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公開直前!『アメイジング・スパイダーマン』来日会見レポート

2012-06-29
いよいよ6月30日(土)に全国で世界最速公開となる話題の映画『アメイジング・スパイダーマン』。公開を目前に控えた今月、マーク・ウェブ監督やピーター・パーカー/スパイダーマン役のアンドリュー・ガーフィールドを含むスタッフ・キャストが来日を果たした。ここでは来日記者会見の一問一答をノーカットでお届け。作品の見どころや撮影秘話など、史上初の3D版スパイダーマンと劇場で会う前にしっかりチェックしておこう。



—まずは一言ご挨拶をお願いします。

マーク・ウェブ監督(以下、監督): (大勢の記者を前に)何だか平和条約に署名でもしなきゃいけないような気分だな(笑)東京に来られて、僕ら全員がとても興奮しています。日本中のスパイダーマン・ファンの皆さんに感謝しているし、日本は僕らにとって、とても大切な国なんだ。来日できて本当に光栄だし嬉しいです。他のみんなは以前も来日しているけれど、僕にとっては今回が初来日。皆さんと今作を共有できると思うとワクワクするよ。今日は皆さんからのどんな質問にもお答えします!

リース・イーヴァンズ(カート・コナーズ博士/リザード役 以下、リース): 温かい歓迎、本当にどうもありがとう。僕も今回が初来日なんだ。こんなに大勢の人に集まっていただいてビックリしているよ。この素晴らしい映画を日本でプロモーションすることができて、恐縮かつ光栄な気持ちです。ありがとう。

アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー/スパイダーマン役 以下、アンドリュー): コニチハ、アリガトウゴザイマス!再び来日させてくれてどうもありがとう。スパイダーマンが日本の皆さんにとってどれだけ大切な存在か分かっているので、東京に来られることは本当にエキサイティングなんだ。スパイダーマンは僕らにとっても同じくらい大切な存在です。今作を日本の皆さんと共有できることを、僕らはとっても楽しみにしているよ。あのスーツを着るのは計り知れない気分だったけど、前シリーズから受け継いだ魅力を絶やすことなく皆さんに楽しんでいただけると嬉しいよ。今日は本当にありがとう。

エマ・ストーン(グウェン・ステイシー役 以下、エマ): ハロー!なんだか緊張しちゃって、何を言うべきか分からなくなっちゃったわ。再び東京に来られて、私たちはとってもワクワクしています。私たちみんなにとって、東京は世界有数のエキサイティングな都市なの。皆さんがどれだけスパイダーマンを愛してくれているか知っているし、私たちも彼が大好きだから、ここ日本で5日も早く今作を公開できることは、すごくエキサイティングなことです。アンドリューにとって、あのスーツを着ることは責任重大だったわね(笑)私もグウェン・ステイシー役で今作に参加できて光栄です。皆さんにご覧いただくのが本当に楽しみなの。今日はありがとう!

アヴィ・アラド(プロデューサー 以下、アヴィ): 皆さん、こんにちは。ソニーの故郷である日本に作品を携えて来られたことは、私たち全員にとって特別なことです。東京は何度も訪れていますが、大好きな都市です。以前も東京でプレミアを行って大成功しましたし、今作も間違いなくそれを上回る出来だと思っています。東京には友人もたくさん居ますし、この美しい街はスパイディー(スパイダーマンの愛称)が這い回るのを待っているかのようですね。日本のオーディエンスはスパイディーが大好きだと分かっていますので、世界で最も好きな都市でもある東京に来られて本当に嬉しいんです。歓迎ありがとうございます。

マット・トルマック(プロデューサー 以下、マット): こんにちは。みんなが話してくれたから、私は短くまとめます。何人かは1月にも来日して、その時も興奮していましたが、まだ作品が完成していませんでした。でも、良い作品になるという自信がありましたし、皆さんとたくさんの約束をして帰路につき、作業を再開しました。そして今回は、とても誇りに思える作品を携えて戻ってきました。今作はきっと皆さんの想像に添うものですし、あらゆる期待を超えるものだと願っています。アヴィが言ったように、東京はある意味、スパイダーマンの故郷です。来日して皆さんにこの映画を披露できることは、アメイジングな体験です。歓迎してくださってありがとう。アヴィと私は東京が大好きなので、1日早く来日して街を散策していたんですよ。来日できて本当に嬉しいですし、皆さんの熱意に感謝しています。今日は皆さんからの質問を楽しみにしています。


新生スパイダーマンに抜擢されたのは『ソーシャル・ネットワーク』や『わたしを離さないで』のアンドリュー・ガーフィールド。

—前シリーズにも関わられたプロデューサーのお2人にお聞きします。前シリーズと違う今作の魅力は何だと思いますか?

