『SOMEWHERE』ソフィア・コッポラ監督 & スティーヴン・ドーフ インタビュー
2011-04-01
『ヴァージン・スーサイズ』や『ロスト・イン・トランスレーション』など、独特な世界観をフィルムに収めてきた女性監督ソフィア・コッポラ。『マリー・アントワネット』以来、4年ぶりとなる待望の新作『SOMEWHERE』が、いよいよ2日より全国で公開される。
ハリウッド・セレブ御用達ホテルとして有名なシャトー・マーモントを舞台に、そこで暮らす人気俳優ジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)と、彼と一夏を共に過ごすことになった11歳の娘クレオ(エル・ファニング)の交流を描いたこの作品。ジョニーの心の動きが、コッポラならではの繊細な空気感の中で緩やかに映し出されている。去る1月に来日したコッポラと主演のスティーヴン・ドーフに、作品の魅力を訊いた。

—ヴェネチア映画祭で『SOMEWHERE』金獅子賞を受賞されたことは、ご自身のキャリアにどのような影響を与えると思いますか?
ソフィア・コッポラ(以下、SC): とても光栄に思っているし、この作品にとっては幸先が良かったわ。国際的な観客に上映したのは、あの時が初めてだったの—観客に見せること自体が初めてだったから、すごくエキサイティングだった。とても権威のある映画賞だし、これをきっかけに、より多くの人にこの作品を観てほしいと思う。
—毎回サウンドトラックも素晴らしいソフィアさんの作品ですが、今作では沈黙の使い方がとても印象的でした。意図的な演出だったのですか?また、ザ・ストロークスの「I'll Try Anything Once」をプールサイドのシーンに選んだ理由は?
SC: 気づいてくれてありがとう。今作では意図的に音楽を控えめにして、沈黙の瞬間を増やしたかったの。過去の作品では、たくさんの楽曲を使っていたけれど、沈黙は自分が考えていたよりも効果的だったし、楽曲数を減らした方がインパクトが強くなると思った。それに作品のスタイルにも合っていたわ。あえて沈黙を選ぶことで、男の孤独感が強調されると思ったのよ。ザ・ストロークスの楽曲は、脚本を書いていたときに聴いていたもの。父娘の絆が描かれたシーンにぴったりの甘さがあると思った。使用できて嬉しかったわ。
—撮影中に聴いていた音楽は?
SC: いろいろあるけれど、スティーヴンには映画に使用した音楽を渡してあったの。作品のムードに入ってもらうために、フェニックスの「Love Like a Sunset」などを聴いてもらったわ。
スティーヴン・ドーフ(以下、SD): 作品の雰囲気に入るために、ソフィアは音楽だけではなく、映画とか、素晴らしい題材をたくさんくれた。フェニックスの楽曲を聴きながらロサンゼルスの街で車を走らせていたよ。そうやって役に入って行った。ソフィアが素晴らしいツールをたくさんくれたんだ。
—まさにサウンドトラックですね。
SD: その通り。音楽に限らず、本だったり、今作のヴァイブスや色彩が感じられるいろいろなものを与えてくれて、作品が持つ感触や感情をよく理解して演じる上で、すごく役立ったよ。それにソフィアにはリーバイスを履かされた(笑)
—撮影前から友人同士だったそうですが、今回の作品を通じて新たに発見したことはありますか?
SC: もちろんよ、スティーヴンとこんなにたくさんの時間を過ごしたのは初めてだったし。彼は友人の友人で、ときどき一緒に遊ぶくらいだったから。誰かとこんなに集中して仕事をするということは全く別の体験で、それなりに新しい発見はあったわ。実際に何を発見したかをここでしいて言うことはしないけれど(笑)でも彼がハードワーカーだということはわかったし、真面目に仕事に打ち込む人だと思ったわ。
—スティーヴンさんはこれまでに数々の監督と仕事をされていますが、ソフィア監督との仕事は他の監督と比べてどう違いましたか?新しい発見は?
SD: 今作における経験のすべてが、俺にとって様々な意味で大きなハイライトとなったよ。これまでの人生で、多くの才能あふれる監督たちと仕事をする機会に恵まれてきたけど、ソフィアとの仕事はすごく楽しかった。言葉にできないけれど、ユニークな経験だったんだ。これまでに一緒に仕事をしてきた監督たちよりも、ずっとリラックスしていて、スイートな監督で。怒鳴ったり、かんしゃくを起こしたりする人もいるからさ(笑)彼女はこのままの人なんだよ。現場のスタッフはみんな仲が良かったし、作品の雰囲気もとても親密で、映画の撮影をしていることを忘れるときもあった。そのような中で、俺はジョニー・マルコの感情に入っていくことができた。主人公の男の人生を覗き見ているかのような映画だからね。とても特別な作品だよ。いつかまた、この作品と同じくらい特別なものに巡り会えたらいいけど、難しいだろうね。このような作品には常に出会えるわけではないんだ。これはそれくらい特別なのさ。
—ジョニー・マルコの生き方について、同じ男性としてどう感じましたか?
SD: 映画の冒頭のジョニーは自分を見失っているんだ。退屈していて、混乱していて…人生や娘を含む大切なものとの絆を見失っている状態にある。言ってみれば、彼の心は休暇中なんだよ。成功を収めてから数年間、流されるようなライフスタイルを送ってきたからね。映画の冒頭で彼が車でひたすらグルグルまわっているシーンがあるけれど、彼は同じような感じで人生を生きている。有名になったことによって自分を見失ってしまった男なんだ。でも、本当はスイートな心を持った男だと思う。ソフィアは彼のスイートな資質を俺に引き出してほしかったんだ。彼はどん底に居てもスイートな資質を持っているんだよ。
—父と娘がテーマですが、2人にとって家族とは?
SC: 映画では、娘の面倒を見たりだとか、ジョニーのよりリアルな一面にフォーカスしたの。楽しいけれど嘘くさい、キャリアでの一面とのコントラストを描いたわ。そういった視点から見ると、家族は誰にとっても基盤であり、地に足をつけて生きることを教えてくれる存在だと思う。浮いた気持ちだったら、引っ張って地に下ろしてくれるようなね。私にとっても家族は人生におけるとても重要な存在よ。
SD: 家族は何よりも大切な存在。俺自身、良い家族に恵まれて幸運に感じている。若い頃は、家族が守ってくれたおかげでクレイジーにならずに済んだんじゃないかな。ジョニーもそういったことに気づいていくんだ。究極的に、家族こそが1番大切なリアルなものなんだと思う。表面的で楽しいだけのものではない、真に大切なもの。それが家族なんじゃないかな。
—脚本を書くときは実体験や自分の考えを入れるとおっしゃっていましたが、あなたの人生において映画作りとは?
SC: 自分の視点や創造力を表現する方法。映画というメディアは、写真や音楽や演技やデザインや、様々な要素を網羅している。だからエキサイティングだと感じるの。いろんなことが出来るという点でも、映画作りに興味を持っているのよ。
—当初、ジョニー・マルコはソフィア監督が書いていたヴァンパイア映画の登場人物だったそうですが、その作品は今後完成させる予定はあるのですか?
SC: あれは数ページしか書かなかったの。最近はヴァンパイアものがたくさんあるから、もう新鮮じゃなくなっちゃった(笑)今はわからないけれど、もしかしたらいつか創るかも。
SD: ジョニー・マルコの次の役がヴァンパイアだったりしてね。
SC: そうね(笑)
—映画や文化など、日本について興味のあることは?
