13日に都内で記者会見に応じた。彼らの相思相愛ぶりが伝わってくる質疑応答をノーカットでどうぞ。



—まずはご挨拶をお願いします。

ティム・バートン(以下、監督): こんにちは!再び呼んでくださってありがとう。東京に来るのは大好きなんだ。僕らは今作についてワクワクしているので、皆さんもぜひお楽しみください。

ジョニー・デップ(以下、ジョニー): また来日できて嬉しいね。ティムも言ったように僕らは来日するのが大好きで、皆さんの応援や温かい歓迎はいつも最高のサプライズであると同時に、本当にスイートだと思っているんだ。今回は昨年の震災で被害に遭われた方々に敬意を表するという意味でも、来日できて良かった。亡くなられた方々を追悼するとともに、被災者の方々をサポートしたいという気持ちだよ。

—今作が8回目のコラボレーションですが、作品毎に進化し続けているのが素晴らしいと思います。これまでに意見が衝突したことはありますか?

監督: 僕らは数えたりはしないんだが、実際に今回は8作目のようだね。僕が何回目かを考えない理由は、作品毎にジョニーが違った役を演じているから、別人と仕事をしているような気分になるからだよ。ジョニーとは『シザーハンズ』で初めて出会って意気投合した。お互いが物事に対して似たようなアプローチをするから、口論になったこともないんだ。たとえば、ジョニーが脚本に書き込みをして相談しに来ることがあるのだが、事前に話したわけではないのに僕のメモと同じ内容だったりするのさ。だから僕らは強い絆で結ばれている。ただ、作品毎に役が違うから、数えることはないよ。

ジョニー: 僕は初めてティム・バートンに会った時からつながりを感じていた。『シザーハンズ』の役はまさかもらえるとは思っていなかったのだけど、ティムが僕のためにスタジオと闘ってくれたんだ。本当に演じたかった役だし、恐らく自分のキャリアにおける最も重要な出来事は、ティムがあの役をくれたことだと思う。僕らは1度も作品について口論したり、意見が衝突したりしたことがないんだ。ティムはフィルムメーカーという枠を超えた希少な映像作家であり、ビジョナリーであり、映画界の数少ない真のアーティストだ。僕はティムが自身の限界を超え、独創的な世界観や登場人物をより深く掘り下げていく様子を目撃する機会に恵まれた。その様子をすぐ近くで見てこられて、とても幸せに思っている。


会見中も終始仲が良さそうだった2人。

—とても思い入れのある役だそうですが、200年ぶりによみがえったヴァンパイアを演じるにあたって、どういう想いを込めたのか教えてください。

ジョニー: 60年代にアメリカで放映されていた「Dark Shadows」というテレビシリーズがあって、僕もティムも子どもの頃に熱狂的なファンだったんだ。幼い僕は、特にバーナバスというキャラクターに夢中になった。僕らは映画化するにあたって、「ヴァンパイアになりたくないのにさせられてしまった、行き場のない男」という雰囲気を大切にした。まるで陸に上がった魚のようなね。

史上最もエレガントな18世紀後半という時代に生きた男がヴァンパイアにさせられて、200年後の1972年によみがえるわけだが、それは映画でも音楽でもアートでもファッションでも非常に変なものが流行していた時代だったんだ。ティムと僕は子どもの頃、当時は普通とされていたことを、非常にバカげていると感じていた。たとえばプラスティックのフルーツとか、なんか変だな、とね…前列の人がウトウトしているみたいだ。僕の答えは長過ぎるのかな(笑)

—1990年の『シザーハンズ』でエドワードに恋をした日本の女の子が、今では母になり、子どもたちとジョニーさんを応援しています。今日は母の日ですが、そんなファンたちにメッセージをお願いします。

ジョニー: 僕は長年にわたり、特にティムと一緒にいろんな奇妙なキャラクターを演じてきた。それを皆さんが受け入れてくれたことを本当に感謝している。ティムと僕がこの仕事を続けられているのは、スタジオでも他の誰でもなく、映画館に足を運んで作品を観てくれる方々のおかげなんだ。そのことは常に忘れないようにしているよ。僕の演じる奇妙なキャラクターを応援してくれる人が居て感謝しているし、皆さんの応援をありがたく思っているんだ。皆さんに大きなありがとう。そして、母の日おめでとう。皆さんをがっかりさせないように、これからもがんばりたいと思う。

