一夜の狂熱を記録した強烈ライブ盤をリリースしたO.N.Oがクラブ入門用ディスク10枚をセレクト!

Tha Blue Herbのトラックメーカーとして知られる一方、ソロとしても2枚のソロアルバムをリリースし、ヒップホップ外のクラブリスナーからも熱烈な支持を集めるO.N.Oがライブアルバムをリリースした。フィジカル感溢れる圧倒的なプログラミングスキルで組み立てられた楽曲を、圧倒的熱量を持って真夜中のクラブにてライブとして再構築した60分1曲の克明な記録「Machine Livelog」。そのリリースを記念し、MTVJAPAN.COMはディープなクラブカルチャーの住人であるO.N.Oに、これから広大なクラブミュージックの世界に飛び込もうとするクラブ初心者のために入門用ディスクをセレクトしてもらった
——そうしてリリースした作品をツアーの中でライブバージョンとして再構築して、さらに再びCDという形に収めたのが今回の
「Machine Livelog」だと思います。全会場録音していたとのことですが、ツアー開始前からライブアルバムを出そうという意識はあったのでしょうか?
——ライブのために楽曲を作っているというお話もありましたが、他のDJがかけることに関する意識はないですか?
——逆に言えばオリジナルなことがやりたいから、O.N.OさんはDJではなくライブを行うということなのでしょうか。
——ところで、O.N.Oさんのリスナー遍歴としてはもともとヒップホップがあったのでしょうか?
——では、ご自身のクラブ初体験はヒップホップのイベントだったのでしょうか?
——初めて行くときは一人でしたか? それとも友達と?
——ヒップホップからテクノに行くのにはどういうキッカケがあったのでしょうか?
——ここ10年くらいのクラブシーンでフェイバリットなジャンルはありますか?
——ご自身がiPodで聴かれるものもやはりミックスCDが多いのでしょうか?
——音楽を知って行くには好きなDJを見つけるのが一番手っ取り早いということでしょうか?

(Photo, Text: Kenta Terunuma)
「俺の音楽はファンタビュラス」 注目のオラオラ系エロラッパー、Lazeeにインタビュー

HIP HOP meets HOUSE×ROCKという新たなジャンルで、1stシングル「Rock Away」が大ヒットしているヨーロッパ出身の注目のエロラッパー(エレクトリック+ラッパー)、ラジー。
ライブで来日した彼に独占インタビューしました


MTV 1stシングル「Rock Away」はMTVフランスで2週連続1位だったほか、MTV BASE CHART UK Top 10にもランクインしていて、EMAにもノミネートされたんですよね?
ラジー そう。Best European Actにね。
MTV ヒットの秘訣は何だと思いますか?
ラジー 俺にもわからないんだけど・・・ただ、良い音楽を作ることに集中するようにしているよ。自分の音楽を表現するとしたら、ファンタビュラスだな(註:ファンタスティック+ファビュラス)。俺は俺ならではのカテゴリーでありたいんだ。ラジーの曲を10年後に聴いたら、「これ今でもイケてるね!」って言われるようなね。
だからこそ、HIP HOPだけとか、R&Bだけとか、制限するようなことはしない。いろんな種類の音楽を聴くんだ。今回出したアルバムもドラムンベース、HIP HOP、R&Bの要素を含んだものになっているよ。
MTV それでヒットしたわけですか。他のアーティストと違った魅力はあると思いますか?
ラジー 大きな違いといったら、ヨーロッパで育ったということかもね。HIP HOPはアメリカ発信だけど、俺はヨーロッパ人だから。スウェーデンで生まれ育って、12~18歳まではロンドンで暮らしていたんだ。それだけでも自動的にアメリカ人アーティストとは違うだろ? 俺の音楽に関して言えば、アメリカの(音楽)とか、ヨーロッパのとか、アジアのなんて言えないな。カテゴリー分けできないと思うよ。
MTV スウェーデンの音楽シーンはどんな感じですか? ロンドンのシーンとはどう違いますか?
ラジー ロンドンはアーバンミュージックがあって、そこにはHIP HOPやR&B、ドラムンベース、ジャングル、ダンスホール、レゲエなんかが含まれる。だからロンドンでHIP HOP専門局を聴くと、自動的にその5つのジャンルを聴くことができるんだ。でもスウェーデンでは、HIP HOPとR&Bしかないから、その局を聴くしかない。ポップ専門局を聴けばポップしか流れていない。ラップ専門局はラップだけ。スウェーデンのシーンは確実に限界があるけど、世界に流れているユニークな音楽をみんなに紹介できるかどうかは、俺たち新世代のアーティスト次第なんだ。俺はドラムンベースの「Heartless」という曲をやったんだけど、あの曲をスウェーデンで最初に流したときは、みんな「何これ?」って感じだったよ。
MTV ご自分の音楽がスウェーデンでも聴いてもらえるように、ロンドンに行ったんですか? ネットワークを作ったり、コラボレートしたりという点では、ロンドンも重要ですよね。
ラジー ロンドンは大きな影響を与えてくれたね。もし行っていなかったら、いろんなスタイルの音楽を知らなかったし、世の中にのすべての音楽と容易につながることもできなくて、ただラップしてたと思うんだ。ロンドンに行ったから、アーバンのセンスを得ることができた。俺の脳みそはスポンジ状態で、すべてを吸収できたんだ。だからスウェーデンに戻ったとき、俺はスウェーデンの外の世界を知らない他のアーティストよりも先を行っていたと思う。でもアーティストとしては、ロンドンに行かなかったらスウェーデンではブレイクできなかった、といえば嘘になるね。アーバンミュージックの知識が少なかったというだけで、ブレイクはできたかもしれないから。