SC: 日本の映画はあまりたくさん観たことがないけれど、幼い頃から両親に連れられて何度か来日していたし、かねてから日本との絆は感じていたわ。それに小津安二郎監督は尊敬しているの。
SD: 18か19の頃に初めて来日したんだ。毎回エキサイティングな思い出だよ。今回の来日は4年か5年ぶりかな。映画を引っさげて来日できるのはいつも嬉しいこと。でも、日本との特別なつながりはないな。何人か友だちはいるし、過去に北野監督だとか、日本の映画監督と会ったことはあるけれどね。東京は好きだよ。とても情熱的な都市のようだし、芸術を大事にしていて、センスも良い。どうにかソフィアとホテルを抜け出して、買い物をする時間があるといいんだけどね(笑)
—時間はありそうですか?
SD: そう願うよ。ソフィアが教えてくれた東急ハンズに行ってみたくてさ。
SC: 日本ならでの店よ。
SD: このホテルのスパにも行きたい。日本のスパはいいよね。サウナと水風呂を繰り返してさ。あれはいいよ。日本のスタイルが好きなんだ。
—『ロスト・イン・トランスレーション』は東京を舞台にしていましたが、再び日本で映画を撮るとしたら、気になっているスポットはありますか?
SC: 私の場合、プランはあってないようなものなので、今は特にプランはしていないわ。来日はいつも楽しみにしているけれどね。
SD: リッツ・カールトンでアクション映画を作ったらどうかな?(註: インタビューはリッツ・カールトン東京にて行われた)「ダイ・ハード・ミーツ・リッツ・カールトン東京」みたいな(笑)冗談だよ。
—今回スティーヴンさんを監督して、今度はこういう役を演じたら面白そうだな、と思うことはありますか?
SC: 特に考えたことはないけど…今作では、これまでに彼が演じたことのないような役を見てみたいと思って起用したから、今後もいろんな役を演じているところを見てみたいわ。彼のいろんな面を見ることに興味を持っているの。
—これまではガールズムービーの名手という印象でしたが、今作では男性の孤独を描かれています。男性と女性の孤独の違いは?
SC: 正直言って、ジョニー・マルコには共感が持てたの。彼の気持ちがわかるな、と感じたのだけれど、基本的に男でも女でも人間の本質は大きくは変わらないと思う。特に孤独を感じるという部分では同じだと考えているし、自分なりに男性の孤独に関して共感の持てる部分を引き出して、それを反映させるようにしたの。それに、自分の性格には男性的な部分もあれば、女性的な部分もあると思う。だから自分の中の男性的な部分を通して、男性の孤独感を引き出してみたわ。
SD: ソフィアが言ったように、男と女は違うけど同時に似ていると思う。どう感じているかにもよるけれど、もし孤独だったり、心が傷ついていたりしたら、性別に関係なく同じような孤独を感じているのだと思う。同時に違うところもあるんじゃないかな。でも、女性に演出されるのは大好きだよ(笑)
SC: 今回が初めて?
SD: 2回目。メアリー・ハロン監督(『I SHOT ANDY WARHOL』)が初めてだった。メアリーはソフィアには及ばないよ。メアリーもスイートだけど、ソフィアは格別にスイートだ(笑)■

映画『SOMEWHERE』は4/2(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
『SOMEWHERE』公式サイト>>
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04/01: ソフィア・コッポラ&スティーヴン・ドーフが語る『SOMEWHERE』
01/20: 『SOMEWHERE』 ソフィア・コッポラが都内で会見
interview + text: nao
ハリウッド・セレブ御用達ホテルとして有名なシャトー・マーモントを舞台に、そこで暮らす人気俳優ジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)と、彼と一夏を共に過ごすことになった11歳の娘クレオ(エル・ファニング)の交流を描いたこの作品。ジョニーの心の動きが、コッポラならではの繊細な空気感の中で緩やかに映し出されている。去る1月に来日したコッポラと主演のスティーヴン・ドーフに、作品の魅力を訊いた。

—ヴェネチア映画祭で『SOMEWHERE』金獅子賞を受賞されたことは、ご自身のキャリアにどのような影響を与えると思いますか?
ソフィア・コッポラ(以下、SC): とても光栄に思っているし、この作品にとっては幸先が良かったわ。国際的な観客に上映したのは、あの時が初めてだったの—観客に見せること自体が初めてだったから、すごくエキサイティングだった。とても権威のある映画賞だし、これをきっかけに、より多くの人にこの作品を観てほしいと思う。
—毎回サウンドトラックも素晴らしいソフィアさんの作品ですが、今作では沈黙の使い方がとても印象的でした。意図的な演出だったのですか?また、ザ・ストロークスの「I'll Try Anything Once」をプールサイドのシーンに選んだ理由は?
SC: 気づいてくれてありがとう。今作では意図的に音楽を控えめにして、沈黙の瞬間を増やしたかったの。過去の作品では、たくさんの楽曲を使っていたけれど、沈黙は自分が考えていたよりも効果的だったし、楽曲数を減らした方がインパクトが強くなると思った。それに作品のスタイルにも合っていたわ。あえて沈黙を選ぶことで、男の孤独感が強調されると思ったのよ。ザ・ストロークスの楽曲は、脚本を書いていたときに聴いていたもの。父娘の絆が描かれたシーンにぴったりの甘さがあると思った。使用できて嬉しかったわ。
—撮影中に聴いていた音楽は?
SC: いろいろあるけれど、スティーヴンには映画に使用した音楽を渡してあったの。作品のムードに入ってもらうために、フェニックスの「Love Like a Sunset」などを聴いてもらったわ。
スティーヴン・ドーフ(以下、SD): 作品の雰囲気に入るために、ソフィアは音楽だけではなく、映画とか、素晴らしい題材をたくさんくれた。フェニックスの楽曲を聴きながらロサンゼルスの街で車を走らせていたよ。そうやって役に入って行った。ソフィアが素晴らしいツールをたくさんくれたんだ。
—まさにサウンドトラックですね。
SD: その通り。音楽に限らず、本だったり、今作のヴァイブスや色彩が感じられるいろいろなものを与えてくれて、作品が持つ感触や感情をよく理解して演じる上で、すごく役立ったよ。それにソフィアにはリーバイスを履かされた(笑)
—撮影前から友人同士だったそうですが、今回の作品を通じて新たに発見したことはありますか?
SC: もちろんよ、スティーヴンとこんなにたくさんの時間を過ごしたのは初めてだったし。彼は友人の友人で、ときどき一緒に遊ぶくらいだったから。誰かとこんなに集中して仕事をするということは全く別の体験で、それなりに新しい発見はあったわ。実際に何を発見したかをここでしいて言うことはしないけれど(笑)でも彼がハードワーカーだということはわかったし、真面目に仕事に打ち込む人だと思ったわ。
—スティーヴンさんはこれまでに数々の監督と仕事をされていますが、ソフィア監督との仕事は他の監督と比べてどう違いましたか?新しい発見は?
SD: 今作における経験のすべてが、俺にとって様々な意味で大きなハイライトとなったよ。これまでの人生で、多くの才能あふれる監督たちと仕事をする機会に恵まれてきたけど、ソフィアとの仕事はすごく楽しかった。言葉にできないけれど、ユニークな経験だったんだ。これまでに一緒に仕事をしてきた監督たちよりも、ずっとリラックスしていて、スイートな監督で。怒鳴ったり、かんしゃくを起こしたりする人もいるからさ(笑)彼女はこのままの人なんだよ。現場のスタッフはみんな仲が良かったし、作品の雰囲気もとても親密で、映画の撮影をしていることを忘れるときもあった。そのような中で、俺はジョニー・マルコの感情に入っていくことができた。主人公の男の人生を覗き見ているかのような映画だからね。とても特別な作品だよ。いつかまた、この作品と同じくらい特別なものに巡り会えたらいいけど、難しいだろうね。このような作品には常に出会えるわけではないんだ。これはそれくらい特別なのさ。
—ジョニー・マルコの生き方について、同じ男性としてどう感じましたか?
