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祝!初来日 シェール・ロイドに直撃

2012-11-27
人気オーディション番組「Xファクター」が生んだUK出身のポップ・アイコン、シェール・ロイド。10月24日にアルバム『Sticks + Stones』で待望の日本デビューを果たし、早くも大旋風を巻き起こしている彼女が、11月上旬に初来日を果たした。MTV Newsでは、来日時のシェールにインタビュー。現在19歳の彼女が、日本のファンの印象や、デビューからこれまでの経験を語ってくれた。ファッション・アイコンとしても知られ、モデルとしても活躍するシェールの、撮り下ろし写真と一緒にお楽しみください!



—今回は初来日とのことですが、日本の第1印象はいかがですか?

シェール・ロイド(以下、シェール): まだあまり出かけたり、いろんなものを見たりできていないのだけど、今日は仕事が終わったら日本食を食べに行くつもりよ。来日してから毎日仕事していて、まだ日本食をちゃんと食べていないの。

—そうなんですか!お忙しそうですね…。

シェール: でも、仕事だからがんばらなきゃ。誰にも仕事があって、成功するためには努力が必要でしょ?これが私の仕事なのよ。そういえば、来日してからいくつか驚いたことがあったわ。まずはファッション。1番興味をそそられるわ!日本のファッションは、世界の他の国とは違ってユニークよね。

—あなたは個性的なファッションでも知られていますが、日本の女の子のファッションをどう思いますか?

シェール: 日本のファッションの美しいところは、批判されることなく、誰もが好きな格好をできるところだと思う。他の国ではそうは行かないから、時にムカついてしまうわ。多くの国の場合、誰もがとても批判的だから、女の子はもっと臆病になってしまうのだと思うの。今回の来日中、私は自分のルックスや服装について、1度として批判されていないわ。それには感謝しているの。そのおかげで、今後も何度も来日して、自分らしく自由に過ごしたいなって思えるのよ。すごくすてきなことだと思う。コミュニティにとっても素晴らしいことよね。女の子たちがお人形さんみたいな格好で街を歩けるなんて、最高だわ。ちゃんと自信を持って、自分に満足していられるのもね。私は日本のそんなところが好きよ。



—来日してから東京・渋谷の109に行かれたとき、ファンが殺到して大騒ぎだったそうですね。

シェール: 自分が母国だけでなく他の国でも知られているなんて、びっくりよ。複数の国で活動するのは、時に大変なの。1つの国で1つのプロジェクトが進行している傍らで、他の国でも活動しなければならないんだもの。今の私は、同時に3つの国に居なければならないような気分よ。自分の時間をそれぞれの地域での活動に割くのは大変なこと。今は毎日の全ての時間を仕事に費やす必要があるんだって、ようやく分かってきたところよ。家族に会えるのはクリスマスだけなの!

—日本の“Brat”(シェールのファンの呼び名)のことはどう思いましたか?

シェール: どこへ行っても、私のファンには共通点があるの。みんな私がどれだけ音楽活動に時間を費やしているか、ちゃんと理解してくれているのよ。私を見つけると近づいてきて、一緒に写真を撮ったりしたがるわ。ホテルでもたくさんのファンが待っているのよ。どういうわけか、いつもホテルがバレちゃうのよね。

—今回の来日中に最も楽しみにしていることは何ですか?

シェール: 日本での初パフォーマンスよ(註:11月8日開催の「ガールズアワード」に出演)。私にとって、ライヴはとても大切なことなの。たくさんの人の前でパフォーマンスできる機会を、とても楽しみにしているわ。日本のファンのために、今回は来日するべき時だったと思うの。長期滞在はできないし、頻繁に来ることもできないから、自分が来日しているんだっていうことを、滞在中にファンにちゃんと知ってもらいたい。私の来日を楽しんでほしいわ!



—日本のファンは初来日に大喜びしています。アルバム『Sticks + Stones』は日本でも10月にリリースされたのですが、今作を通じて最も伝えたかったことは何ですか?

シェール: ファースト・アルバムというのは、ドアを開いてみんなを招き入れ、人として、アーティストとしての私を知ってもらうためのものだと思うの。このアルバムを通じて最も表現したかったことは、私は個性を大切にしているということ。音楽を通じて自分自身を表現できるんだって信じているの。そのことは、若い世代に対する良いメッセージなんじゃないかな。つまり、私は今作を通じて、若い男の子や女の子たちに、他の人と違ってもいいんだって伝えたかったの。私の曲は他の誰の曲とも違ったサウンドよ。似たようなサウンドのアルバムはたくさんあるし、そこにはこだわりがあるわ。私はユニークでありたいの。

—デビューのきっかけとなったオーディション番組「Xファクター」では、コールドプレイやアヴリル・ラヴィーン、ジョン・レノンにいたるまで、幅広いアーティストの楽曲を歌っていましたね。子どもの頃はどんな音楽を聴いていましたか?MTVは観ていましたか?

