MTV BLOG

Bloc Partyの新曲MVフル視聴 & 新作『インティマシー』先行レビュー!!

2008-10-22
 

2004~5年に数枚のEPとアルバム『Silent Alarm』で華々しくデビュー、
アルバムは2005年のNMEクリティックポールで1位も獲得したBloc Party。
そんな彼らが8月末に急遽デジタル配信のみでリリースした3rdアルバム『Intimacy』が、CDでリリースされることが決定しました。
配信では収録されなかった「Talons」も収められているため、こちらが正規版となるようです。

前作である2ndアルバム『A Weekend In The City』のリリースされたシングル「Flux」がMVも曲も謎過ぎて編集部K個人的には困っていたのですが、この新作『Intimacy』はバッチリ。
1stの性急さと溢れ出す多彩なアイディア、2ndのダブステップやR&Bの影響を感じるリズム遊びとスケール感、その二つをミックスして「アレンジや音色はよりハイパーに、ミキシングは少し親密に」した感じの内容です。
乱暴にまとめると、ですが。

BBC1のZane Loweの番組でプレビューされて話題を呼んだ先行シングル「Mercury」とアルバム冒頭の「Ares」が今作最大の冒険曲。オリジナル曲の時点である意味リミックス曲みたいな仕上がりです。ライブではどう演奏されるんでしょう?
それまでの路線を踏襲した曲でも、いつもよりギターの音色を歪ませてMUSEとかThe Mars Voltaのファンもイケそうな新たな切り口を見せたりしています。
総じてテンション高めなのも多数を占めるであろう1st派には嬉しい点のはず(個人的には2nd派)。

しかし前述の「Flux」(アルバム未収)、どうやれば「ED BANGERに凝っている」と語っていた時期にあんな高速エレポップみたいな曲をリリースできるのでしょうね?
ED BANGERと思いながら全然違う曲を聴いていたのじゃないかと疑ってしまいます。
とはいえ、自分たちで満足に演奏することができない曲を作ってしまうという点もそうですが、思わず笑ってしまう謎な感じも彼らの魅力なんですけど(笑)

彼らを馬鹿にしていた例のギャラガー兄弟が2ndを聴いて手のひらを返したというエピソードもそうですが、とにかく志が高く新作毎に驚きの展開を持ってきてくれるのも見逃せないポイント。
今後はとんでもない当たりを1作、逆にとんでもない外れも1作、両極端に作ってくれるんじゃないかと色々楽しみなバンドです(その外れの方は後々「早すぎた傑作」とか言われる「??」だらけのアルバムだったりするとなお良いですね)。



NEW ALBUM
『INTIMACY』
2008.10.29 OUT!!
HOSTESS ENTERTAINMENT
HSE70046

17:16

9mm野外ワンマンをレポート! 『暁の野音』で何が起こったのか!?

2008-10-20



9mm Parabellum Bullet 『暁の野音』
2008.10.18.Saturday 日比谷野外大音楽堂@Tokyo

 当日直前の10/15に2ndアルバム『VAMPIRE』をリリースしたばかりとあって、ファンのみならず、本人達も期待と不安が入り混じったであろう『暁の野音』と題されたワンマンライブ。9mm Parabellum Bullet、通称9mm(キューミリ)。秋の夜長の晴天で気候も調度良く、満月ではなかったものの、星が瞬いているビジネス街に鎮座する日比谷公園の野外大音楽堂とくれば、『VAMPIRE』をひっさげた9mmにはもうお膳立ては揃ったも同然。
 パンク、メタル、エモ、ハードコアを見事にJ-POPまで消化天昇させたその音楽性と、『SUMMER SONIC』を始めとする数々の強者ぞろいのイベントやライブでの他を圧倒する爆発的なパフォーマンスがメジャーデビュー以前から大きな話題となっていた彼らだけに、暑苦しいオトコどもが集結するライブになるだろうと予想していたが、意外や意外、オーディエンスは若い女性中心で、ああ、まさに2008年という現在進行形のバンドなのだなあと感じた。
 ライブは「The World」から始まった。この曲だけでなく他の曲にも言えることだが、9mmのサウンドはただの爆音ではない。力強く、そして繊細なのだ。それは菅原のボーカルスタイルによるところが大きいのかもしれないが、メンバー全員のしっかりした演奏力、楽曲力があってのことだろう。菅原はMCで「絶対この話には触れるか!と思ってたんだけど」と前置きした後で「どっかのチャートで『VAMPIRE』が1位になったそうで・・・おかしな世の中になったもんだよね」とふざけ、それでも「みんなのおかげです。ありがとう」と締めくくると、会場は歓喜の渦。
 ライブが進むにつれてメンバーの暴れっぷりもどんどんエスカレート。例によってベースの中村は低位置のマイクにシャウトしまくったかと思えば、ベースをほっぽり出して、ドラムスのかみじょうのところまで走って行き、シンバルを叩きまくるパフォーマンスも。しかし、絶対音感を持つギタリストの滝がキーボードを弾いたり、滝、中村、かみじょうの3人によるパーカッション・セッションがあったりと、珍しいパフォーマンスも意外性がありとても楽しめた。
 なにより驚いたのは、オーディエンスが、きちんと曲を聴きに来ているということだ。ラウド系のバンドにありがちな、ただ暴れにきているオーディエンスとは一線を画していた。
 この公演を含めたライブ映像が来年DVDで発売される予定とのことで、ぜひ、そちらもチェックしてほしい。
text : Nobumichi Negoro