マット: 今作には私たちが特に伝えたい部分があるんだ。かなり初期の頃から、ピーター・パーカーの出生の秘密を徹底的に掘り下げようというアイデアが挙がっていた。彼に何が起きたのか、両親はどこへ行ったのか、といった疑問を抱いていたんだ。そういった疑問により、作品の背景は以前とは異なるものになった。今作はあらゆる意味で、「スパイダーマンの原点」というよりも、「ピーター・パーカーの原点」に目を向けている。それはかなり早い段階から話していたことだった。

それにアヴィと私はかなり初期の段階から、これは3Dで伝えるべき作品だと考えていたんだ。スパイダーマンはマジカルな存在で、誰もが感情移入できるキャラクターだ。もし彼の視点から街中を飛び回ることができたら、きっと素晴らしい気分になるだろうと思った。当時はテクノロジーが存在しなかったが、今回は3Dという選択肢があり、私たちの誰もがこの作品は3Dで伝えるべきだと考えた。3Dは視覚的効果というだけではなく、物語を伝える1つの手法なんだ。

アヴィ: 『アメイジング・スパイダーマン』は未来を見据えた作品にしようと考えていた。世界が今よりもナイーブだった12年前よりも、私たちが生きる今の時代に合った作品にしようとね。そのためにも積極的で強く賢い、グウェン・ステイシーという女性が必要で、エマ・ストーンが素晴らしい演技を見せてくれた。ピーターもさまざまな経験をして、自分で自分の運命に立ち向かい、そして責任を自覚し実行していくんだ。それを形にしてくれたのがマーク・ウェブ監督だった。『(500)日のサマー』を観て、何度も打ち合わせを重ねた結果、彼には特別な洞察力があることが分かった。今日的な感覚で、グウェンとピーターのラブストーリーを観る者がリアルに感じられるようクリアに描くことができる、素晴らしい才能を持っている。

今作はアクション・アドベンチャーであり、悪役リザードにはピーターだけでなく観客にもグッとくるようなエモーショナルな要素がある。監督の苗字がウェブ(蜘蛛の巣)という偶然もあるが、今日ここに座っている素晴らしい男の手によって、リアルなフィーリングの詰まった作品が完成した。このような美しい作品を作ってくれたマークのことを非常に誇りに思っているよ。

—マーク・ウェブ監督は『(500)日のサマー』に次ぐ2作目にして、このような大ヒットシリーズのリブートということで、プレッシャーがあったのではないかと思うのですが、どのような思いで製作に臨んだのですか?

監督: もちろんたくさんのプレッシャーがあったけれど、興奮の方が大きかったよ。17歳の自分に戻って、夢が叶ったんだと考えると眠れないくらいファンタスティックな気分だった。以前よりもずっと規模の大きな作品を手掛けるという部分では、素晴らしいチームに恵まれたよ。マットやアヴィだけでなく、素晴らしいキャストやクルーと毎日一緒に仕事ができたことは光栄だった。2年という長い時間を費やした大作だけれど、結局のところ、これは若者の物語なんだ。登場人物の気持ちを忘れず、彼らの旅を私的に探求すれば、派手なアクションや巨大なセットがより現実味を帯びるだろうと感じていた。ひとつひとつの親密な感情、ドキドキするような加速、大きなスコープ、それらがこの映画で描けていることを願っているよ。