MTV 日本の音楽シーンは好きですか?
ラジー 昨日フェス(7/28のR-Festa)に出演して、(青山)テルマとマーカス・ヒューストンとステージに立ったんだけど、みんなが「お前の音楽好きだよ」って感じで話しかけてくれたんだ。良かったよ、孤独に感じなくてさ。場所によっては、俺は“スウェーデン人のガキ”って感じだからね。
MTV 目立っていた日本人アーティストはいますか?
ラジー 音楽的にはleccaが気に入ったな。あと、テルマには鳥肌が立ったよ。ライブの後、彼女が「大学の試験が終わったばかりなの」って言ったんだ。多くの人は、「学校に行こう」って言うことで、若いオーディエンスにどれだけ良いメッセージを発信しているか気づいていないんだ。「イェー!パーティー、パーティー!」って言うだけのアーティストもいて、それだけの印象しか与えないこともある。でも彼女はステージに出て、最高のライブを見せて、同時に良いメッセージを発信してみせたんだ。俺は観客に混じって観ていたんだけど、良いと思ったよ。
MTV 日本のアーティストとコラボレートしてみたいと思いますか?
ラジー 良い音楽を作っている人なら、誰とでも一緒にやりたいね。テルマとも一緒にできたらいいな。
MTV 日本のアーティストとは話せましたか?
ラジー: ちょっとだけね。バックステージですれ違った時、「最高だったよ。ライブ良かったよ」って言ったら、「ありがとう!」って言ってくれたんだ。俺がステージを降りたときも、みんなが「よくやった!」って言ってくれて。そういうのは感謝しているよ。
MTV 日本のオーディエンスはいかがでしたか?
ラジー ライブを観るまで俺のことを知らなかった人もいたと思うんだ。でも1曲目が終わって、「調子はどうだ?」って聞いたら、「イェー!!!」って言ってくれた。それが最高のライブを見せるエネルギーになったんだ。飛び跳ねたり、手拍子したりしてくれて、最高のパフォーマンスを引き出してくれた。日本のファンは大好きだよ!

MTV 今後はどのようなアーティストとコラボレートしたいですか?
ラジー プロデューサーなら、ティンバランドかな。アメリカの音楽シーンにおけるトレンドセッターであり続けているからね。ヨーロッパのエレクトロをいろんなサウンドとミックスして、「Apologize」のような名曲を生み出したんだ。素晴らしい人だよ。
アーティストだと・・・そうだな、上位3人を挙げようか? まずはジェイ・Z。『Reasonable Doubt』の時代から彼のキャリアを追ってきて、アルバムもすべて聴いたし、ビジネスマンとして、アーティストとしての成長を見てきた。見事だと思うし、俺もインスパイアされたよ。それにメアリー・J.ブライジ。彼女の曲はすべてが名曲で、とにかく素晴らしいと思う。そして最後に忘れてはならないのが、リル・ウェイン。この人はクレイジーで、百万年経っても思い浮かばないようなことを言うんだ。だから1曲でも一緒にやってみたいと思ってる。それが今のところのトップ3だな。
MTV これまでのミュージックビデオで、ディレクションやクリエイティブな面で意見は出しましたか?
ラジー ミュージックビデオは、他のラッパーと同じように車やギャルが出てくるようなものじゃなくて、とにかくユニークなものにしたくてね。「Rock Away」は、彼ら(監督のDavid&Boris)が過去に手がけたマドンナの作品やコマーシャルを観て、この人たちならうまくやれると思ったんだ。実際一緒にやってみて衝撃を受けたな。空飛ぶリムジンに乗せられたんだから! 「Hold On」(2ndシングル)は、もっとカルチャーを取り入れて、何かユニークなことをやりたくて日本で撮影したものだよ。「I’m Not Pop」(3rdシングル)では、ビデオの中で空を飛びたいってマネージャーに相談したんだ。ディレクターも実現可能だって言ってくれて、いろんなグラフィックデザインが登場して、空を飛んだり、宇宙船に乗ったりする内容になったんだよ。「Rock Away」と同じディレクターだから似ているけど、よく聴くと、もっとユニークでカラフルで、いろんなものが見えてくるんじゃないかな。