—200年ぶりによみがえった主人公のバーナバスが時代の流れについて行けないシーンが良かったです。忙しい日々の中で、ついて行けない状況や出来事があったら教えてください。

監督: 何もかも(会場・笑) 僕は自分の電話番号も分からないんだ。テクノロジーが大の苦手で、うちの3歳の子どもの方がよっぽど詳しいよ。

ジョニー: ああ、ここのところ立て続けに映画を撮影しているから、ときどき朝起きて自分が何の役を演じているのか、どこに居るのかが分からなくなる。「ローン・レンジャー」の現場に行って、インディアンのトント役をマッドハッターの声で演じてしまいそうになったりしてね。

—今は大丈夫ですか?

ジョニー: ここはどこ?(会場・笑) いや、今は大丈夫だよ(笑)

—お忙しいスケジュールの中、撮影の合間をぬって、そこまでして来日くださった理由を教えてください。

ジョニー: ティムと同じように、僕は日本が大好きなんだ。まず何よりも温かい歓迎にとても感謝しているし、日本の人々や文化、寛大さや優しさが大好きだ。さまざまなレベルで納得の行く国だよ。歴史的にも文化的にも興味をそそられる。日本について書かれたいろんな文献があって、素晴らしいことをたくさん読んだんだ。京都をはじめ、日本には探検したい場所がたくさんある。田舎の方にも行ってみたいね。地球上で最も好きな場所の1つだから、いつも来日できてとても幸せだよ。


成田空港では20分以上もファンサービスをしたのだとか。

—200年後の世界によみがえったバーナバスですが、もしお二人が今の姿で未来によみがえるとしたら、何年後によみがえりたいですか?「今のままでいい」という答えはなしです。

監督: 僕は70年代が過ぎてほっとしているよ。あの時代が終わって良かった(笑)今はあまり満足していないから、「今のままでいい」とは言わないから心配しないで。うーん…分からないけど…石油を使わない車が発明される時代とか…分からないな。皆さんが時代を選んでくれれば、俺はいつでもよみがえるよ。準備万端さ。

ジョニー: 月面に愛の小屋でも建てたくないの?

監督: そうだね、冥王星に住めるようになったらよみがえるよ(笑)

ジョニー: 僕は本当は過去にさかのぼりたかったんだけど、未来限定ということなので、アニメ「宇宙家族ジェットソンズ」の舞台となった時代かな。それでジェットソンズの仲間入りをするよ。

—昨夜は都内でプレミアが開催されましたが、長時間ファンにサインをされていて感心しました。あそこまでファンを大切にしている理由は?

監督: みんなが長時間並んで、風速100マイルの強風の中でも会いに来てくれるんだ。さっきもジョニーが言ったように、僕たちは皆さんのためにこの仕事をしているんだよ。ファンは僕たちが仕事をする上で最も重要な人々なんだ。皆さんからいただいている素晴らしいエネルギーを少しでもお返ししたいと思っている。

ジョニー: ティムが言ったことに全く同感だよ。ファンのおかげでこの仕事が続けられるんだ。僕たちのために長い時間、列をなして待っていてくれるファンの温かさや寛大さは心に響くよ。僕らよりもずっと長く外で待っていてくれたんだから、自分たちができるせめてものお返しはしてあげたいと思う。


プレミアでも長時間のファンサービス。

—今作で初めてヴァンパイアを演じてみて、ご家族の反応はいかがでしたか?

ジョニー: ヴァンパイア役は10歳と13歳という素晴らしい年頃の子どもたちにとって、オレンジ色のカツラをかぶってスカートを履いた男の役(註: 『アリス・イン・ワンダーランド』のマッドハッター)よりもずっとかっこ良く見えたみたいだ。僕がバーナバスを演じることに、とても興奮してくれたよ。2人ともこの役が大好きで、面白いと言ってくれた。子どもたちは撮影中もほとんどずっと一緒に居たよ。

—最近はヴァンパイア映画が流行していますが、ヴァンパイア映画を作る上での魅力は?

監督: 物事には常にトレンドがあることは分かっているけど、僕たちはずっとヴァンパイア映画を観てきた。僕は5歳の頃から観てきたんだ。だから僕からしてみれば、ヴァンパイア映画はいつの時代もトレンディだった。クリストファー・リーだとか、ヴァンパイアは象徴的な存在だったし、さまざまな角度から楽しむことができると思う。ジョニーと僕は「ヴァンパイアになりたくないのにさせられてしまった」という今作の概念がユニークで気に入ったんだ。ヴァンパイアはクラシックなイメージだけど、たくさんの様々な視点から探求できると思う。



—バーナバスのメイクは白塗りでしたが、撮影中に苦労したことはありますか?