ミュージックビデオのディレクター出身のマーク・ウェブ監督にとって、今作は2作目の長編映画。

—最初に完成した映画を観た感想やお気に入りのシーンをお聞かせください。

アンドリュー: 質問ありがとう。全ての効果が追加された状態の完成した作品をIMAX 3Dで観たのはつい最近なんだ。3歳の頃から自分にとって大切な存在だったキャラクターを、あのような形で観たのは初めてだった。3Dカメラで撮影するというリスクに挑んだのは、とても賢い選択だったと思う。本当に爽快な気分だったよ。演じているのは僕だけど、観ている人は自分がスパイダーマンのような気分になるはずさ。僕も自分が飛んでいるような気分になって、実際に飛んでいるのは僕で…なんだか混乱したよ(笑)でも、本当にアメイジングな体験だった。

幼い頃から、ピーター・パーカー/スパイダーマンは僕にとって本当に大切な存在だった。彼の苦悩や、スパイダーマンであるが故に払わなければならない犠牲、求めている真実、彼が歩む道のりや、最終的に見つける運命など、あらゆる意味でね。ある意味、スパイダーマンの物語は僕の人生を形作ったんだ。だから3歳の頃から重要だったあのスーツを着るのは圧倒的な経験で、自分では冷静に反応できなかった。みんなに観てもらって感想を聞かせてほしいよ。でも今作に出演できたことは信じられないくらい光栄なことだった。トビー・マグワイアの跡を継いで、この役を演じられて嬉しいよ。

好きなシーンは自分が出ていないシーンかな(笑)たくさんあって選べないよ。誰もが一生懸命になって作った作品だし、素晴らしいスタント・チームも活躍してくれた。彼らによる素晴らしいスタントを観るのは大好きだよ。でも今作の全てが好きなんだ。答えが長くてゴメンナサイ(笑)

エマ: アンドリューの素晴らしい答えに感謝するわ。私は短くまとめるわね。この作品に参加できて本当に嬉しかったけど、自分をIMAXの3Dで観ることはオススメできないわ。どれだけ自分に自信があっても、3Dだし巨大なのよ(笑)でも作品自体はものすごく気に入っているわ。スパイダーマンと3Dのテクノロジーは互いのために存在するんじゃないかな。自分が暮らしている街でもあるニューヨークを、あんな風に観ることができたのも素晴らしかった。とても美しい映像だったわ。お気に入りのシーンは、ピーターが自分の持つパワーに少しずつ気づいていくところ。あのシーンは大好き。笑えるシーンも良いし、カージャックのシーンもスケボーも…ピーターのユーモアが感じられるシーンが好きなの。

リース: 僕は日本語がペラペラなんだけど、この質問には英語で答えるよ。アンドリューとエマも言っていたが、僕も自分を3Dで観るのは初めてで、それはゾッとする体験だった。あんなに大きなトカゲを観るのも初めてだったしね。もちろん過去にも映画で人間がさまざまな動物に変身する様子を観たことはあったけど、今作ではその技術の進歩に圧倒されたよ。CGで作られたリアルなは虫類の中に人間が垣間見えて、その人間は僕だった。あれは心地良くも不気味なものだった。

気に入っているシーンはたくさんあるけど、特に2つあるんだ。1つはスパイダーマンがコンクリートの壁に押し付けられ、ニューヨークの夕陽を観ているシーン。もう1つはおばさんのために卵を持って帰るシーン。世界を悪から守るという大きな仕事をしながらも、小さな約束も忘れずに守るのがピーター・パーカーなんだ。それこそが、スパイダーマンが恒久的な人気を保っている理由だと思う。


会見の後はドレスアップして都内で開催されたワールド・プレミアに登場。

—スパイダーマン役に抜擢されたとき、また、初めてスーツを着たときのお気持ちは?

アンドリュー: 抜擢された時は、これまでにないくらい純粋に嬉しかった。夢が叶ったんだからね。その喜びは言葉にならないし、絵に描くことも歌うこともできないよ。いつか自分でもこの気持ちを完全に理解できる時が来るのかもしれないけど、とにかく今までの人生で最も嬉しかったことだった。スーツを着たらとてもかゆくて、着心地は悪いし、トイレに行くのも大変で、僕の夢は崩壊してしまった…それは冗談だけど(笑)衣装デザイナーのキム・バロットと監督がデザインしたアメイジングで美しいスーツで、とにかく圧倒されたよ。今でもそのときの喜びがふつふつとわいてくるくらいなんだ。

—日本のアニメーションや映画にもモンスターはたくさん登場しますが、リザードという「人々の恐怖の対象」をどのような気持ちで演じましたか?