【SET LIST】
1 The World
2 Vampiregirl 
3 Trigger
4 Keyword
5 Psychopolis
6 Sleepwalk
7 Sundome
8 Hide & Seek
9 Battle March
10 The Revenge of Surf Queen
11 Supernova 
12 Wanderland
13 Wildpitch
14 farther
15 Faust
16 次の駅まで
17 悪いクスリ
18 砂の惑星
19 Discommunication
20 We are Innocent
21 Living Dying Message
22 Talking Machine
23 Punishment

en.1少年の声
en.2Termination
en.3marvelous
en.4sector


NEW ALBUM
『VAMPIRE』
OUT NOW!!
EMI Music Japan
TOCT-26599 

アルバムを引っさげた怒濤のツアーも決定!!
【VAMPIRE EMPIRE TOUR 08/09】
11.06【木】横浜 club Lizard 
11.08【土】水戸 LIGHT HOUSE
11.09【日】宇都宮 HEAVEN'S ROCK VJ-2 
11.11【火】千葉 LOOK 
11.13【木】高崎 club FLEEZ 
11.15【土】熊谷 HEAVEN'S ROCK VJ-1 
11.19【水】仙台 CLUB JUNK BOX 
11.21【金】青森 Quarter 
11.22【土】盛岡 CLUB CHANGE WAVE 
11.23【日】酒田 MUSIC FACTORY
11.25【火】郡山 CLUB#9 
11.27【木】新潟 CLUB JUNK BOX 
11.28【金】金沢 vanvan V4 
11.30【日】松本 ALECX 
12.06【土】札幌 PENNY LANE 24 
12.07【日】帯広 MEGA STONE 
12.20【土】Zepp Osaka※ワンマン
12.21【日】Zepp Nagoya※ワンマン
12.28【日】Zepp Tokyo ※ワンマン
01.09【金】滋賀 U★STONE 
01.10【土】奈良 NEVERLAND 
01.12【祝月】高松 DIME 
01.13【火】松山 SALONKITTY 
01.15【木】大分 T.O.P.S 
01.17【土】熊本 DRUM Be-9
01.18【日】鹿児島 SR HALL 
01.20【火】長崎 DRUM Be-7 
01.22【木】福岡 DRUM Be-1 
01.24【土】広島 ナミキジャンクション
01.25【日】岡山 PEPPER LAND 
01.27【火】神戸 STARCLUB 
01.29【木】京都 磔磔
01.31【土】山梨 KAZOO HALL 
02.01【日】浜松 窓枠
※ワンマン以外の会場は対バンがあります。

<編集部員のひとりごと>
VAMPIRE EMPIREツアーは「01.31【土】山梨 KAZOO HALL 」になんとなく注目です。

18:10

ELEKIDZのライブに行って来ました

2008-10-10


ちょっと前のことですが、高円寺に行って来ました。

高円寺といえばロックと古着と阿波踊り?
革ジャンを着たパンクスが跋扈して、夜な夜なライブハウスは大盛り上がり…。

…なんてことはマンガの中だけで、さすがに今はもう無いのかな。
なんて思っていたら、ありましたそういう風景が!! あまりにもイメージどおり!!

