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待望の新作リリース!スピリチュアライズド来日独占インタビュー

2012-04-11
J・スペースマンことジェイソン・ピアース率いる英国ロック界の至宝、スピリチュアライズドが、本日(4月11日)約4年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『Sweet Heart Sweet Light』をリリースした。MTV Newsは先日都内で開催されたライヴ・イベント「Hostess Club Weekender」のために来日したジェイソンにインタビュー。2年の月日を費やし、完璧な「ポップ・レコード」を作りたかったという新作の裏話や、最近の再結成ブームについてなど、たっぷりと語ってくれた。



—今日はお時間ありがとうございます。また来日してくださって嬉しいです。

ジェイソン・ピアース(以下、JP): ありがとう、俺もまた戻って来られて嬉しいよ。来日してからはずっとこの取材部屋に監禁されているんだけどね。この部屋の中で可能な限り楽しんでいるよ(笑)昨日到着したんだけど、1日中インタビューを受けていたんだ。

—それはお気の毒ですね。

JP: 構わないさ。自由時間はないけれど、そもそも演奏するために来日したんだからね。文句は言えないよ。

—日本はお好きですか?

JP: ああ、友人も何人かいるし。東京は奇妙な都市だ。俺の目には、街全体がまるで子どものために作られたように映る。

—そうですか?どんな部分が?

JP: 街中に子どものような好奇心や不思議さがあふれているよ。すごくカルチャーショックを受けるんだ。日本はイングランドやアメリカと同じように裕福なのに、関連性が全くない。全ては同じはずなのに、デザインだとか、あらゆることが完全に奇妙だ。まるで子どもがレゴで作った街のように見える。レゴでは少しずつパーツを足していくだろう?子どもの頭の中では、その全てに理由や計画があるわけだが、大人には奇抜に見える。日本も同じように何だか斬新に見えるんだ。別にそれが悪いと言っているわけではなく、非凡だと思うんだよね。

—ニュー・アルバム『Sweet Heart Sweet Light』の完成おめでとうございます。前作からは3年以上経っていますが、待望の新作は複数の都市でレコーディングしたそうですね。

JP: そう言うとグラマラスに聞こえるかもしれないけど、実際はそうでもないんだ。確かにストリングスはアイスランドでレコーディングした。アコースティック・ライヴをしていた時に、ストリングスの楽団やシンガーを連れて行く予算がなかったから、ツアーは2人でまわって、各地で地元のミュージシャンに出演してもらったんだ。その時にアイスランドで出会った、ミーナというバンドの娘たちが今作に参加してくれたんだよ。ツアーで出会ったほとんどの弦楽奏者はクラシック専門だったが、彼女たちはポップ・ミュージックを演奏している人たちで、とても気に入ったんだ。

さらにLAでも同じツアーで出会った3人の女の子たちと一緒にレコーディングしたんだ。ライヴに参加してもらった多くのシンガーはゴスペル・シンガーだった。教会のシンガーは独特の歌い方やハーモニーを持っているからね。でもLAでは想定外に3人のポップ・シンガーが参加することになった。彼女たちはレナード・コーエンの「So Long, Marianne」に登場する女性シンガーのような歌声の持ち主で。または、ボ・ディドリーやレイ・チャールズのバックシンガーのようだった。それで彼女たちに、LAで一緒にアルバムのレコーディングをしてほしいと依頼したんだ。

—それで複数の都市でレコーディングすることになったわけですか。

JP: ああ、特定のパートを異なる都市でレコーディングした。アルバムの大半は俺がウェールズに所有するスタジオで2回にわたってレコーディングしたんだ。最初は作詞したり、楽曲を構成したりするのに十分な素材をレコーディングして、楽曲ができたら再びスタジオに戻って必要なパートをレコーディングした。残りは全てロンドンの自宅で録音したよ。



—アルバムが完成するまでには、どれくらいの時間を要しましたか?