リース: これまでのモンスターとは違って、このモンスターは善意を持った人の飢えのような気持ちから生まれたんだ。自分だけでなく、大勢の人の人生を良くしたいと考えている人のね。彼は優秀な科学者だったが、冷血動物の心が人間の倫理に影響を及ぼすという点を見逃していたんだ。リザードは「警告」だ。人間のそういった技術がどのような影響を及ぼすかという「警告」なんだ。その警告を怖いと感じるのなら、モンスターが怖いということ。そしてモンスターはモンスターの中に潜んでいる、つまり僕ら人間の中にいるということだ。


今作の悪役リザードに扮したのは名優リース・イーヴァンズ。

—エマ・ストーンさんにお聞きします。1月の来日記者会見で「ステキなキス・シーンがあるから期待していて」とおっしゃられていたので、ピーターとグウェンのラブストーリーに期待してワクワクして観ました。ピーターとグウェンの恋愛関係の行く末がとても気になります。今後はどうなるのでしょうか?

エマ: リースの答えがあまりに知的で完璧だったから、答えづらいわね(笑)代わりに答えてくれない!?

リース: なんならアンドリューにキスしようか?

エマ: 最高(笑)うーん、キス・シーンはとても良かったわ。私は満足しているけど、主観的にはなれないから、有名なシーンになるかどうかは作品を観たみんなに聞きたいな。ピーターの秘密を知る瞬間のキスだから、秘密を共有するという意味でも素晴らしかったわ。グウェンとピーターの今後については、私が聞きたいくらいよ。次の作品で彼らの将来を探求できることを楽しみにしているわ。現在、脚本が書かれている段階で、原作のコミックには豊富なネタがあるから、どのような展開になるのか楽しみね。


明るくてサバサバした印象のエマ・ストーン。

—監督にお聞きします。ヒッチコックが好きなのですか?『裏窓』や『海外特派員』へのオマージュのようなシーンが見受けられましたが。

監督: ヒッチコックが好きじゃない人なんている?(笑)僕のお気に入りは『レベッカ』だよ。ピーター・パーカーの部屋に『裏窓』のポスターを貼ったのは、彼が一種の観察者でアウトサイダーだから。『裏窓』の主人公ジミー・スチュワートは望遠のカメラを持っていて、それもピーター・パーカーを象徴するからね。

エマ: ちょっと言わせて!私は今作の撮影中に『裏窓』を初めて観たの。そして、「これはブルー・スクリーンでの撮影のための完璧なお手本だわ!」って思ったわ。劇中のジミー・スチュワートは最初から最後まで、見えない相手に向かってお芝居しているんだもの。今作のような映画では、リザードがいない中で演技をしたり、テニスボールや棒と闘ったりしなければならなくて、まるで『裏窓』の撮影をしていたかのようだったのよ(笑)

—高校生役を演じるのに抵抗はありませんでしたか(註: ガーフィールドは現在28歳、ストーンは現在23歳)? グウェンの家の屋上に二人で居るシーンは、高校生ではなく本当に恋している恋人同士に見えました。

アンドリュー: 演技は難しいものだよ(会場笑)僕も彼女もティーンエイジャーの気持ちに戻ることを楽しんでいたように思える。浮き沈みが激しくて、自分探しに苦闘する、誰もが経験するあの最悪な思春期を探求することは素晴らしい体験だった。初恋は人生を変えるような経験。巨大なリザードと闘っていても、同じ視界に初恋の人が居たら、たとえ危機的な状況でもそちらに気が行ってしまうのは理解できるよ。それがこの作品のパワーだと思う。監督は人生を変えるような初恋という経験を主軸に描いたんだ。こういった経験をしながらも、ピーターは街を救う、街を守るという運命を選んでいく。あの頃の気持ちを再び感じることができて本当に素晴らしかったし、観客の誰もが初恋の気持ちを共感できると思うよ。

エマ: アンドリューの答えは素晴らしかったから、私は1つだけ追加するわね。ティーンエイジャー役のオファーが来る限り、私は演じ続けるわ!だってあとは歳を取るばかりだもの(笑)