SD: 映画の冒頭のジョニーは自分を見失っているんだ。退屈していて、混乱していて…人生や娘を含む大切なものとの絆を見失っている状態にある。言ってみれば、彼の心は休暇中なんだよ。成功を収めてから数年間、流されるようなライフスタイルを送ってきたからね。映画の冒頭で彼が車でひたすらグルグルまわっているシーンがあるけれど、彼は同じような感じで人生を生きている。有名になったことによって自分を見失ってしまった男なんだ。でも、本当はスイートな心を持った男だと思う。ソフィアは彼のスイートな資質を俺に引き出してほしかったんだ。彼はどん底に居てもスイートな資質を持っているんだよ。
—父と娘がテーマですが、2人にとって家族とは?
SC: 映画では、娘の面倒を見たりだとか、ジョニーのよりリアルな一面にフォーカスしたの。楽しいけれど嘘くさい、キャリアでの一面とのコントラストを描いたわ。そういった視点から見ると、家族は誰にとっても基盤であり、地に足をつけて生きることを教えてくれる存在だと思う。浮いた気持ちだったら、引っ張って地に下ろしてくれるようなね。私にとっても家族は人生におけるとても重要な存在よ。
SD: 家族は何よりも大切な存在。俺自身、良い家族に恵まれて幸運に感じている。若い頃は、家族が守ってくれたおかげでクレイジーにならずに済んだんじゃないかな。ジョニーもそういったことに気づいていくんだ。究極的に、家族こそが1番大切なリアルなものなんだと思う。表面的で楽しいだけのものではない、真に大切なもの。それが家族なんじゃないかな。
—脚本を書くときは実体験や自分の考えを入れるとおっしゃっていましたが、あなたの人生において映画作りとは?
SC: 自分の視点や創造力を表現する方法。映画というメディアは、写真や音楽や演技やデザインや、様々な要素を網羅している。だからエキサイティングだと感じるの。いろんなことが出来るという点でも、映画作りに興味を持っているのよ。
—当初、ジョニー・マルコはソフィア監督が書いていたヴァンパイア映画の登場人物だったそうですが、その作品は今後完成させる予定はあるのですか?
SC: あれは数ページしか書かなかったの。最近はヴァンパイアものがたくさんあるから、もう新鮮じゃなくなっちゃった(笑)今はわからないけれど、もしかしたらいつか創るかも。
SD: ジョニー・マルコの次の役がヴァンパイアだったりしてね。
SC: そうね(笑)
—映画や文化など、日本について興味のあることは?
SC: 日本の映画はあまりたくさん観たことがないけれど、幼い頃から両親に連れられて何度か来日していたし、かねてから日本との絆は感じていたわ。それに小津安二郎監督は尊敬しているの。
SD: 18か19の頃に初めて来日したんだ。毎回エキサイティングな思い出だよ。今回の来日は4年か5年ぶりかな。映画を引っさげて来日できるのはいつも嬉しいこと。でも、日本との特別なつながりはないな。何人か友だちはいるし、過去に北野監督だとか、日本の映画監督と会ったことはあるけれどね。東京は好きだよ。とても情熱的な都市のようだし、芸術を大事にしていて、センスも良い。どうにかソフィアとホテルを抜け出して、買い物をする時間があるといいんだけどね(笑)
—時間はありそうですか?
SD: そう願うよ。ソフィアが教えてくれた東急ハンズに行ってみたくてさ。
SC: 日本ならでの店よ。
SD: このホテルのスパにも行きたい。日本のスパはいいよね。サウナと水風呂を繰り返してさ。あれはいいよ。日本のスタイルが好きなんだ。
—『ロスト・イン・トランスレーション』は東京を舞台にしていましたが、再び日本で映画を撮るとしたら、気になっているスポットはありますか?
SC: 私の場合、プランはあってないようなものなので、今は特にプランはしていないわ。来日はいつも楽しみにしているけれどね。
SD: リッツ・カールトンでアクション映画を作ったらどうかな?(註: インタビューはリッツ・カールトン東京にて行われた)「ダイ・ハード・ミーツ・リッツ・カールトン東京」みたいな(笑)冗談だよ。
—今回スティーヴンさんを監督して、今度はこういう役を演じたら面白そうだな、と思うことはありますか?
SC: 特に考えたことはないけど…今作では、これまでに彼が演じたことのないような役を見てみたいと思って起用したから、今後もいろんな役を演じているところを見てみたいわ。彼のいろんな面を見ることに興味を持っているの。
—これまではガールズムービーの名手という印象でしたが、今作では男性の孤独を描かれています。男性と女性の孤独の違いは?
SC: 正直言って、ジョニー・マルコには共感が持てたの。彼の気持ちがわかるな、と感じたのだけれど、基本的に男でも女でも人間の本質は大きくは変わらないと思う。特に孤独を感じるという部分では同じだと考えているし、自分なりに男性の孤独に関して共感の持てる部分を引き出して、それを反映させるようにしたの。それに、自分の性格には男性的な部分もあれば、女性的な部分もあると思う。だから自分の中の男性的な部分を通して、男性の孤独感を引き出してみたわ。
SD: ソフィアが言ったように、男と女は違うけど同時に似ていると思う。どう感じているかにもよるけれど、もし孤独だったり、心が傷ついていたりしたら、性別に関係なく同じような孤独を感じているのだと思う。同時に違うところもあるんじゃないかな。でも、女性に演出されるのは大好きだよ(笑)
SC: 今回が初めて?
SD: 2回目。メアリー・ハロン監督(『I SHOT ANDY WARHOL』)が初めてだった。メアリーはソフィアには及ばないよ。メアリーもスイートだけど、ソフィアは格別にスイートだ(笑)■

映画『SOMEWHERE』は4/2(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
『SOMEWHERE』公式サイト>>
【関連ニュース】
04/01: ソフィア・コッポラ&スティーヴン・ドーフが語る『SOMEWHERE』
01/20: 『SOMEWHERE』 ソフィア・コッポラが都内で会見
interview + text: nao
ASH来日インタビュー “Vol. 2”
2010-11-26
こんばんは~。お待たせしました!
今日は先日来日したアッシュの独占インタビュー“Vol. 2”をお届けします。
(Interview "Vol. 1"はこちら)
インタビュー後半はデジタル化が進む音楽シーンについて、自分たちのレーベルについて、
今後のアッシュについてなど、たっぷり語っていただきました。
来日ツアーの初日、11/22の東京公演からのライブ写真もあわせてお楽しみください!

左から=マーク、ティム、リック
***
―今回の“The A-Z Series”はご自分たちのレーベルから発表しているわけですが、サブスクリプション・サービスをはじめ、ネットを駆使していますよね。以前よりもフィルターを通さずに直接的にファンの声が聞こえてくるのではないかと思うのですが、その点はいかがですか?