JP: 全体を通して2年近くかかった。2年間ずっと作業していたわけではなく、少しずつね。今作では時間にゆとりを持ちたかったんだ。スタジオで全てのアイデアを追求するにはお金がかかるし、常に時間との戦いのような気持ちになる。気に入っていようがいまいが、できたものを受け入れざるをえなくなるんだ。俺は主に「聴く」という作業に時間をかけることにした。多くのレコードでは、本当にアーティストが求めていたサウンドかどうかを確認する上で、聴くことに十分な時間が費やされていないように思える。だから俺は自分に失敗する余裕と、最終的に収録されないと分かっているようなアイデアでも試す時間を与えた。そこから何か発見があるかもしれないからね。時に…いや、大半の場合、失敗は最高の結果を生み出すんだ。常に成功していたら得られないような結果が、挑戦したことによる失敗によって得られるのさ。

—先ほどおっしゃっていましたが、今作を制作する前にアコースティック・ライヴを行ったそうですね。ツアーでの経験は今作のサウンドにどのようなインスピレーションを与えたと思いますか?

JP: アコースティック・ライヴによる影響は…俺は突然、ノイズの中に自分の声を紛らわすことができない状況に気づいたんだ。アコースティック・ライヴでは、いかに楽曲の構成が良いかが全てだった。だから、俺は基本的にはポップ・レコードが作りたかったんだ。トランプで作った家のように、各曲が互いを支え合うような11曲のコレクションにしたかった。壊れやすい楽曲があるからこそ、より過激な曲があり、壮大な楽曲と親密な楽曲が隣り合わせに存在するような作品にね。

そしてそれは、俺がこれまでに気づかなかったスピリチュアライズドの一面だった。これまでは音楽をより抽象的に形作っていたんだ。でも、ポップ・ミュージックにおいては隠れる場所がない。音楽は抽象的で奇妙なものにすればするほど、理解が難しいとされがちだ。「音楽的な知識が足りない君には理解できない」と言われてしまったりね。でもポップ・ミュージックは誰もが理解できる。だからこそ、ちゃんと作る必要があるんだ。その曲があるべき姿になるように、確実に完成させる必要があるんだよ。

—前作『Songs in A&E』をリリースする前に命を失いかけたそうですが、前作の楽曲は全て病気になる前に書かれたそうですね。生死をさまよった経験は、今作のために曲作りをする上で何か影響を与えたと思われますか?

JP: それは分からないな。俺は生まれ変わって戻ってきたかったんだ。何か伝えられることがあったらいいなと思っていたんだが…。

—生まれ変わったと感じますか?

JP: いいや、俺はかつてと同じ残念な人間なんだ。実はけっこうショックなんだよね。

—そんなことないですよ!

JP: マジでそうなんだよ。何か素晴らしいメッセージを抱いて戻ってきたかったんだ。「キッズ、大丈夫だ。俺たちの行く末に心配はないよ」とか言えるようなね。でも今でも昔と同じくらい疑念に満ちた、自信のない、以前のままの俺なんだ。

—そんな風には思えませんよ!

JP: ああ、今は良い感じだけどさ。今はこの時間を楽しんでいるよ(笑)



—2009年には1997年リリースの代表作『Ladies and Gentlemen We Are Floating in Space』を完全な形で披露するというライヴを行ったそうですが、その経験による影響はありますか?

JP: ああ、良くも悪くもね。

—悪くも?

JP: ああ。あのライヴはすごく名誉なことだったし、興奮したよ。俺はあのライヴに全てを捧げた。素晴らしい企画だったと思う。あのアルバムは単体で成り立つもので、全ての曲がアルバム全体の一部だからね。でも、あのライヴをやったことによって、最近の音楽が過去を振り返ってばかりいることに気づかされた。「これこそが名盤だった」「あれが全盛期だ」「あの頃の俺たちは特別だった」というようにね。そういった途方もないメランコリアにより、俺は深い悲しみを感じたんだ。あれほどパワフルですごく重要な音楽が死にかけていて、もう振り返ることしかできなくなっているんだ、とね。

未来に向けて進んで行く唯一の方法は、新たな名盤を作ることだ。時間をかけて、とても特別な一枚を今この時に出す必要がある。同世代のほとんどのバンドが再結成したり、過去の作品を振り返ったりしているように感じるよ。そもそも音楽というものは、未来に向けて大きな一歩を踏み出すことができないんだ。これまでに聴いたことがないような、正真正銘の新しい音楽を作ることは不可能なんだよ。音楽は進化していくもので、常に過去と関連せざるをえないからね。

これから新しいものを作る唯一の方法は、正しい方向に前進すること。俺は『Ladies and Gentlemen』のライヴにインスパイアされて、過去に頼らずに美しいものを今作りたいと思うようになった。過去を称賛することにより生じる問題は、作品がより早く歴史と化してしまうことだと思う。こんなに美しくパワフルな作品なんだ、博物館の展示物のようになってほしくないよ。俺は作品を自分たちの人生の一部として考えたい。そしてあの頃のような壮大なサウンドを、いま生み出したいんだ。

—おっしゃったように最近は多くのバンドが再結成していますが、そのような状況をどう思いますか?