今作での共演をきっかけに私生活でも交際中の二人。会見中も見つめ合ったり、耳元でささやき合ったりとラブラブ。

—映画のタイトルにちなんで、最近あった「アメイジング」なことを教えてください。

アンドリュー: 今朝ホテルで目覚めて、スイッチを押すとカーテンが開いて、眼下には息をのむような東京の景色が広がっていたこと。僕のベッドは街で1番高いところにあるんじゃないかな。息を飲むような景色だったし、最初で最後かもしれないから忘れないようにしようと思った。このような経験ができることにとても感謝しているよ!



『アメイジング・スパイダーマン』
両親が幼いときに謎の失踪をとげ、 以来、ベンとメイの伯父夫婦に育てられてきた高校生ピーター・パーカー。孤児である負い目にもかかわらず、育ててくれた伯父伯母に感謝し、内気なりに熱い正義感を秘め、同じ高校に通うグウェンに秘かに思いを寄せる、そんな普通のティーン・エイジャーだ。ただ、ひとつ、自分を捨てて行った父リチャードのおぼろげな面影が彼の心にしこりを残していた。だからこそ、父が置いて行ったブリーフケースの中のノートをきっかけに、かつての父の研究パートナーだったコナーズ博士を訪ね、父とコナーズ博士が果たせなかった研究成果を導き出すのは、ピーターにとっては父への愛情と憧れの表われでもあったのだ。それが自身にスパイダーマンとして生きる運命を強いるとはまったく予想だにせず…。

監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、マーティン・シーン、サリー・フィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンズ、ほか
6月30日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開!
©2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & ©2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
 
オフィシャルサイト>>

<関連ニュース>
2012/06/14: 『アメイジング・スパイダーマン』来日会見で新たな魅力をPR
2012/02/09: アンドリュー・ガーフィールド 「スパイダーマンはみんなのもの」
2012/01/19: 『アメイジング・スパイダーマン』キャスト・スタッフが早くも来日
2011/7/29: 『アメイジング・スパイダーマン』 A・ガーフィールドがプレッシャーを語る
 

Text: Nao Machida

18:30

グリーン・デイ 3部作のジャケットが到着

2012-06-29
こんにちは。

グリーン・デイの3部作の新作から、第1弾アルバム『¡Uno!』のジャケット写真と詳細が発表されたのはつい先日のこと。
そして今度は、第2弾アルバム『¡Dos!』と第3弾アルバム『¡Tré!』のジャケット写真が届きました!

3つ並べてみると…



9月26日リリースの『¡Uno!』、ジャケットはフロントマンのビリー・ジョー・アームストロング。




11月14日リリースの『¡Dos!』ジャケットはベースのマイク・ダーント。




2013年1月16日リリースの『¡Tré!』、ジャケットはもちろん、ドラムのトレ・クール。
スペイン語で1、2、3を意味する3部作のタイトルですが、第3弾の『¡Tré!』はスペイン語の“Tres”ではなく、ドラマーのトレの名前と同じスペルになっています。

グリーン・デイにとって、2009年リリースの『21st Century Breakdown』以来の新作となる3部作。
ビリー・ジョーいわく、今作では「パンチの効いたパワーポップ」を追求したのだとか(詳しい解説はこちら)。

8月には関東・関西にて同時開催される「SUMMER SONIC 2012」にヘッドライナーとして出演します。
真夏の日本で彼らの新たなサウンドを聴くのが今から待ちきれません!

グリーン・デイ日本オフィシャルサイト>>



00:00

22-20s 来日独占インタビュー

2012-06-20
2003年にセルフタイトルアルバムでデビューし、そのブルース・ロックで音楽シーンを騒がせた22-20s。たった1枚のアルバムを残して2006年に解散を発表するものの、2008年に復活した彼らが、ニュー・アルバム『Got It If You Want It』を引っさげて5月に単独来日公演を行った。アルバム完成まで共に活動していたセカンド・ギタリストのダン・ヘアが脱退し、再び3ピースになったメンバーのマーティン・トリンブル(G/Vo)、グレン・バータップ(B)、ジェームズ・アーヴィング(Dr)が、MTV Newsに新作の魅力や今後の展望を語ってくれた。