ティム: 最高であると同時に、混乱もしている(笑)
リック: 曲をリリースするたびにいろんな意見が届くからね。一部の人がすごく気に入ってくれても、必ず1人か2人は反対意見があったりして。
マーク: それに、みんながバンドの様々な側面に魅了されていることもわかった。へヴィーな曲が好きなファンがいれば、メロディアスな曲が好きなファンもいて、実験的な曲が好きなファンもいる。難しいよね。
ティム: みんなが違った理由で自分たちのことを好きでいてくれるんだって気づいた。興味深かったよ。
―自分たちでレーベルをやってみて新たに学んだことは?
マーク: ファンが多様性を求めているっていうことかな。そして、みんながこのプロジェクトの規模を楽しんでいるということ。たとえ死ぬほど僕らのファンだとしても、必ずしも全ての曲が好きとは限らないということは理解していたけど、彼らは次に何が来るかわからず、多彩な曲が発表されることを楽しんでいるんだ。
ティム: うん、とても面白いよね。それに、ほぼ全員が曲を気に入ってくれたときはすぐにわかるよ。奇妙なもんだな(笑)
―アッシュのデビュー当時と比較すると、かなり時代が変わりましたよね。当時のアイルランドではレコード契約を得るのが大変だったそうですが、今はどこにいてもmyspaceやFacebookを通じて世界に向けて発表できます。様々なSNSがありますが、ファンとインターネットで直接交流することはありますか?
ティム: Facebookはけっこう便利だよね。
マーク: FacebookとかTwitterとかね。ああいったSNSを使って、ファンは常にバンドの動向をのぞいているみたいだ。
ティム: 何か伝えたいことがあるときはいいよね。メディアに頼る必要がなくて。
リック: 昔は何か伝えようとすると記者に頼るしかなくて、実際に記事が印刷されるまで内容がわからなかったからね。
ティム: 相手がどう受け止めているかわからないしね。時々、全く違った角度からとらえられることもある。でも今は直接伝えられるんだ。
―その反面で、ネット上の言葉って難しいですよね。読んでいる人によって受け止め方も違うし、言葉には時に予期せぬ破壊力があると思うんです。
ティム: うん、確かに。
マーク: SNSの問題のひとつは、ごく短いコメントをFacebookにアップしただけで、真剣にとられたり、誤解されたりすることがあるということ。本当はただの冗談だったとしてもね。時に人は深読みしすぎてしまうんだ。
―「Binary」のビデオはネットを通じて知り合ったファンが作ったそうですね。
ティム: 彼は僕らのファンで、趣味でアッシュのビデオを作っていたんだ。とても美しいビデオをね。彼にはいろいろ手掛けてもらっているよ。ジャケットとかね。
―そういう意味では、ネットは便利ですよね。
ティム: うん。マークが彼にメールで連絡して、最終的にいろんな仕事をお願いすることになった。ビジュアル面で重要な存在となったよ。
マーク: いろんなものを作ってもらっても、いまだにライブになるとモッシュにいるんだから笑えるよね。「あ、いたいた」ってさ(笑)
ティム: 彼は長年に渡るハードコアなファンなんだ。知り合った後でもそうやって夢中でいてくれるって嬉しいよね。何年も活動を続けていて良いことは、ファンが大人になって、その中から才能あふれる人が出てきたりすること。(サポート・ギタリストのブロック・パーティの)ラッセル(・リサック)なんか、まさにそうだよ。僕たちの音楽を聴いて育ったんだよ。
―デジタル配信が主流となり、CDが売れない現状を悲観するアーティストが多い中で、アッシュは今回のプロジェクトでこの状況を見事に活用してみせたように思います。
ティム: 僕たちはポジティブに受け止めて、そこから発展する方法を考えるようにしている。だって、今の時代でも誰もが音楽を必要としていることに間違いはないんだから。
―その一方で、『Vol. 2』に収録された「Physical World」では、「デジタルな世界からフィジカルな世界に戻ってこい」と歌っていますよね。
ティム: そうだね、時には昔が懐かしいのさ(笑) 僕は今でも時々レコード屋に行って、アナログ盤を買うんだ。そういう時代が終わってしまったと考えると悲しくなるよ。子供の頃は本当に聴きたい曲を苦労して探していたからね。見つかるとすごくエキサイティングでさ。苦労した分だけ、余計に気に入るんだ。
リック: 時間やお金を費やしたしね。特にレアなものだと何週間もかけて探したもんだ。でも今の時代は、何か欲しければクリックすれば手に入ってしまう。
マーク: ワンクリックで全てが手に入るから、結局全部は聴かなかったりするんだ。情報が多すぎるんだよ。
ティム: そういう意味では昔が懐かしいね。
リック: Spotify(音楽ストリーミング・サービス)みたいに便利な側面もあるけどね。ネットでは人間関係だけではなく、音楽的にも複雑だ。1曲聴いただけでアーティストを判断してしまいかねないし。最近では10秒とか15秒とか聴いただけで「あんまり好きじゃないな」って決めちゃったりするだろ。もしかしたら頭の10秒はクソでも、30秒後には世界一素晴らしいコーラスが待っているかもしれないのに!みんなもっと音楽に時間を費やすべきだと思う。音楽は使い捨てるものではなく、人生の重要な一部分なんだから。
―デジタル配信を始めて、新たなファンはできましたか?
ティム: できたと思うよ。最近では昔のファンが大人になって、彼らの子供たちが僕たちの音楽にはまっていたりするんだ。ファンはみんな素晴らしいよ。感謝してる。
マーク: YouTubeとかでみんなのコメントを読むと面白いよね。新曲をアップしたら、5年くらい僕らを忘れていた人が「最高だね。彼らは解散したと思っていた」と書いていたりするんだ。
―『The A-Z Series』がようやく終わった今、何をやりたいですか?
ティム: しばらくはリラックスしたいかな。
―次のプロジェクトについて考えていることはありますか?
ティム: いいや、まだだよ。何が起こるか様子見だね。これまでノンストップで音楽活動をしてきたから、しばらくはまったりして、みんなにはこれまでの作品を楽しんでもらいたいよ。
―ティムとマークはニューヨーク、リックはスコットランド在住ですが、今後もそれは変わらず?
ティム: ああ、そう思うよ。
―遠距離でも大丈夫?
ティム: うん。
リック: 僕から言わせればばっちり(笑)
―ティムとマークはニューヨークでの生活はどう?ミュージシャンとして、良い環境ですか?
ティム: 最高。素晴らしいよ。クリエイティブな出会いがたくさんあるし、みんな心が広いしね。自分たちのスタジオも最高なんだよ。素晴らしいエナジーが感じられるよ。
マーク: ニューヨークでは、毎日全く違うことができるんだ。ロンドンにはあそこまで幅広いものはないと思う。いや、あったのかもしれない、僕が参加していなかったというだけで(笑)
ティム: ニューヨークは良いよ。なぜか過ごしやすい場所なんだよね。大都市だけど、大き過ぎはしないし。すごい人種のるつぼだよね。パワフルでフレンドリーな町だよ。
―他に住んでみたい町はありますか?
ティム: 東京に住んでみるのも楽しいかもね。村上春樹の本を読むと住みたくなるよ(笑)
―10代からずっと活動を続けているアッシュですが、ここまで続くと考えていましたか?その原動力は?
ティム: 常にワクワクできるものを見つけてきたから続けられているんじゃないかな。今回のプロジェクトは、まるで再スタートのようなものだった。全てを自分たちでまかなっていた、デビュー当時に戻ったようだったよ。
―1度でもバンドを辞めようと思ったことはある?