JP: 正直な話、俺は他人をジャッジしようとは思わない。ただ、俺には向いていなかったというだけさ。誰もが自分の好きなようにするべきだと思う。俺からしてみれば、音楽の未来のために健康的な状況ではないと思うけど。

—新たなサウンドを生み出す上で?

JP: ああ。本当に新しい音楽を生み出すのは、新しい動物を作り上げるくらい不可能なことだ。音楽では一歩一歩がとてもスローでほんのわずかだからね。リスナーが真新しい音楽だと思っているものが、実際には過去の作品のスタイルを大幅に変えただけだったりする。新しく聴こえるように、過去の作品を組み合わせたりね。大切なことは、少なくとも正しい方向に進もうとトライすることだ。

—アルバムのタイトル『Sweet Heart Sweet Light』に込められた意味は?

JP: 『Sweet Heart Sweet Light』は「Hey Jane」のリリックの一部なんだ。アルバムは実はかねてから「Huh?(は?)」と呼ばれていた。ジャケットのアートワークのようにね。でも、そのタイトルを考える度にコメディのようなシナリオが浮かんでしまったんだ。誰かが「スピリチュアライズドのニュー・アルバム買った?」と聞いて、相手が「『Huh?』(は?)」と答える。そして再び「だから、スピリチュアライズドのニュー・アルバム買った?」と聞いて、「『Huh?』」と答える…とエンドレスに続くんだ。考える度に、そのことが頭の中にループしてしまった。そこで買ってくれた人たちが困らないように、『Sweet Heart Sweet Light』にしたんだ。もし買ってくれれば、の話だが。

—当然買いますよ!ファンは何年も待っていたんですから。

JP: だと嬉しいね。



—今回は「Hostess Club Weekender」にヘッドライナーとして出演されますが、どのようなステージを期待できそうですか?

JP: 最高だよ。まだライヴを再開して間もないんだ。俺はライヴが1番好きでね。もしレコードを作る必要がなければ、作らないだろう。ただ、レコードを出さないとライヴをしに来られないからね。ライヴで演奏しているときは、まるで音楽の滝の中に居るかのような最高の気分なんだ。レコーディングのように、うまくとらえなければと心配する必要もないしね。最高のスリルが感じられて、アメイジングだよ。日本にまた来られたことも嬉しいね。ライヴ前はいつになくハイになるよ。

—他の出演バンドで観たい人はいますか?

JP: 誰が出るのかよく把握していないんだ。ザ・ホラーズは前から知っているけどね。このバッジをくれた男は観てみたいな(セーターにアトラス・サウンドのバッジをつけていた)。

—ブラッドフォード・コックス、アトラス・サウンドですね。

JP: そうそう、そいつ。でも、俺たちの前に出るから、直前のバンドを観ることはなかなかできないんだよな。でも、また挨拶できたら嬉しいよ。

—最近はロック・バンドが減ってきていると言われていますが、昨今の音楽シーンについてはどう思いますか?

JP: うーん…俺がガキの頃から大して変わっていないように思うな。俺は音楽シーン自体には興味がないんだ。ただ単に売れるからという理由で、似たような音楽が作られるんだと思う。もしあるレコードが1万枚売れたら、もっと売るためにあと3組のバンドに同じような曲をやらせよう、ということさ。でも、市場とは無関係のことをしようとしている人は常に存在する。自分の中に存在する音楽を出したいから作品を作っている人たちだ。何が売れるか、何が人気かは関係なくね。

それに俺は音楽シーンの流行にうといんだ。常に新しい音楽を探さなければならないとは感じていない。世の中には膨大な量の作品が存在していて、その多くがかつてよりもリスナーに届けやすいから作られているんだと思う。名前をタイプすれば、そのアーティストの全作品をゲットすることができる世の中だ。だがそれは「音楽を聴く」という行為とは異なる。影響を受けるほど音楽に没頭するような状況からは遠ざかっているんだ。どんなアーティストのカタログだって流し聴きすることができるだろうけど、それは作品と友だちになるような状態とは違うよ。音楽が自分にとって意味を持つような状況ではない。俺が思うに、最終的には音楽が聴く人を探してくれるんだと思う。

—ところで以前、ハーモニー・コリン監督の『ミスター・ロンリー』の音楽を手掛けていましたが、監督は現在、新作映画を製作しているそうです。あなたは参加していないのですか?