—アルバム『Got It If You Want It』の完成おめでとうございます。今作はストレートなギターロックで、どちらかというとファースト・アルバムのサウンドに戻ったような印象を受けました。

マーティン: たくさんのツアーやライヴを行ってきて、自分たちが本当に心地良いことをするのが良いと感じたからね。

グレン: 今作の制作をスタートする時点で、自分たちのやりたいことが以前よりも明確だったんだ。マーティンも言ったように、たくさんのライヴを通じてね。ああいうレコードを制作できて良かったよ。

マーティン: ああ、ライヴ感があるよな。

—ようやく完成したアルバムをリリースして、ツアーをまわる気分は?

マーティン: いつもアルバムが完成してから6、7ヶ月後にリリースするから、変な感じなんだよね。必然的に、その間に気持ちは次のレコードへと移ってしまう。次の作品は今作よりもさらにファースト・レコードのサウンドに戻っている感じだよ。それに今はまた3人でライヴをやっているから、演奏もレコードとは違ってくる(註: アルバム制作時は4人で活動していた)。既に新作に取りかかっていると、アルバムがリリースされたことさえ忘れちゃったりするんだよ。

—もう1度思い出して、ステージで演奏しているっていう感じですか?

マーティン: ある意味、そうなんだよ(笑)

グレン: 今作の制作を始めたのは18ヶ月も前だから、マーティンが言ったように、ツアーは回顧的な体験なんだ。

—ということは、このアルバムの制作は前回の来日の直後に始めたわけですか?

マーティン: あの年の冬にね。俺たちはミネアポリスに引っ越したんだ。

ジェームズ: 前回の来日は『Shake/Shiver/Moan』ツアーの最後の方だった。

マーティン: そうだね、デモ作りは12月に始めたよね。



—なぜミネアポリスに?

グレン: もともとアメリカで過ごす時間が多かったし、マーティンがミネアポリスに住んでいたから。

マーティン: 妻がミネアポリス出身でね。だから俺が最初に引っ越して、それにジェームズも…

グレン: もうすぐ奥さんになる人がミネアポリス出身なんだよな。俺はただ、2人を追っかけて行っただけ(笑)

ジェームズ: グレンの奥さんも探すよ(笑)

マーティン: 3人とも同じ通りに住んでいるんだ。ジェームズの地下をスタジオにして、毎日そこで演奏している。全員がロンドンに住んでいたとき以来、そういうことはできなかったから、すごく良い感じだよ。

ジェームズ: ロンドンに住んでいた頃は歩いて10分くらいのところに住んでいたのに、その10分がめんどくさかった。今はベッドルームから階段を降りればスタジオだから、最高だよ。

—そもそも3人はいつ知り合ったんですか?

グレン: 俺とマーティンは11歳の頃、学校で出会ったから、もう18年近いつきあいになる。

マーティン: 学校が始まる2ヶ月前に、制服屋で会ったんだよな。

グレン: 制服の試着している時にね。

—かわいいですね!

マーティン: かわいいって言わないでよ(笑)こいつがQPRのシャツを着ていたんだ。イングランドのしょぼいサッカーチームなんだけどさ。QPRのファンなんて会ったことなかったから興味をそそられて、自分の手下にしたよ。ジェームズには18歳の頃に出会った。

ジェームズ: 10年前だね。

マーティン: ジェームズは15マイルほど離れた町の出身でね。それから3人で演奏するようになったんだ。

—そして今はミネアポリスに住んでいるんですね。ロンドンからミネアポリスに行くなんて珍しいですよね。

マーティン: 冬は極寒だからね。

ジェームズ: でもとても良い街なんだよ。活気ある音楽シーンもあるしね。何しろ寒くて外に出られないし、冬はやることがないんだ。だから音楽を演奏するってわけ。良いバンドがいっぱいいるし、バンドとして最高に住みやすい街だ。

ジェームズ: 外出できる季節は美しい湖もあって、釣りもできるし、本当に良いところだ。

マーティン: ミシシッピ川で釣りができるんだ。

ジェームズ: ノース・ロンドンで4年過ごしてから来ると、まるで天国だよ。



—アメリカ文化はいかがですか?