ティム: ないよ。一緒に演奏するのがすごく楽しいからね。楽だし。
マーク: 年齢と共に変わってきているよね。デビュー当時は突然シーンに放り込まれてわけがわからなかったけど。かなり激しいジェットコースターのような旅だったな。
ティム: うん。
マーク: 自分たちでレーベルをやることは、怖いことでもあったよね。でも、怖いと感じることは良いことなんだ。
リック: だから人はホラー映画を観るってわけだ。
ティム: 過去2年間はホラー映画だったってことだな(笑)■
***










Photo: Teppei
interview + text: nao
今日は先日来日したアッシュの独占インタビュー“Vol. 2”をお届けします。
(Interview "Vol. 1"はこちら)
インタビュー後半はデジタル化が進む音楽シーンについて、自分たちのレーベルについて、
今後のアッシュについてなど、たっぷり語っていただきました。
来日ツアーの初日、11/22の東京公演からのライブ写真もあわせてお楽しみください!

左から=マーク、ティム、リック
***
―今回の“The A-Z Series”はご自分たちのレーベルから発表しているわけですが、サブスクリプション・サービスをはじめ、ネットを駆使していますよね。以前よりもフィルターを通さずに直接的にファンの声が聞こえてくるのではないかと思うのですが、その点はいかがですか?
ティム: 最高であると同時に、混乱もしている(笑)
リック: 曲をリリースするたびにいろんな意見が届くからね。一部の人がすごく気に入ってくれても、必ず1人か2人は反対意見があったりして。
マーク: それに、みんながバンドの様々な側面に魅了されていることもわかった。へヴィーな曲が好きなファンがいれば、メロディアスな曲が好きなファンもいて、実験的な曲が好きなファンもいる。難しいよね。
ティム: みんなが違った理由で自分たちのことを好きでいてくれるんだって気づいた。興味深かったよ。
―自分たちでレーベルをやってみて新たに学んだことは?
マーク: ファンが多様性を求めているっていうことかな。そして、みんながこのプロジェクトの規模を楽しんでいるということ。たとえ死ぬほど僕らのファンだとしても、必ずしも全ての曲が好きとは限らないということは理解していたけど、彼らは次に何が来るかわからず、多彩な曲が発表されることを楽しんでいるんだ。
ティム: うん、とても面白いよね。それに、ほぼ全員が曲を気に入ってくれたときはすぐにわかるよ。奇妙なもんだな(笑)
―アッシュのデビュー当時と比較すると、かなり時代が変わりましたよね。当時のアイルランドではレコード契約を得るのが大変だったそうですが、今はどこにいてもmyspaceやFacebookを通じて世界に向けて発表できます。様々なSNSがありますが、ファンとインターネットで直接交流することはありますか?
ティム: Facebookはけっこう便利だよね。
マーク: FacebookとかTwitterとかね。ああいったSNSを使って、ファンは常にバンドの動向をのぞいているみたいだ。
ティム: 何か伝えたいことがあるときはいいよね。メディアに頼る必要がなくて。
リック: 昔は何か伝えようとすると記者に頼るしかなくて、実際に記事が印刷されるまで内容がわからなかったからね。
ティム: 相手がどう受け止めているかわからないしね。時々、全く違った角度からとらえられることもある。でも今は直接伝えられるんだ。
―その反面で、ネット上の言葉って難しいですよね。読んでいる人によって受け止め方も違うし、言葉には時に予期せぬ破壊力があると思うんです。
ティム: うん、確かに。
マーク: SNSの問題のひとつは、ごく短いコメントをFacebookにアップしただけで、真剣にとられたり、誤解されたりすることがあるということ。本当はただの冗談だったとしてもね。時に人は深読みしすぎてしまうんだ。
―「Binary」のビデオはネットを通じて知り合ったファンが作ったそうですね。
ティム: 彼は僕らのファンで、趣味でアッシュのビデオを作っていたんだ。とても美しいビデオをね。彼にはいろいろ手掛けてもらっているよ。ジャケットとかね。
―そういう意味では、ネットは便利ですよね。
ティム: うん。マークが彼にメールで連絡して、最終的にいろんな仕事をお願いすることになった。ビジュアル面で重要な存在となったよ。
マーク: いろんなものを作ってもらっても、いまだにライブになるとモッシュにいるんだから笑えるよね。「あ、いたいた」ってさ(笑)
ティム: 彼は長年に渡るハードコアなファンなんだ。知り合った後でもそうやって夢中でいてくれるって嬉しいよね。何年も活動を続けていて良いことは、ファンが大人になって、その中から才能あふれる人が出てきたりすること。(サポート・ギタリストのブロック・パーティの)ラッセル(・リサック)なんか、まさにそうだよ。僕たちの音楽を聴いて育ったんだよ。
―デジタル配信が主流となり、CDが売れない現状を悲観するアーティストが多い中で、アッシュは今回のプロジェクトでこの状況を見事に活用してみせたように思います。
ティム: 僕たちはポジティブに受け止めて、そこから発展する方法を考えるようにしている。だって、今の時代でも誰もが音楽を必要としていることに間違いはないんだから。
―その一方で、『Vol. 2』に収録された「Physical World」では、「デジタルな世界からフィジカルな世界に戻ってこい」と歌っていますよね。
ティム: そうだね、時には昔が懐かしいのさ(笑) 僕は今でも時々レコード屋に行って、アナログ盤を買うんだ。そういう時代が終わってしまったと考えると悲しくなるよ。子供の頃は本当に聴きたい曲を苦労して探していたからね。見つかるとすごくエキサイティングでさ。苦労した分だけ、余計に気に入るんだ。
リック: 時間やお金を費やしたしね。特にレアなものだと何週間もかけて探したもんだ。でも今の時代は、何か欲しければクリックすれば手に入ってしまう。
マーク: ワンクリックで全てが手に入るから、結局全部は聴かなかったりするんだ。情報が多すぎるんだよ。
ティム: そういう意味では昔が懐かしいね。
リック: Spotify(音楽ストリーミング・サービス)みたいに便利な側面もあるけどね。ネットでは人間関係だけではなく、音楽的にも複雑だ。1曲聴いただけでアーティストを判断してしまいかねないし。最近では10秒とか15秒とか聴いただけで「あんまり好きじゃないな」って決めちゃったりするだろ。もしかしたら頭の10秒はクソでも、30秒後には世界一素晴らしいコーラスが待っているかもしれないのに!みんなもっと音楽に時間を費やすべきだと思う。音楽は使い捨てるものではなく、人生の重要な一部分なんだから。
―デジタル配信を始めて、新たなファンはできましたか?
ティム: できたと思うよ。最近では昔のファンが大人になって、彼らの子供たちが僕たちの音楽にはまっていたりするんだ。ファンはみんな素晴らしいよ。感謝してる。
マーク: YouTubeとかでみんなのコメントを読むと面白いよね。新曲をアップしたら、5年くらい僕らを忘れていた人が「最高だね。彼らは解散したと思っていた」と書いていたりするんだ。
―『The A-Z Series』がようやく終わった今、何をやりたいですか?
ティム: しばらくはリラックスしたいかな。
―次のプロジェクトについて考えていることはありますか?
ティム: いいや、まだだよ。何が起こるか様子見だね。これまでノンストップで音楽活動をしてきたから、しばらくはまったりして、みんなにはこれまでの作品を楽しんでもらいたいよ。
―ティムとマークはニューヨーク、リックはスコットランド在住ですが、今後もそれは変わらず?
ティム: ああ、そう思うよ。
―遠距離でも大丈夫?
ティム: うん。
リック: 僕から言わせればばっちり(笑)
―ティムとマークはニューヨークでの生活はどう?ミュージシャンとして、良い環境ですか?