ジョニー: バーナバスのメイクアップはグリースペイント(ドーラン)というオールドスクールな手法を用いたんだ。『フランケンシュタイン』のボリス・カーロフに使用されたものだよ。現場では問題がたくさん起きた。エヴァ・グリーンとのラヴ・シーンではトラブルが発生したよ。キスをしたら、僕はまるでロナルド・マクドナルドのような顔になってしまったんだ。だからテイクの合間に時間をかけて拭き取っていた(笑)

白塗りのメイクは僕たちにとって、「完全に死んでいない」という状態の象徴なんだ。バーナバスは200年も棺に入っていたわけだしね。それにティムも言っていたように、クラシックで象徴的なモンスターのイメージにしたかったから、ああいうメイクになったんだ。

—今作は70年代へのオマージュだと思いますが、あえて3Dにしなかったのですか?それとも監督は3Dに興味がないのですか?

監督: 3Dに興味はあるよ。『アリス・イン・ワンダーランド』をはじめ、いくつかの作品を3Dで手掛けているしね。3Dへの賛否両論は問題ではなく、より多くの選択肢があるということが重要だと思う。3Dで観たい人もいれば2Dで観たい人もいるし、そういった選択ができるということは素晴らしいと思う。ただ今作の舞台は1970年代だから、当時のヴァイブスを再現したかったんだ。70年代初期のより鮮やかな色彩で描きたかった。今の3Dはぼんやりしたイメージになりがちで、特に今作のようなダークなものは味気なくなってしまいがちなんだ。だから俺たちはより70年代風のヴァイブスを求めて2Dに落ち着いた。3Dは今作には適していないと判断したんだよ。




『ダーク・シャドウ』
時は1972年。200年の眠りから目を覚まし、ヴァンパイアとして子孫の前に現れたバーナバス・コリンズ。かつては繁栄を誇った名家にもかかわらず、今は見る影もなく没落してしまった末裔と出会い、バーナバスは一家の復興を心に誓う。しかし、200年のあいだに世の中はすっかり様変わり。バーナバスは何をやってもズレまくり、何を言ってもスレ違う。そのおかしな言動のせいでコリンズ家に巻き起こる珍騒動。果たして家族思いのヴァンパイアは、魔女の手から家族を守り、没落した一族の繁栄を取り戻せるのか?

バーナバス・コリンズがフツーでない理由:
1. 愛人魔女をフッて、ヴァンパイアにされた
2. 200年ぶりによみがえったので、時代の流れについていけない
3. 髪型がちょっとおかしい
4. サングラスと日傘があれば、太陽光もへっちゃら
5. そして、家族思い



監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、ジョニー・リー・ミラー、クロエ・モレッツほか
5月19日(土)丸の内ルーブル他全国ロードショー!
© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
ワーナー・ブラザース映画配給

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Text: Nao Machida

01:00

『バトルシップ』テイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナら、横須賀米軍基地で記者会見

2012-04-03
いよいよ今月公開となる、製作費2億ドルの超大作映画『バトルシップ』。ハワイを舞台に、地球にやって来た謎のエイリアンと海上で戦う世界連合軍の苦闘を描いた話題作だ。4月2日、神奈川県・横須賀米軍基地に停泊中の航空母艦ジョージ・ワシントンの上で記者会見が行われ、ピーター・バーグ監督、キャストのテイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナ、アレクサンダー・スカルスガルド、ブルックリン・デッカーが登壇。海軍の兵士たちが多数見守る中、作品の魅力や舞台裏を語った。



—まずは一言ずつ、ご挨拶をお願いします。

ピーター・バーグ監督(以下、監督): 皆さん、今日はお越しいただきましてありがとうございます。ここにいる私たち全員にとって、今日は非常にエキサイティングな日です。海兵隊員だった父が海軍の熱狂的ファンだったこともあり、僕は子どもの頃からこのプロジェクトの構想を練っていました。ここに居る誰もが海軍やご家族の方々を応援し、感謝しています。アメリカ海軍に関する映画を携えて、今日このように航空母艦ジョージ・ワシントンの上で会見できることを大変誇りに思っています。

リアーナ: 皆さん、こんにちは!今日はこのような機会をくださってありがとう!海軍の皆さんにとってのホームである空母ジョージ・ワシントンに、私たちを快く歓迎してくださったことを感謝しています。私たちは皆さんを尊敬していると同時に、たくさんのインスピレーションを受けました。映画では海軍の兵士を演じたけれど、とても皆さんの代わりにはなれないし、感謝の気持ちを忘れることは決してありません。短い時間でも、皆さんの世界に私たちを温かく迎えてくださって、本当にどうもありがとう!