マーティン: アメリカはおかしな国だよ。まるで2つの違う国があるみたいだ。ヨーロッパに似ている部分もたくさんありながら、銃社会だったりもするし。でもミネアポリスはかなりリベラルな街だから、ヨーロッパの都市で生活するのと似ているよ。

ジェームズ: 最初は違うと思っても、よく知ると感性が非常に似ている。

マーティン: でもおいしいパンとチーズがない。あとろくな新聞がない。アメリカのパンは本当にひどいよ。1年ももつってどういうことだよ(笑)

—そんな冬のミネアポリスで書いた今作ですが、収録曲には絶望感や失恋を歌ったものが多いですよね。ご自身の経験に基づいているんですか?

マーティン: 失恋しまくりだ。

全員: (笑)

マーティン: 収録曲の多くは、リスナーに直接話しかけるようにしたかったから1人称で書いた。だけど全てが俺の個人的な経験というわけでなく、俺たち全員のグループとしての経験だよ。

—そこまで長いつきあいだと、お互いについて何でも知っているのではないですか?知られたくないことも。

グレン: だから、今でも3人で活動しているんだ(笑)

マーティン: 全員が10年以上のつきあいだし、お互いの経験を共有している。バンドのメンバーじゃない友人の経験もあるしね。必ずしもアルバムを作っていた時期の出来事とは限らず、長いつきあいの中で起こったいろいろなことがインスピレーションとなっているんだよ。でも制作前の2年間の恋愛がインスピレーションとなった曲は多いかも。「White Line」とか「Bring It Home」とかね。だから、とても正直なレコードではあるけれど、必ずしも自伝的な作品ではないんだ。

—このアルバムが寒い冬に書かれたと聴いて納得です。

ジェームズ: 確かに夏っぽいアルバムじゃないよね(笑)

グレン: アップビートじゃないね。

マーティン: ああ、「夏らしい」とは言えないな。でも完全に冬ってわけでもないだろう。「秋らしい」が適切かな。



—アルバムのタイトル『Got It If You Want It』の意味は?事前にテーマを決めていたのですか?

マーティン: 実はその反対で、できあがった作品を反映したタイトルにしたんだ。その頃の俺たちはスリム・ハーポをよく聴いていて、彼の楽曲「Got Love If You Want It」からちょっと盗んだのさ(笑)アルバムにはいろんなテーマが詰まっているよ。10人しか居ないような会場でライヴをやったりもしたから、そこでわいた感情だとかね。

—アルバム制作にかかった期間は?

マーティン: 前回のツアーが2010年の10月か11月にここ日本で終了した。ツアー中に書いたリリックがあったから、そこから曲をまとめていった。曲作りは春までに終わって、それからデモを作り、夏にレコーディングをしたよ。時間をかけたことが良い結果を生み出したと思う。少しずつ進めていって、望んでいたような簡潔で主題的な作品を完成することができた。完成した楽曲を急いでアレンジして、ライヴ形式のレコーディングはロンドンで、5日ほどで終わらせたんだ。ライヴ形式以外の手段を自分たちに与えたくなかった。振り返ると「あのアレンジはこうするべきだった」とか思う部分もあるけど、その分、ライヴ感たっぷりで、ギターの存在感が強い10曲ができあがったよ。

ジェームズ: ああいう風に5日間でレコーディングする場合には、常にリスクがあるよ。あとから聴き返すと、どこもかしこも変更したいと思うからね。でも、自分たちに変更する選択肢を与えないことこそが大切だった。もし6ヶ月もあったら、最終的にカットしたり薄めたりしてしまいかねない何かをとらえたかったんだ。

マーティン: 俺たちは編集しない方が良いんだ。でも人というのは自分のことを批判したり、編集したりするものだよね。俺たちのマネージャーはバンドのそういう部分をよく理解していて、5、6日以上の時間を与えてくれないんだよ。じゃないと余計なことを考え始めてしまうから。次の作品も同じようなやり方で作ろうと思っているよ。既に曲作りは始めていて、クリスマスの直後にでもレコーディングしたいと思っている。

—また冬ですね。

全員: (笑)

マーティン: そういうこと。俺たちは暗いんだ(笑)

—なぜレコーディングはミネアポリスではなくイングランドで?