JP: 俺は参加していないんだ。彼の前作「Trash Humpers」は驚異的だったよ。これまでに観た映画の中でも屈指の素晴らしい作品だった。『ミスター・ロンリー』よりもずっと良かったよ。「Trash Humpers」にも参加できたら良かったな。

—次回作「Spring Breakers」は、女子大生が春休みに遊ぶ資金を作るために強盗をするというようなストーリーらしいです。

JP: ありえるね。ハーモニー・コリンのマインドが生み出す作品はどれも深く破壊的で奇妙なものだから(笑)とにかく「Trash Humpers」は素晴らしかった。『イレイザーヘッド』と同じくらい良かったけど、それよりも格段に良かったよ。ほんとうに驚異的な作品だ。彼とは3 ヶ月前に話したのが最後かな。いつどこで何について話したのかも覚えていないけど、お互いに連絡は取り合っているんだ。俺は連絡を取るのが得意ではないんだけどね。

—日本のファンにメッセージをお願いできますか?

JP: ワーォ。は?…今のが俺からのメッセージだよ(笑)







Photos (Jason Pierce): KNTR
Live Photos: Kazumichi Kokei
Interview + Text: Nao Machida


スピリチュアライズド:


伝説的バンド、スペースメン3の中心人物、ジェイソン・ピアース a.k.a. J・スペースマンによって1990年に結成される。1991年以来コンスタントにアルバムを発表し、97年、20世紀のロック史に燦然と輝く傑作『Ladies and Gentlemen We Are Floating in Space(邦題: 宇宙遊泳)』をリリース。このアルバムは各方面で大絶賛を浴び、スピリチュアライズドの最高傑作として高い評価を得る。2001年『Let It Come Down』、03年に『Amazing Grace』を発表。そして05年6月に病に倒れ、一時は危篤状態まで陥り生死の狭間を行き来するほどまでに悪化するが、その後、奇跡的に回復に向かう。08年、前作から5年という期間を経て遂に『Songs in A&E』をリリース。同年には「SUMMER SONIC 08」にて久々の来日も果たし、スピリチュアライズド完全復活を強く印象付けた。本作『Sweet Heart Sweet Light』は約4年ぶり、通算7作目となるスタジオ・アルバムである。

オフィシャルサイト(英語)>>
新鋭ディレクター、AGロヤスが手掛けたリード・シングル「Hey Jane」の話題のミュージックビデオを配信中。

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『バトルシップ』テイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナら、横須賀米軍基地で記者会見

2012-04-03
いよいよ今月公開となる、製作費2億ドルの超大作映画『バトルシップ』。ハワイを舞台に、地球にやって来た謎のエイリアンと海上で戦う世界連合軍の苦闘を描いた話題作だ。4月2日、神奈川県・横須賀米軍基地に停泊中の航空母艦ジョージ・ワシントンの上で記者会見が行われ、ピーター・バーグ監督、キャストのテイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナ、アレクサンダー・スカルスガルド、ブルックリン・デッカーが登壇。海軍の兵士たちが多数見守る中、作品の魅力や舞台裏を語った。



—まずは一言ずつ、ご挨拶をお願いします。

ピーター・バーグ監督(以下、監督): 皆さん、今日はお越しいただきましてありがとうございます。ここにいる私たち全員にとって、今日は非常にエキサイティングな日です。海兵隊員だった父が海軍の熱狂的ファンだったこともあり、僕は子どもの頃からこのプロジェクトの構想を練っていました。ここに居る誰もが海軍やご家族の方々を応援し、感謝しています。アメリカ海軍に関する映画を携えて、今日このように航空母艦ジョージ・ワシントンの上で会見できることを大変誇りに思っています。

リアーナ: 皆さん、こんにちは!今日はこのような機会をくださってありがとう!海軍の皆さんにとってのホームである空母ジョージ・ワシントンに、私たちを快く歓迎してくださったことを感謝しています。私たちは皆さんを尊敬していると同時に、たくさんのインスピレーションを受けました。映画では海軍の兵士を演じたけれど、とても皆さんの代わりにはなれないし、感謝の気持ちを忘れることは決してありません。短い時間でも、皆さんの世界に私たちを温かく迎えてくださって、本当にどうもありがとう!