シェール: イエス!でも実は、今がこれまでで最もMTVにはまっているのよ。いろんなアーティストを観て勉強したいの。特に他のアーティストのインタビューは勉強になるわ。子どもの頃は、主にカントリー・ミュージックを聴いて育ったの。でも、他にもあらゆる音楽を聴いていたわ。両親はとても自由でオープンだったから、いろんなジャンルの音楽を聴かせてくれた。それによって、より良いアーティストになることができたわ。だって、私はさまざまなジャンルに影響を受けているから。1つの特定なジャンルにとらわれることがないの。よく「あなたのジャンルは何?」って聞かれるんだけど、私には答えられないわ。私はとてもユニークだし、1つの特定なジャンルに決めつけられたくないの。自由人だから、自分がやりたいと感じたことをやっているわ。

—強くて、自立していて、自分の意見も持っていて、既に世界中の多くのファンのインスピレーションとなっていると思いますが、あなた自身にとってインスピレーションとなった人はいますか?

シェール: 私は家族をとても尊敬しているの。有名人に憧れたことはないわ。それよりも、人生で苦労を重ねて、より強くなった人に憧れるの。私はそういう人を尊敬するし、刺激を受けるのよ。祖父母が人生を通じて成し遂げてきたことからは、とてもインスパイアされているわ。子どもが両親や祖父母と話すことは、とても大切なことだと思うの。人生経験が豊富な彼らから学ぶことは多いんだって、ちゃんと認識することが大事よ。雑誌を見て、人生はキラキラした素晴らしいものなんだって考えるより、現実を知るべきだわ。



—インターネット上のいじめについても、強い意見をお持ちだそうですね。

シェール: インターネット上のいじめは今だけの問題ではなく、永遠に続くものよ。今はインターネット上だけれど、ネットがない時代からいじめはあるわ。ただ、ネットでは姿を隠していじめることができるから、よりひどいことが言えてしまうのよね。とにかく自分の問題を話すことが大切だと思う。悩みを人に打ち明ければ、心の負担は軽くなるわ。

—過去2年間にいろんなことがあったと思いますが、その中でも最も嬉しかったことは?

シェール: 自分の音楽がこんなにも受け入れられたこと。自分が人として成長していること。実際に私はかなり成長したと思うわ。今では家族を養えるようにまでなって、とても幸せを感じているの。両親も祖父母も私にたくさんのものを与えてくれた。だから私は一生懸命働いて、彼らに恩返しがしたいの。それにファンに喜んでもらえるのも嬉しいわ。私の活動を喜んでくれることが、とても嬉しいの。



—こんなにも早く来日することになると思っていましたか?

シェール: 私は努力家よ。努力は報われると信じているの。だから、私はこれからもたくさんの国を訪れることになると思う。だって、とても努力しているんだもの。

—多忙な日々を過ごしているようですが、もし1週間お休みがあったら何をしたいですか?

シェール: 実は日本から帰ったら1週間お休みをもらえるの!1週間も休めるなんて5ヶ月ぶりよ。久しぶりの休みだから、愛犬たちに会いに行くわ。愛犬たちはフィアンセの妹に預かってもらっているの。ずっと会っていないのよ。とにかく1週間、普通に過ごしたいわ。テレビを観たり、家族に会ったりね。ワクワクするわ。

—先日はツイッターで、次のアルバムのタイトルを考えているとつぶやいていましたね。

シェール: そうなの!でも何かにインスパイアされることが必要で、インスピレーションがやって来たら、タイトルを決められると思うわ。たくさんの時間や努力を費やしている作品だから、適当なタイトルはつけたくないの。自分だけではなく、ファンにも満足してもらえる作品にしたい。だから、落ち着いてよく考えないと。長い間みんなに楽しんでもらえる作品を期待していてね。

—日本のファンのみんなにメッセージをお願いします。

シェール: いつも応援ありがとう!これからもキャリアを通じて、応援し続けてくれたら嬉しいわ。もっと成功して、また来日できたらいいな!