今日の目当て高円寺CLUB MISSION'S前で立ち止まってていると、次々と通行人の若者がライブハウスへと吸い込まれていきます。
実際のところどうなのか知りませんが、特に出演バンドを知らなさそうな人たちも「どれどれ」といった感じで入っていくところにカルチャーショック。好みのバンドが見つけられたらラッキー、というノリなんでしょうかあれは? ともかく、音楽と生活が密着している感じが巣晴らしかったです。

出来て間もないという会場内ではDJがレコードをまわし(テクノからレゲエ、The Clashまで)、思い思いのファッションに身を包んだパンクスたちがビールやテキーラをラッパ飲み。

そんな中、ステージに登場したのは今日のお目当て、ELEKIDZというインディーバンド。
今週末開催のイベント、渚音楽祭にも出演する注目株で、Vo&B、Dr&Choにサポートギターを加えた3ピース。

のっけからLOUD FAST POPなパンクソングをかき鳴らし、たちまち会場は彼女たちの空気に。
一筋縄ではいかないソングライティングと飛び道具的なエフェクトが飛び出すギター、
キュートなルックスながらも最初から最後までMC無しで押し切る気合。
そしてあっという間に終わるライブも「ジャスト!」な文句なしの本格派でした。
ニューウェイブ風味のバンド名&楽曲ながらも、ノー・シンセサイザーのプリミティブなパンクスタイルで演奏するギャップも印象的。



ライブ後、渚音楽祭への意気込みを聞いてみると「いつも通りに」という答え。
大規模な舞台を前にサラっとコメントできるアティテュードもポテンシャル大。
渚音楽祭はもちろん、今後リリースされるであろうレコーディング音源も非常に楽しみです。



「SO.KO.NO.KE.テレポート①」
@高円寺CLUB MISSION'S

ELEKIDZ
マドラーズ
PEST(from urawa)
THE SLOWMOTIONS
CHEERIO
NU_COORDINATOR
JOYSTAX

17:01

有名クリエイターがタッグを組んだiPhoneゲーム『newtonica』をチェック!!

2008-10-06
(C)2008 Route24 Inc.

今日は音楽の話題をひとやすみしてゲームの話題。

とはいってもDSとかPSPとかXBOXなんかの話ではありませんし、
「大学生はみんなやっている」と言われる(?)ウイイレとかの話でもないですよ。

上の画像を見れば分かるとおり、ハードはiPhone(とiPod Touch)。
ソフトの名前は『newtonica』。

MTVっぽく説明するならば、
坂本龍一とともにドリームキャスト用ソフト『L.O.L.』を作ったカリスマゲームクリエイターで西健一、『Dの食卓』や『エネミー・ゼロ』で話題を呼びbuzzやCutといった音楽誌や映画誌にも広く露出した同じくゲームクリエイターKenji Enoがタッグを組んだ新感覚のパズルゲームです。

くわしいゲーム内容はこちらのオフィシャルサイトをどうぞ!
ちなみに、筆者はゲーム内容をさっぱり知らないまま発売日にダウンロードしたのですが、
触って5秒くらいでルールが分かったので説明不要かもしれないです。
お値段600円、雰囲気でなんとなく買って気軽に楽しむのが吉?


と、そんなゲーム『newtonica』のトークイベント@アップルストア銀座店
WIRED VISION presents:iPhoneのために作ったゲーム 「newtonica」
に取材に乗り込んできました。

オフィシャルサイトで観られるPVに登場したブロンド美女が登場。
続いて企画&ディレクションを務めた西健一氏が登場しイベント開始の挨拶をする。

「Kenji Eno from NY!」という西氏の呼びかけに登場したKenji Eno氏(NYは冗談)。
ラップトップでライブ(ソフトはAbleton Live?)を披露。Mac起動音をはじめとしたアップル関連サウンドで組み立てられたトラックや、newtonicaで使用された楽曲をライブアレンジした2曲を演奏した。手前に置かれたアヒルの人形が発光するギミックもあり。


ライブ終了後はメインクリエイターの二人のほか、パブリッシングを担当した株式会社フィールドシステムのプロデューサー奥山一郎氏を交えてトークセッションに移行。
クリエイター両名は強いアップルファンのため、「iPhoneにふさわしいゲーム」「アップル純正ソフトのようなデザインで」「プレイしている人が格好良く見え、何よりプレイして気持ちいいこと」など数々のこだわりが初めから決まっていたとのこと。


(C)2008 Route24 Inc.
プロトタイプの画像をスクリーンに投影しながら、幾多の製作エピソードを語る。
さまざまな秘話に観客も報道陣も笑いが止まらない。
トークの内容はインプレスさん、ファミ通.comさんが詳しいです。


自身のiPhoneと、newtonica開発のきっかけになったEno氏が作った壁紙を見せる西氏。
iPhoneを包むケースを見て「君のiPhoneはアップルのデザインを台無しにしているね」とつっかかるEno氏に西氏は「エヴァンゲリオンっぽくてかっこいいでしょ」と応戦。
(そういえばエヴァ新劇場版もようやく続編の発表がありました)