ティム: 最高。素晴らしいよ。クリエイティブな出会いがたくさんあるし、みんな心が広いしね。自分たちのスタジオも最高なんだよ。素晴らしいエナジーが感じられるよ。
マーク: ニューヨークでは、毎日全く違うことができるんだ。ロンドンにはあそこまで幅広いものはないと思う。いや、あったのかもしれない、僕が参加していなかったというだけで(笑)
ティム: ニューヨークは良いよ。なぜか過ごしやすい場所なんだよね。大都市だけど、大き過ぎはしないし。すごい人種のるつぼだよね。パワフルでフレンドリーな町だよ。
―他に住んでみたい町はありますか?
ティム: 東京に住んでみるのも楽しいかもね。村上春樹の本を読むと住みたくなるよ(笑)
―10代からずっと活動を続けているアッシュですが、ここまで続くと考えていましたか?その原動力は?
ティム: 常にワクワクできるものを見つけてきたから続けられているんじゃないかな。今回のプロジェクトは、まるで再スタートのようなものだった。全てを自分たちでまかなっていた、デビュー当時に戻ったようだったよ。
―1度でもバンドを辞めようと思ったことはある?
ティム: ないよ。一緒に演奏するのがすごく楽しいからね。楽だし。
マーク: 年齢と共に変わってきているよね。デビュー当時は突然シーンに放り込まれてわけがわからなかったけど。かなり激しいジェットコースターのような旅だったな。
ティム: うん。
マーク: 自分たちでレーベルをやることは、怖いことでもあったよね。でも、怖いと感じることは良いことなんだ。
リック: だから人はホラー映画を観るってわけだ。
ティム: 過去2年間はホラー映画だったってことだな(笑)■
***










Photo: Teppei
interview + text: nao
最速アップ!ASH来日インタビュー “Vol. 1”
2010-11-23
こんにちは。またもご無沙汰してしまいました…
すっかり寒くなった日本には、再びこの方たちがやって来ました!

ASH! 左から=マーク、ティム、リック
4月に東京・代官山UNITにて一夜限りのライブを行い、
7月にはフジロックに参戦したアッシュが、今年3度目の来日。
新作『A-Z Vol. 2』を引っさげて、東京・名古屋・大阪をまわるジャパン・ツアーを実施中です。
そこでMTV Newsが到着したばかりの3人を直撃。
2週間に1度、1年間でアルファベットのAからZまで26曲のシングルをリリースするという
前代未聞の企画『The A-Z Series』を見事にやり遂げてしまった、
彼らの最新インタビュー“Vol. 1”をお届けします!
***
―フジロックでの来日後、元気にしていましたか?
ティム(Vo/G): 元気だったよ! あの後、フェスを一通り終えて。レディング&リーズにも出たんだけど、最高だった。それから南アフリカにライブをしに行ったんだ。初めてだったから、すごくユニークな体験だったな。楽しかったよ。
―まだ行ったことのない国があったなんて、びっくりです。
ティム: 僕も(笑) 実は南アメリカも行ったことがないんだ、びっくりだよね。フェス・シーズンが終わり、それからシングル・シリーズ(『The A-Z Series』)を完成させた。そして『A-Z Vol. 2』(アルファベットのNからZまでの楽曲を収録)をリリースして、今年最後のUKでのライブを行った。うん、そんな感じで、いろんなことやっていたよ。
―日本にまた戻って来た気分は?
ティム: 最高!
―今年だけでも既に3度目の来日ですね。
マーク (B): 多分、来日としては今回で通算20回目だと思う。
―日本は好きですか?
ティム: 大好き!
リック (Dr): 僕も。
マーク: 渋谷だったら、大体のストリートを把握しているよ。
―来日して必ず行く場所とかありますか?
ティム: シェーキーズのランチ・バイキング。
―え?
ティム: シェーキーズのランチ・バイキングだよ(笑)
―そういえば、あのポール・ウェラー氏も、日本で1番好きな場所はシェーキーズだって言ってました。「今なんておっしゃいました?」って聞き返してしまいましたけど。
ティム: (笑)あの店は素晴らしいよ。最高のピザだ!
リック: それに来日したら必ず初日に東急ハンズに行くよね。
マーク: まんだらけ。
ティム: 何それ?
マーク: 大きなアニメ・ストアだよ。
―『The A-Z Series』について最初に聞いたときは、正直クレイジーなプロジェクトだなと思いました。ようやく完成した今のご気分は?
ティム: 本当だよね(笑) 最高の気分だよ。すごい満足感だ。自分たちを誇りに思う。
マーク: 2日ほど前にアナログ盤を全部並べてみたんだ。ボックスに7インチを全て入れてみて、すごいなって思った。
ティム: 大変な仕事だったけど、有言実行できた。
―シングルを2週間おきに作ると宣言してしまって、後悔した瞬間はありましたか?
ティム: うーん…ないよ(笑) クレイジーな試みだったけど、いろんな手法があるんだって証明できて良かったと思ってる。クールな手法を発見できたよ。
マーク: ちょうど前のレコード会社との契約が終了して、普通のバンドならしばらくは休むのかもしれないけど、僕らはなぜかキャリアにおける最大のプロジェクトに挑んでしまった(笑)
―2週間おきに締切りに迫られるってどんな気分でしたか?
ティム: うー、2度ほどかなりのストレスを感じたときがあったよ。ストレスフルではあったけど、僕たちはかなりの準備をしていたから、そんなに悪くはなかった。でも、締切りに間に合わないかも、っていう瞬間も2度ほどあったね。レーベルのマネージャーたちが「ちゃんと締切り守れ」って、追い立ててくれた。
―きっと彼らの方がドキドキですよね。
ティム: そうだよね(笑)
―じゃあ、その期間は常にプレッシャーを感じていたわけですか?
ティム: ああ、ほんとに(ため息) 1番大変だったのは、どの曲を使うか選ぶことだったかもな。かなり幅広いスタイルの曲を作ったから、選択肢がたくさんあったんだ。曲が足りないことはなかったけど、決断するのが大変だった。
リック: プロジェクトが進んでいくうちに、どんどん難しくなっていったよね。アルファベットが進んで、残り3文字とかになっちゃって、でも出したい曲は10曲残ってる、みたいな。
ティム: いろんなスタイルをやっただけに、友だちや曲を聴いた人から様々な意見があがるんだ。
リック: 人によって好きなスタイルが違うから、かなり複雑だった。
ティム: 事前にすごーくたくさん準備した上に、プロジェクトを進めながらさらに曲作りをしていたしね。最初に前半の半分を用意して、それらをリリースしながら、後半の半分を作っていた感じ。その時点で、最初に用意した曲もまだ残っていたから、新曲と寝かせてあった曲を天秤にかける必要があった。
リック: 完成するまでに60曲くらい作ったよね。
マーク: 54曲だよ。
ティム: それにアコースティックバージョンとかリミックスもいっぱい作った。
―ということは、まだ発表していない曲がたくさんあるんですか?
ティム: うん。
―2年くらい休暇を取っても大丈夫ですね。
ティム: 本当だね(笑) とはいえ、ボーナス・トラック用にたくさん使ったからね。Vol. 1も2も日本盤には何曲使ったかな。君たちはいっぱいもらったはずだよ!
リック: それにネットでサブスクリプション(註:登録したユーザーに2週間ごとに新曲が配信されるサービス)を受けていたファンには、限定トラックをプレゼントしてたからね。
マーク: 13曲くらい提供したよね。
リック: だからあんまり残っていないんだ…
―2週間おきにリリースする上に、その全てがシングルというのは、さらに難しそうですが、どうやって各曲がシングルとして成り立つと判断するのですか?