浅野忠信(以下、浅野): 皆さん、今日は本当にありがとうございます。思い起こせば2年前の今頃、横須賀で海上自衛隊の船に乗せていただいて、どのようなことが行われているか、どのような機能を持っているか等の説明を受けてから、ハワイでの撮影に臨みました。それから2年が経ち、今度はアメリカの船の上でこのような華やかな場所に立てたことを本当に誇りに思っています。皆さんの協力があって今日を迎えることができて感謝しておりますし、これを機に映画がヒットするよう応援していただければと思います。よろしくお願いいたします。

アレクサンダー・スカルスガルド(以下、アレクサンダー): こんにちは!みんなが言ったとおり、僕も今日はとても光栄に思っていますし、海軍の皆さんの寛大さや温かいもてなしに感謝しています。今日のことは孫にも自慢したいと思っているよ。本当にありがとう。それから、1年半前にこの作品を撮影した際にも、海軍の皆さんにサポートしていただきました。皆さんのサポートがなければ今作を完成させることはできませんでした。どうもありがとうございます。

ブルックリン・デッカー:
ハーイ!みんなが言ったことの繰り返しになるけれど、今日は本当にありがとう。この映画を世界中の人々に届けることができて、私たちはとてもワクワクしています。国際的なキャストが出演している作品ですし、海軍の皆さんのサポートや承認を得て、この映画を世界と共有できることを幸せに思います。今作を通じて、世界中の兵士たちにスポットライトを当てることができたらいいなと願っています。今作を劇場で公開できることを誇りに思います。サポートしてくださってどうもありがとう!応援してね!

テイラー・キッチュ(以下、テイラー): 海軍の皆さんのことを本当に理解するのは、なかなか難しいと思います。僕は実際に撮影でハワイのパール・ハーバーの基地に行って、海軍の制服を着用し、兵士の皆さんの真の姿を拝見することで、いかに皆さんが背筋を伸ばして素晴らしい活動をしているかを感じることができました。撮影は6ヶ月間だったのですが、兵士や家族のみなさんが多大な犠牲を払ってがんばっている姿に、毎日インスパイアされた現場でした。海軍の皆さんのおかげで作ることができた映画ですし、今日は皆さんの前に立つことができて非常に嬉しく思います。


主人公、米海軍の新人将校アレックス・ホッパー役を演じたテイラー・キッチュ。

—日本初の空母の上での会見について、ご感想をお願いします。

監督: 『バトルシップ』では幸いなことに、誘導ミサイル装備巡洋艦や駆逐艦、複合型ゴムボート、航空母艦など、さまざまな海軍の船の上で撮影をすることができたんだ。撮影の度に乗組員の方々の力量に驚かされ、恐縮する日々だった。もちろん、こういった戦艦は非常に大きな火力や破壊力を持っているわけだが、良いことのために使うこともできるわけで、たくさんの人を助けることもできる。ハワイでさまざまな船の上で撮影し、そして今まさにジョージ・ワシントンの上に居るということは素晴らしい体験で、今もなお、こういったパワフルな戦艦に圧倒され、謙虚な気持ちになっているよ。

—監督はお父さんが海軍オタクだったそうですが、撮影時、特にこだわったシーンや事柄があったら教えてください。

監督: 『バトルシップ』は家族向けの楽しい夏の娯楽大作として作ったんだ。ママもパパも、子どもたちも孫たちも、ひ孫たちも叔父さんたちも、誰もが楽しめるようにね。何よりもまず、僕は楽しい映画が作りたかった。それはそれとして、僕は海軍歴史学者の息子であり、従軍している友人もたくさん居る。今作では海軍の美しい資産に自由にアクセスすることができたので、海軍の皆さんが観に来てくれることも分かっていた。だから今作は、映画評論家や記者よりも海軍の皆さんのことを念頭に置いて作ったんだよ。映画を観て、「いや、あれは間違っているよ」とか、「いいね!彼はちゃんと分かっているよ!」とか思われることは分かっていたからね。