浅野忠信(以下、浅野): 皆さん、今日は本当にありがとうございます。思い起こせば2年前の今頃、横須賀で海上自衛隊の船に乗せていただいて、どのようなことが行われているか、どのような機能を持っているか等の説明を受けてから、ハワイでの撮影に臨みました。それから2年が経ち、今度はアメリカの船の上でこのような華やかな場所に立てたことを本当に誇りに思っています。皆さんの協力があって今日を迎えることができて感謝しておりますし、これを機に映画がヒットするよう応援していただければと思います。よろしくお願いいたします。

アレクサンダー・スカルスガルド(以下、アレクサンダー): こんにちは!みんなが言ったとおり、僕も今日はとても光栄に思っていますし、海軍の皆さんの寛大さや温かいもてなしに感謝しています。今日のことは孫にも自慢したいと思っているよ。本当にありがとう。それから、1年半前にこの作品を撮影した際にも、海軍の皆さんにサポートしていただきました。皆さんのサポートがなければ今作を完成させることはできませんでした。どうもありがとうございます。

ブルックリン・デッカー:
ハーイ!みんなが言ったことの繰り返しになるけれど、今日は本当にありがとう。この映画を世界中の人々に届けることができて、私たちはとてもワクワクしています。国際的なキャストが出演している作品ですし、海軍の皆さんのサポートや承認を得て、この映画を世界と共有できることを幸せに思います。今作を通じて、世界中の兵士たちにスポットライトを当てることができたらいいなと願っています。今作を劇場で公開できることを誇りに思います。サポートしてくださってどうもありがとう!応援してね!

テイラー・キッチュ(以下、テイラー): 海軍の皆さんのことを本当に理解するのは、なかなか難しいと思います。僕は実際に撮影でハワイのパール・ハーバーの基地に行って、海軍の制服を着用し、兵士の皆さんの真の姿を拝見することで、いかに皆さんが背筋を伸ばして素晴らしい活動をしているかを感じることができました。撮影は6ヶ月間だったのですが、兵士や家族のみなさんが多大な犠牲を払ってがんばっている姿に、毎日インスパイアされた現場でした。海軍の皆さんのおかげで作ることができた映画ですし、今日は皆さんの前に立つことができて非常に嬉しく思います。


主人公、米海軍の新人将校アレックス・ホッパー役を演じたテイラー・キッチュ。

—日本初の空母の上での会見について、ご感想をお願いします。

監督: 『バトルシップ』では幸いなことに、誘導ミサイル装備巡洋艦や駆逐艦、複合型ゴムボート、航空母艦など、さまざまな海軍の船の上で撮影をすることができたんだ。撮影の度に乗組員の方々の力量に驚かされ、恐縮する日々だった。もちろん、こういった戦艦は非常に大きな火力や破壊力を持っているわけだが、良いことのために使うこともできるわけで、たくさんの人を助けることもできる。ハワイでさまざまな船の上で撮影し、そして今まさにジョージ・ワシントンの上に居るということは素晴らしい体験で、今もなお、こういったパワフルな戦艦に圧倒され、謙虚な気持ちになっているよ。

—監督はお父さんが海軍オタクだったそうですが、撮影時、特にこだわったシーンや事柄があったら教えてください。

監督: 『バトルシップ』は家族向けの楽しい夏の娯楽大作として作ったんだ。ママもパパも、子どもたちも孫たちも、ひ孫たちも叔父さんたちも、誰もが楽しめるようにね。何よりもまず、僕は楽しい映画が作りたかった。それはそれとして、僕は海軍歴史学者の息子であり、従軍している友人もたくさん居る。今作では海軍の美しい資産に自由にアクセスすることができたので、海軍の皆さんが観に来てくれることも分かっていた。だから今作は、映画評論家や記者よりも海軍の皆さんのことを念頭に置いて作ったんだよ。映画を観て、「いや、あれは間違っているよ」とか、「いいね!彼はちゃんと分かっているよ!」とか思われることは分かっていたからね。