ティム: どこかユニークな要素がありながら、強いメロディーのある曲であること。その1曲だけで成り立つ曲、っていうのかな…そうだね、一体どうやって決めるんだろう(笑)
リック: それがわかっていたら、これまでもずっとシングルだけ書いていたはずだよね(笑)
ティム: うん、だからこそ、今回のようにたくさんレコーディングして、そういう曲まで辿り着くんだ。
―『A-Z Vol. 1』をリリースしてからフェスやツアーを行ったわけですが、そのときの体験やオーディエンスの反応は『A-Z Vol. 2』に影響しましたか?
ティム: いくらかはね。たとえば「Summer Snow」は、夏にリリースしたかったから保留していたんだ。「There is Hope Again」はプロジェクトの締めくくりに最適だと思った。最後をアップリフティングに飾れると思ったから。それに君の言うように、たくさんツアーをまわったから、『Vol. 2』にはよりギターの割合が多い曲が入っているかも。ライブで演奏することが念頭にあったのかもね。
―『Vol. 2』の1曲目「Dare to Dream」は、特にギター満載ですね。
ティム: レコーディングは時間がかかったけど、すごく楽しかった。ニューヨークでリース・チャタムっていうミュージシャンの野外公演を観に行ったことがあってね。彼は100人編成のギター・オーケストラを従えていた。すごかったよ。それまでに聴いたことのないようなサウンドだった。それを観て、僕もスタジオでやってみたいと思って。それで、ギターを100回に渡って多重録音したんだ。
―『Vol. 2』の中でお気に入りの曲は?
マーク: 選ぶのは難しいけど、昨日、『Vol. 1』と『Vol. 2』を通しで聴いてみたら、僕は確実に『Vol. 2』の方が好きだった。1枚目にも2曲くらい目立った曲があるけど、最初から最後まで通しで聴くには2枚目が好きだな。特に「There Is Hope Again」と「Sky Burial」、それに「Dare to Dream」。
ティム: 現時点では「Sky Burial」が気に入っているよ。最近よくライブで演奏するんだけど、すごくウケがいいんだ(笑)
リック: 僕は「Binary」。リリックが素晴らしいと思う。ライブで演奏していても楽しいしね。
―今回は『The A-Z Series』を完成してのツアーですが、どのような内容になりますか?
ティム: まだよくわからないんだ(笑) もしかしたらラッセル(ブロック・パーティ)は出ないかもしれないし。(※その後、サポート・ギタリストのラッセルは体調不良のため出演をキャンセル。) それは悲しいけど、僕たちはいつも変わらずロックするよ。日本のファンが大好きだしね。新曲はまだあまり演奏したことがなくて、先週から演奏し始めた曲もある。ただステージに上がるだけでも楽しみだよ。
―今となってはラッセルがステージにいるのが当然のような気がしていました。
ティム: だよね(笑) ラッセルは最高だよ。
―今後も一緒に活動していくんですか?
ティム: だと思うよ。全てはブロック・パーティの活動次第だけどね。
―ブロック・パーティも再始動するんですか?
ティム: 既に話はしているみたいだよ。だから、それ次第だよね。
―『A-Z Vol. 2』をリリースしてすぐに来日してくれて、ファンもライブを楽しみにしていると思います。
ティム: 4月は代官山UNITで一夜限りだったし―あれは最高のライブだったけどね!そして夏はフジロックだけだったから、もっと大規模な、ちゃんとしたツアーをまわりたかったんだ。それに『The A-Z Series』が完成したから、いろんな曲を披露したかった。
マーク: 前回は『Vol. 1』の収録曲が中心だったからね。最近のライブでは新曲を多くやっているんだ。
ティム: 前回とは違った内容のライブができるね。
―今回は名古屋や大阪にも行かれるんですよね。
ティム: そうだよ。名古屋も大阪も大好きなんだ。福岡や広島に行けないのがちょっと悲しいな。次回はぜひ行きたいね!■
(Interview Vol. 2に続く)
***
ASH JAPAN TOUR 2010
- TOKYO -
11.22 (mon) 23 (tue) LIQUIDROOM OPEN 18:00 START 19:00
- NAGOYA -
11.24 (wed) Nagoya CLUB QUATTRO OPEN 18:00 START 19:00
- OSAKA -
11.25 (thu) Osaka BIG CAT OPEN 18:00 START 19:00
http://smash-jpn.com/band/2010/11_ash/index.php
日本版レーベルサイト
http://www.randc.jp/ash/profile.html
BIG NOTHING: ASH
http://www.bignothing.net/ash.html
interview + text: nao
すっかり寒くなった日本には、再びこの方たちがやって来ました!

ASH! 左から=マーク、ティム、リック
4月に東京・代官山UNITにて一夜限りのライブを行い、
7月にはフジロックに参戦したアッシュが、今年3度目の来日。
新作『A-Z Vol. 2』を引っさげて、東京・名古屋・大阪をまわるジャパン・ツアーを実施中です。
そこでMTV Newsが到着したばかりの3人を直撃。
2週間に1度、1年間でアルファベットのAからZまで26曲のシングルをリリースするという
前代未聞の企画『The A-Z Series』を見事にやり遂げてしまった、
彼らの最新インタビュー“Vol. 1”をお届けします!
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―フジロックでの来日後、元気にしていましたか?
ティム(Vo/G): 元気だったよ! あの後、フェスを一通り終えて。レディング&リーズにも出たんだけど、最高だった。それから南アフリカにライブをしに行ったんだ。初めてだったから、すごくユニークな体験だったな。楽しかったよ。
―まだ行ったことのない国があったなんて、びっくりです。
ティム: 僕も(笑) 実は南アメリカも行ったことがないんだ、びっくりだよね。フェス・シーズンが終わり、それからシングル・シリーズ(『The A-Z Series』)を完成させた。そして『A-Z Vol. 2』(アルファベットのNからZまでの楽曲を収録)をリリースして、今年最後のUKでのライブを行った。うん、そんな感じで、いろんなことやっていたよ。
―日本にまた戻って来た気分は?
ティム: 最高!
―今年だけでも既に3度目の来日ですね。
マーク (B): 多分、来日としては今回で通算20回目だと思う。
―日本は好きですか?
ティム: 大好き!
リック (Dr): 僕も。
マーク: 渋谷だったら、大体のストリートを把握しているよ。
―来日して必ず行く場所とかありますか?
ティム: シェーキーズのランチ・バイキング。
―え?
ティム: シェーキーズのランチ・バイキングだよ(笑)
―そういえば、あのポール・ウェラー氏も、日本で1番好きな場所はシェーキーズだって言ってました。「今なんておっしゃいました?」って聞き返してしまいましたけど。
ティム: (笑)あの店は素晴らしいよ。最高のピザだ!
リック: それに来日したら必ず初日に東急ハンズに行くよね。
マーク: まんだらけ。
ティム: 何それ?
マーク: 大きなアニメ・ストアだよ。
―『The A-Z Series』について最初に聞いたときは、正直クレイジーなプロジェクトだなと思いました。ようやく完成した今のご気分は?
ティム: 本当だよね(笑) 最高の気分だよ。すごい満足感だ。自分たちを誇りに思う。
マーク: 2日ほど前にアナログ盤を全部並べてみたんだ。ボックスに7インチを全て入れてみて、すごいなって思った。
ティム: 大変な仕事だったけど、有言実行できた。
―シングルを2週間おきに作ると宣言してしまって、後悔した瞬間はありましたか?