マーティン: 前2作を手がけたプロデューサーのイアン(・ダヴェンポート)とダンが向こうに居たから。地元から近いリンカンシャーでレコーディングしたんだ。経済的でもあったし、実際に良い感じだったよ。



—再びイアン・ダヴェンポートをプロデューサーに迎えた理由は?

ジェームズ: 予算の問題かな。

全員: (笑)

マーティン: それは冗談で、イアンとはこれまでの作品も一緒に作ってきて、とても良い関係を築いてきたから。俺たちをバンドとしても、人としてもよく理解してくれているし、俺たちも彼のことをよく知っている。だから一緒にやることはとても自然な決断だった。

グレン: イアンは俺たちと同じような初期のソウルなんかが大好きなんだ。子どもが2人居て、朝は6時に起きるから、1時間くらいレコードを聴いているらしい。酒を飲みながら聴いているわけではないから、本当の情熱なんだよね。素晴らしい男だよ。

ジェームズ: イアンのことは本当に信頼しているから、レコーディング中も「このテイクが良い」とか、「今のはこういうところが足りなかった」とかいう意見を信用できるんだ。彼が良いと言えば、俺たちみんなが賛成できる。

—ダンは今作が完成してからバンドを脱退したのですか?

マーティン: ああ、曲作りが終わって、ダンはミネアポリスからイングランドに帰ったんだ。その時点でこの3人はミネアポリスに引っ越していた。しばらくは何とか一緒にやろうと思っていたのだけど、自然の流れでね。1年のうち9ヶ月、メンバーが1人だけ遠くに居るとなると難しい。遠距離恋愛みたいなものだよ。

ジェームズ: ダンは素晴らしいミュージシャンなんだけどね。

—ダンが脱退して再び3ピースになったわけですが、新作をライヴで演奏するのはいかがですか?

マーティン: 最高だよ。ここ数年は4ピースバンドとして活動してきたから、3ピースで演奏するために調整は必要だったけど。

ジェームズ: ああ、人数が少ないといろんなサウンドを重ねることができないから、音を厳選する必要があるんだ。

マーティン: よりダイレクトな演奏になるよね。10年前の演奏に近い感じかな。日本のオーディエンスはものすごく集中してライヴを観てくれて、曲の合間は静かだから少し緊張するよ(笑)

グレン: でもフジロックの観客は違ったよね。盛り上がっていて、あれも楽しかった。

ジェームズ: 日本では音楽へのリスペクトが感じられるよ。



—10代からバンド活動をされていますが、今後22-20sはどのように成長していきたいですか?

グレン: もっとラウドになりたいね。

マーティン: ああ、もっと童心に帰りたいよ。マジな話、自分たちが何をしたいか、長い時間を費やして考えてきたように思う。20代で既に中年の危機さ(笑)

—日本のファンにメッセージをお願いします。

マーティン: いつも応援どうもありがとう。毎回温かい歓迎をしてくれるから、来日するのが大好きなんだ。本当にありがとう!

Photos: Tetsuro Sato
Interview + Test: Nao Machida


22-20s
2001年バンド結成。デルタ・ブルーズの巨匠スキップ・ジェイムスの代表作がバンド名の由来。弱冠18、19歳の時にレーベルと契約を結び、2003年にシングル「Such a Fool」でデビュー。彼等が鳴らしたブルース・ロックは大きな話題となり、翌年リリースのファースト・アルバム『22-20s』は、ここ日本も含め大ヒットを記録するも、2006年1月に僅かアルバム1枚を残してバンドは突如解散。そして2008年9月に復活し、2010年3月から北米を皮切りにツアーも正式に再開。そして2010年5月(海外は6月)には、オリジナル・メンバーの3人にダン・ヘアを加え、イアン・ダヴェンポートをプロデューサーに迎えて制作された、6年ぶりとなるセカンド・アルバム『Shake/Shiver/Moan』をリリースした。同年7月にはフジロックフェスティバル'10で来日を果たし、動員率150%を記録。秋には東名阪のジャパンツアーを開催した。

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