というわけで、今作では海軍の皆さんから観て正しく描くことがとても重要だった。『バトルシップ』は海軍が海上でエイリアンと戦う楽しい映画で、僕は実際にバトルシップで戦っている兵士の皆さんにとても感謝している。だからこそ、きちんと描くことが重要だった。楽しい映画にしつつも、彼らが観たときに「そうそう、こうなんだよ!」と思ってもらえるように、バランスを取ることが重要だったんだ。

—リアーナさんは今作が映画デビュー作となりましたが、初の女優業の感想を教えてください。

リアーナ: 最高の体験だったわ。今作が映画デビュー作だったから、ご想像のように私はとっても緊張していたの。もちろん、挑戦を受けて立とうとは思っていたのよ。ところが撮影初日、監督から脚本にないシーンを演じるように言われたの。緊張をほぐす暇もなく、いきなり撮影に入ったわ。でもある意味、そのおかげでとても良い経験になったわね。今作では素晴らしいキャストに囲まれて、学ぶことの多い現場だった。今作をきっかけに、今後もたくさんの映画に出演したいと思っているわ。


映画初出演とは思えない見事な演技を見せたリアーナ。


会見の2日前、成田空港到着時は金髪でした。

—そんなリアーナさんと共演したご感想は?

テイラー: どんな役者にとっても重要なのは、たとえそれが1本目だろうが60本目だろうが、撮影のプロセスに対して心をオープンにして演じること。そして陳腐な表現かもしれないけれど、その瞬間を演じることが大切なんだ。リアーナはまさにそれを実践していた。監督のプロセスに乗っ取って、誰よりも自由に力強く演じ、その瞬間に反応していたんだ。素晴らしい演技を見せてくれたと思うし、そんな彼女に敬服するよ。

浅野: 歌手として活躍されている方なので、撮影現場で見た時に最初から存在感がありましたね。そういう存在感があれば自然と説得力が出てくるので、僕が見た時には既に役柄として完成した海軍の方のように見えて、いつも本当にすごいなと思っていました。


自衛艦の指揮官ナガタ役を熱演。

—浅野さんは撮影前に自衛隊の船も見学したそうですが、米軍の船との違いは?

浅野: 実際に自衛隊でも米軍でも同じような形の船を見学させていただきました。これを言ったら怒られるかもしれないんですが…日本人は真面目なのか船の中がすごくきれいだったんです。アメリカの船も汚くはないし、すごくきれいなんですけど、ところどころラフなところがあって(笑)コーラがいろんなところに挟んであったりして、あ、全然違うんだな!と感じました。決してそれが悪いということではないですよ!

監督: ちょっと付け加えさせてくれよ。米軍の船はとってもきれいなんだ。ただ、日本の船はものすごーーーくきれいなんだよ。きれいな船と、もっときれいな船っていうこと(笑)

—アレクサンダー・スカルスガルドさんは日本に女性ファンがたくさんいるのですが、女性の観客が今作を観たくなるようなコメントをお願いします。

アレクサンダー:
日本に俺のファンがいるの?本当に!? 僕の番組(「トゥルーブラッド」)は日本で放映されていないかと思っていたよ。そうなんだ、それは素晴らしいね!日本の女性ファンにアピールしたいかって?何だか居心地が悪くなってきたよ(笑)はい、もちろん。男性にも動物にも、みんなから愛されたいよ。(通訳に)動物っていう部分は訳さなくていいよ!


劇中のイメージとは違ってお茶目なアレクサンダー・スカルスガルド。



***





『バトルシップ』
舞台はハワイ。アメリカをはじめとする世界各国の護衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船が出現。未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛かけてくる。その戦いの最前線に立たされたのは、米海軍の新人将校アレックス・ホッパーと、彼がライバル心を燃やす自衛艦の指揮官ナガタだった。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか?そして、彼らは地球を壊滅の危機から救うことができるだろうか!?

監督:ピーター・バーグ『ハンコック』 
製作:ブライアン・ゴールドナー、ベネット・シュニアー、サラ・オーブリー、ピーター・バーグ
VFX:ILM
出演:テイラー・キッチュ、浅野忠信、リーアム・ニーソン、リアーナ、アレクサンダー・スカルスガルド、ブルックリン・デッカー、ほか
4月13日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
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Text: Nao Machida

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