ティム: うーん…ないよ(笑) クレイジーな試みだったけど、いろんな手法があるんだって証明できて良かったと思ってる。クールな手法を発見できたよ。
マーク: ちょうど前のレコード会社との契約が終了して、普通のバンドならしばらくは休むのかもしれないけど、僕らはなぜかキャリアにおける最大のプロジェクトに挑んでしまった(笑)
―2週間おきに締切りに迫られるってどんな気分でしたか?
ティム: うー、2度ほどかなりのストレスを感じたときがあったよ。ストレスフルではあったけど、僕たちはかなりの準備をしていたから、そんなに悪くはなかった。でも、締切りに間に合わないかも、っていう瞬間も2度ほどあったね。レーベルのマネージャーたちが「ちゃんと締切り守れ」って、追い立ててくれた。
―きっと彼らの方がドキドキですよね。
ティム: そうだよね(笑)
―じゃあ、その期間は常にプレッシャーを感じていたわけですか?
ティム: ああ、ほんとに(ため息) 1番大変だったのは、どの曲を使うか選ぶことだったかもな。かなり幅広いスタイルの曲を作ったから、選択肢がたくさんあったんだ。曲が足りないことはなかったけど、決断するのが大変だった。
リック: プロジェクトが進んでいくうちに、どんどん難しくなっていったよね。アルファベットが進んで、残り3文字とかになっちゃって、でも出したい曲は10曲残ってる、みたいな。
ティム: いろんなスタイルをやっただけに、友だちや曲を聴いた人から様々な意見があがるんだ。
リック: 人によって好きなスタイルが違うから、かなり複雑だった。
ティム: 事前にすごーくたくさん準備した上に、プロジェクトを進めながらさらに曲作りをしていたしね。最初に前半の半分を用意して、それらをリリースしながら、後半の半分を作っていた感じ。その時点で、最初に用意した曲もまだ残っていたから、新曲と寝かせてあった曲を天秤にかける必要があった。
リック: 完成するまでに60曲くらい作ったよね。
マーク: 54曲だよ。
ティム: それにアコースティックバージョンとかリミックスもいっぱい作った。
―ということは、まだ発表していない曲がたくさんあるんですか?
ティム: うん。
―2年くらい休暇を取っても大丈夫ですね。
ティム: 本当だね(笑) とはいえ、ボーナス・トラック用にたくさん使ったからね。Vol. 1も2も日本盤には何曲使ったかな。君たちはいっぱいもらったはずだよ!
リック: それにネットでサブスクリプション(註:登録したユーザーに2週間ごとに新曲が配信されるサービス)を受けていたファンには、限定トラックをプレゼントしてたからね。
マーク: 13曲くらい提供したよね。
リック: だからあんまり残っていないんだ…
―2週間おきにリリースする上に、その全てがシングルというのは、さらに難しそうですが、どうやって各曲がシングルとして成り立つと判断するのですか?
ティム: どこかユニークな要素がありながら、強いメロディーのある曲であること。その1曲だけで成り立つ曲、っていうのかな…そうだね、一体どうやって決めるんだろう(笑)
リック: それがわかっていたら、これまでもずっとシングルだけ書いていたはずだよね(笑)
ティム: うん、だからこそ、今回のようにたくさんレコーディングして、そういう曲まで辿り着くんだ。
―『A-Z Vol. 1』をリリースしてからフェスやツアーを行ったわけですが、そのときの体験やオーディエンスの反応は『A-Z Vol. 2』に影響しましたか?
ティム: いくらかはね。たとえば「Summer Snow」は、夏にリリースしたかったから保留していたんだ。「There is Hope Again」はプロジェクトの締めくくりに最適だと思った。最後をアップリフティングに飾れると思ったから。それに君の言うように、たくさんツアーをまわったから、『Vol. 2』にはよりギターの割合が多い曲が入っているかも。ライブで演奏することが念頭にあったのかもね。
―『Vol. 2』の1曲目「Dare to Dream」は、特にギター満載ですね。
ティム: レコーディングは時間がかかったけど、すごく楽しかった。ニューヨークでリース・チャタムっていうミュージシャンの野外公演を観に行ったことがあってね。彼は100人編成のギター・オーケストラを従えていた。すごかったよ。それまでに聴いたことのないようなサウンドだった。それを観て、僕もスタジオでやってみたいと思って。それで、ギターを100回に渡って多重録音したんだ。
―『Vol. 2』の中でお気に入りの曲は?
マーク: 選ぶのは難しいけど、昨日、『Vol. 1』と『Vol. 2』を通しで聴いてみたら、僕は確実に『Vol. 2』の方が好きだった。1枚目にも2曲くらい目立った曲があるけど、最初から最後まで通しで聴くには2枚目が好きだな。特に「There Is Hope Again」と「Sky Burial」、それに「Dare to Dream」。
ティム: 現時点では「Sky Burial」が気に入っているよ。最近よくライブで演奏するんだけど、すごくウケがいいんだ(笑)
リック: 僕は「Binary」。リリックが素晴らしいと思う。ライブで演奏していても楽しいしね。
―今回は『The A-Z Series』を完成してのツアーですが、どのような内容になりますか?
ティム: まだよくわからないんだ(笑) もしかしたらラッセル(ブロック・パーティ)は出ないかもしれないし。(※その後、サポート・ギタリストのラッセルは体調不良のため出演をキャンセル。) それは悲しいけど、僕たちはいつも変わらずロックするよ。日本のファンが大好きだしね。新曲はまだあまり演奏したことがなくて、先週から演奏し始めた曲もある。ただステージに上がるだけでも楽しみだよ。
―今となってはラッセルがステージにいるのが当然のような気がしていました。
ティム: だよね(笑) ラッセルは最高だよ。
―今後も一緒に活動していくんですか?
ティム: だと思うよ。全てはブロック・パーティの活動次第だけどね。
―ブロック・パーティも再始動するんですか?
ティム: 既に話はしているみたいだよ。だから、それ次第だよね。
―『A-Z Vol. 2』をリリースしてすぐに来日してくれて、ファンもライブを楽しみにしていると思います。
ティム: 4月は代官山UNITで一夜限りだったし―あれは最高のライブだったけどね!そして夏はフジロックだけだったから、もっと大規模な、ちゃんとしたツアーをまわりたかったんだ。それに『The A-Z Series』が完成したから、いろんな曲を披露したかった。
マーク: 前回は『Vol. 1』の収録曲が中心だったからね。最近のライブでは新曲を多くやっているんだ。
ティム: 前回とは違った内容のライブができるね。
―今回は名古屋や大阪にも行かれるんですよね。
ティム: そうだよ。名古屋も大阪も大好きなんだ。福岡や広島に行けないのがちょっと悲しいな。次回はぜひ行きたいね!■
(Interview Vol. 2に続く)
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ASH JAPAN TOUR 2010
- TOKYO -
11.22 (mon) 23 (tue) LIQUIDROOM OPEN 18:00 START 19:00
- NAGOYA -
11.24 (wed) Nagoya CLUB QUATTRO OPEN 18:00 START 19:00
- OSAKA -
11.25 (thu) Osaka BIG CAT OPEN 18:00 START 19:00
http://smash-jpn.com/band/2010/11_ash/index.php
日本版レーベルサイト
http://www.randc.jp/ash/profile.html
BIG NOTHING: ASH
http://www.bignothing.net/ash.html
interview + text: nao