Photos: Tetsuro Sato
Interview + Text: Nao Machida



『Sticks + Stones』
1. Want U Back
2. Grow Up feat. Busta Rhymes
3. With Ur Love
4. Behind The Music
5. Oath feat. Becky G
6. Swagger Jagger
7. Beautiful People feat. Carolina Liar
8. Playa Boi
9. Superhero
10. End Up Here
11. Talkin' That
12. Over the Moon
13. Swagger Jagger (Dillon Francis Remix)
14. Swagger Jagger (Wideboys radio edit)
15. Want U Back feat. Snoop Dogg
16. Want U Back (Acoustic)

<『Sticks + Stones』がもっとよく分かるQ&A>
★タイトルの『Sticks + Stones』に込めた想いは?
「アルバム・タイトルの意味は、子供の頃、『外見や金が全て』という社会で育って苦労したわ。全てが“うわべ”重視で、嫌な思いをたくさんしたし、そんな価値観が嫌いだったわ。私はいつだって『最新のお洒落な服が買えない子』だった。一番可愛かったわけでもなかったし(笑)。だから、これは『これまでずっと自分の外見だったり、人からどう思われているのかを気にしてきたけど、そんなのどうでもいいわ。みんな棒でも石でも何でも投げればいいわ。私はそんなことでは傷つかない』っていう私なりの言い分なの」

★多くの曲でソングライティングにも関わっていますね。ソングライターとして大切にしていることは?
「曲を書く時は、それように気持ちを集中させなきゃいけなくて、あとはいろいろなことを試してみることだと思っているわ。曲を書いている時は、全ての歌詞に韻を踏ませる必要はないの。何でもいいから試してみることが大事。もしバカみたいに聞こえたら、ボツにして、またゼロから書き始めればいいのよ。そうやって、何が上手くいくのか、上手くいかなか発見していくの。それが私のソングライティングのアプローチよ」

★デビュー・シングルのタイトルだった“Swagger Jagger”という言葉の意味を教えて下さい。
「Swagger Jaggerの意味は、自分独自のファッション・センスを持っていて、自分のしたい格好をしてると、周りの人からジロジロ見られたり、笑われたり、気に入らないって思われるんだけど、次の日になったら、その笑っていた張本人が自分と同じ服を着てるっていう感じのこと。つまり、人の独創性や個性を盗んで利用する人たちのこと。私は誰もが独自の個性を持つべきだと思っているから、swagger jaggerは嫌いよ」



シェール・ロイド
UK出身の19歳。2010年に人気オーディション番組「Xファクター」シーズン7に出演(ワン・ダイレクションと同期)。優勝は逃し4位に終わるが、番組のプロデューサー、サイモン・コーウェルがそのスター性を見出し、番組終了後すぐにレコード契約が決定。マックス・マーティン、レッドワン、シェルバックら、豪華プロデューサーを迎えて制作されたデビュー・アルバム『Sticks + Stones』は全英4位を記録。ファースト・シングル「Sawgger Jagger」は首位を獲得した。その後、アヴリル・ラヴィーンを見出したL.A.リードが惚れ込み、全米デビューが決定。USシングル「Want U Back」がチャート急上昇中。

<シェールのことがもっと分かるQ&A>
★自分はどんな性格だと思う?あるいは周りの人には何と言われる?
「自分の性格は、何でも言いたいことを言うと思われているけど、けっこう明るくて、機嫌が悪くなければ基本的にはハッピーな人間よ。あと意欲的だとも思うわ。この仕事が大好きだから。本当に大好きなの」

★自分にパフォーマンスの才能があると気づいたのはいつ?
「自分に歌の才能があると気付いたのは11歳くらいの時よ。自分の歌に自信が持てるようになって、ステージに上がったり、家族の集い等の機会で人前で歌うようになったの。歌の世界で勝負できるんじゃないかと思ったの」

★あなたを支持している若い女の子たちに、どんなメッセージを伝えたい?
「イギリス、日本、アメリカ、何処に住んでいようと、私を応援してくれるファンのみんなに伝えたいことは、みんなで絆を分かち合うこと。音楽には人と人を結びつける力があると思っているわ。だから私の音楽を通して、みんが誰かと繫がっていると感じて欲しいの。私は子供の頃に人との繫がりを感じることがなかった。いつも一人だったわ。だから、自分が一人だと感じている人がいたら、『そんなことはないわ。あなたも大勢の人と絆で繫がっているのよ』と伝えたい」

★将来的にはどんなアーティストになりたいですか?
「アーティストとして唯一望むことは、人々の記憶に残ることよ。永遠に忘れられることのない存在になりたいわ。40年、50年後になってもみんなが私の歌を聞き続けている、そんなアーティストになりたいわ」

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