というわけで、今作では海軍の皆さんから観て正しく描くことがとても重要だった。『バトルシップ』は海軍が海上でエイリアンと戦う楽しい映画で、僕は実際にバトルシップで戦っている兵士の皆さんにとても感謝している。だからこそ、きちんと描くことが重要だった。楽しい映画にしつつも、彼らが観たときに「そうそう、こうなんだよ!」と思ってもらえるように、バランスを取ることが重要だったんだ。

—リアーナさんは今作が映画デビュー作となりましたが、初の女優業の感想を教えてください。

リアーナ: 最高の体験だったわ。今作が映画デビュー作だったから、ご想像のように私はとっても緊張していたの。もちろん、挑戦を受けて立とうとは思っていたのよ。ところが撮影初日、監督から脚本にないシーンを演じるように言われたの。緊張をほぐす暇もなく、いきなり撮影に入ったわ。でもある意味、そのおかげでとても良い経験になったわね。今作では素晴らしいキャストに囲まれて、学ぶことの多い現場だった。今作をきっかけに、今後もたくさんの映画に出演したいと思っているわ。


映画初出演とは思えない見事な演技を見せたリアーナ。


会見の2日前、成田空港到着時は金髪でした。

—そんなリアーナさんと共演したご感想は?

テイラー: どんな役者にとっても重要なのは、たとえそれが1本目だろうが60本目だろうが、撮影のプロセスに対して心をオープンにして演じること。そして陳腐な表現かもしれないけれど、その瞬間を演じることが大切なんだ。リアーナはまさにそれを実践していた。監督のプロセスに乗っ取って、誰よりも自由に力強く演じ、その瞬間に反応していたんだ。素晴らしい演技を見せてくれたと思うし、そんな彼女に敬服するよ。

浅野: 歌手として活躍されている方なので、撮影現場で見た時に最初から存在感がありましたね。そういう存在感があれば自然と説得力が出てくるので、僕が見た時には既に役柄として完成した海軍の方のように見えて、いつも本当にすごいなと思っていました。


自衛艦の指揮官ナガタ役を熱演。

—浅野さんは撮影前に自衛隊の船も見学したそうですが、米軍の船との違いは?

浅野: 実際に自衛隊でも米軍でも同じような形の船を見学させていただきました。これを言ったら怒られるかもしれないんですが…日本人は真面目なのか船の中がすごくきれいだったんです。アメリカの船も汚くはないし、すごくきれいなんですけど、ところどころラフなところがあって(笑)コーラがいろんなところに挟んであったりして、あ、全然違うんだな!と感じました。決してそれが悪いということではないですよ!

監督: ちょっと付け加えさせてくれよ。米軍の船はとってもきれいなんだ。ただ、日本の船はものすごーーーくきれいなんだよ。きれいな船と、もっときれいな船っていうこと(笑)

—アレクサンダー・スカルスガルドさんは日本に女性ファンがたくさんいるのですが、女性の観客が今作を観たくなるようなコメントをお願いします。

アレクサンダー:
日本に俺のファンがいるの?本当に!? 僕の番組(「トゥルーブラッド」)は日本で放映されていないかと思っていたよ。そうなんだ、それは素晴らしいね!日本の女性ファンにアピールしたいかって?何だか居心地が悪くなってきたよ(笑)はい、もちろん。男性にも動物にも、みんなから愛されたいよ。(通訳に)動物っていう部分は訳さなくていいよ!


劇中のイメージとは違ってお茶目なアレクサンダー・スカルスガルド。



***





『バトルシップ』
舞台はハワイ。アメリカをはじめとする世界各国の護衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船が出現。未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛かけてくる。その戦いの最前線に立たされたのは、米海軍の新人将校アレックス・ホッパーと、彼がライバル心を燃やす自衛艦の指揮官ナガタだった。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか?そして、彼らは地球を壊滅の危機から救うことができるだろうか!?

監督:ピーター・バーグ『ハンコック』 
製作:ブライアン・ゴールドナー、ベネット・シュニアー、サラ・オーブリー、ピーター・バーグ
VFX:ILM
出演:テイラー・キッチュ、浅野忠信、リーアム・ニーソン、リアーナ、アレクサンダー・スカルスガルド、ブルックリン・デッカー、ほか
4月13日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
© 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

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Text: Nao Machida

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