(C)2008 Route24 Inc.
その壁紙がコレ。この星が集まったボールを「動かしたい」という単純な欲求が動機となり、newtonicaの開発がスタートした。
創作のもっとも基本的でプリミティブなかたちと言えるエピソードです。

「学生でもパソコン1台あれば世界60カ国以上でソフトを発売できる、クリエイターにとっては最高の環境」というAppストア(iTunes上でiPhoneアプリを購入できるサービス)から生まれていくであろうカルチャーに対する西氏、Eno氏の興奮がこの日はなにより印象的。

「俺たちはnewtonicaをつくった。だからみんなもつくってみたらどうだろう?」
二人の生き生きと輝く瞳、あふれ出す言葉はそう語りかけているように感じられました。

会場にいたクリエイター(とその卵)、newtonicaをプレイしたユーザーがこれからどんな動きを見せるのか楽しみだ。MySpaceが音楽にもたらした衝撃と同じものが、Appストアを中心に波及していくのではないでしょうか?
(とくにプログラマーは活躍の場増大かも)


(C)2008 Route24 Inc.

そして西氏とEno氏はすでに続編に着手。
この日発表されたのが画像の『newtonica2』。
10月末完成予定とのことで個人的にも非常に楽しみです。

MTV PAPER BLOGではこの周辺のカルチャーをさらに追いかけていければと思っています。
音楽や映画以外に関するMTVの今後の動きにも乞うご期待。

14:36

UKの男女7人組バンドLos Campesinos!、インタビュー&ライブレポ!!

2008-09-29
los campesinos!

今年2月に発売されてキッズの熱烈支持を集めたデビューアルバム『Hold Down Now, Youngster...』からわずか8ヶ月でセカンドアルバム『We Are Beautiful, We Are Doomed』を発売するというハイペースな活動を見せるUK出身男女7人組バンド、LOS CAMPESINOS!(ロス・キャンペシーノス!)

9月9日、そんな彼らの東京オンリーの来日公演が渋谷クラブクアトロで行われた。
バンドのキュートな楽曲とたたずまいの影響か、お客さんは女子率高め。
新作の楽曲からライブはスタートし、それからは1stと2ndの楽曲をほぼ交互に織り交ぜていく挑戦的なセットリストの約60分。早めの時間帯に代表曲「You! Me! Dancing!」を披露しながらも、メンバー全員がアグレッシブに動き回り(本編ラストではメンバーほぼ全員が柵やスピーカーによじのぼる場面も!!)、観客ともに最後までハイテンションをキープし続けた真っ向勝負のライブだった。


そして、MTVではもちろんインタビュー取材を敢行!
その模様を下をどうぞ!




インタビュー動画を見るにはこちらをクリック

Q.日本で気に入ったお店や食べ物はできましたか?
寿司が好き! あとはSHIBUYA DININGという店がお気に入りで昨日も行ったよ。

Q.これから来る秋に向けてぴったりの、楽しさの裏にセンチメンタルな感情があるアルバムだと思いました。前作よりセンチメンタルな要素が強い気がしたけどうでした?
センチメンタルというよりはノスタルジックな感情が強いと思う。
どちらかといえばアンチロマンティックなアルバムだと思うよ。

Q.「We are beautiful, We are doomed」というアルバムタイトルについて詳しく教えてください。
ロマンスもバンドも愛もそうだけど、ものごとはすべていつか終わってしまうということについてだよ。

Q.シアトルでのレコーディングはどうでした?
前作のエンジニアで今作のプロデューサーやってくれたJohn Goodmansonがシアトルにスタジオを持っていたからなんだ。前作のレコーディングは何もかも初めてだったけど、今回はその経験からどんなことがスタジオで出来るか分かっていたからだいぶ満足出来たよ。

Q.近年のUKの音楽シーンを見ていると「インディ」という言葉がふたたび重要な意味を持ち始めているように思えるけど、あなたたちはどう思いますか?
うーん。今もインディペンデントなアーティストやレーベルはいるけど、「トップショップの服を着て、インディバンドを聴いている」っていうスタイルがファッションになっていて、僕らとしてはあまりポジティブな印象は無いんだよね。

Q.あなたたちのリリースを見ているとアナログレコードにこだわりがあるように見えるけど、どうでしょう?
そうだね。最近はだいぶファッショナブルなアイテムになってしまっていると思うけど、でもやっぱり僕らにとっては思い入れのある特別なものだよ。アートワークの大きさは何より魅力だよね。


↓「EPを作ろうとしたのに、ついセカンドアルバムを作ってしまった」という噂の新作がコレ!!↓


NEW ALBUM
『We Are Beautiful, We Are Doomed』
2008.10.22
HOSTESS ENTERTAINMENT
HSE70045

16:11

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