日本デビューアルバム
『俺がルール! セッティング・スタンダーズ』
avex trax
AVCD-23762

ラジー オフィシャルサイト
MTV PAPERの連載企画「give no take no」が金子ノブアキを迎えて限定復活!!

このロゴに見覚えのある人、多いんじゃないでしょうか??MTV PAPERで連載していた、MTV VJ きっての男気キャラ・VJ Boo が贈る男同士のリアルな交友録「give no take no」が限定復活
今回はスペシャル対談として、RIZEのドラマーであり、7/15に1stソロアルバム『オルカ』をリリースした金子ノブアキをゲストに迎えてお送りします!
Boo あっくんと初めて会ったのは2005年の「MTV ROCKS LIVE」のときか。各バンドが影響を受けたバンドの曲を1曲やるっていう趣向のライブだった。
金子 そうそう。オレらはワン・ミニット・サイレンスをやったんだ。懐かしいな。
Boo そのときJESSEが「あのぉ……同じ匂いがするんですけど」って話しかけてきて(笑)。それで仲良くなって、それから飲みに行ったりメシ食いに行ったりするようになったんだ。まぁでも、遊んでるときのエピソードは書けないことだらけなので(笑)ちょっとマジメな話をすると、今回のソロアルバム『オルカ』、めちゃめちゃヤバいね。何にびびったって、ギターのうまさにびびったよ!
金子 あはははは。電話してきたよね。
Boo 昔からあんなにギターうまかったの?ってJJESSEにも確認しちゃったし。「好きなものに入ったらずーっとそればっかりになる」って言ってたよ。「だからあんなに変態なんだ」とも(笑)。ギターもドラムと同じくらいやってたの?
金子 うん。別に楽器は何でもよくて。自分がドラマーという意識もあまりないかな。デモテープを作ってたころは自分で全部やってたし。世の中に出ていなかっただけで、みんなは知ってると勝手に思ってた(笑)。
Boo レコーディングも1人でやったの?
金子 そうそう。ハウススタジオみたいなところで、ディレクターに機材をオペレートしてもらいながら2人でね。でも、そのときドラムやってて良かったと思ったよ。1人でやるとき、たいていドラムをどうしようっていうところから始まるからさ。
Boo ドラムは全部生で?
金子 ドラム自体入ってない曲もあるけどね。実はバンドでやってるときも考える場面あるよ。「ここはドラムいらないんじゃない?」って。全体を俯瞰で見るクセがあるのかな。
Boo メンバーでありながら1歩引いて見られるのはすごいよな。おまけに俳優もやっちゃうし。今日も収録だったんでしょ?
金子 そう……月9を撮ってました!
Boo ぎゃはははははは。言ってみたいね~(笑)。
金子 言いたいよね(笑)。え…と、明日は…月9の収録ですよね?みたいな(笑)。やっぱりみんな見てるんだよね。こないだも、ふらっと入った赤ちょうちんの大将が「うぉ!おまえ!見てるよ!」って。テレビすげーなって思った。ただ周りの人間は電話してこないの。電話するのがミーハーだと思ってるらしい。
Boo オレはかけたけどね(笑)。だっていきなり第1話の最後に相武紗季とキスだよ? そりゃ電話するさ!
金子 あれね、イメージは『ジョジョの奇妙な冒険』第1部のDIOね。ズッキューンってやつ。構図も似てたし。だれも知らなかったけど (笑)。
Boo さすがあっくん(笑)。
金子 でも、役どころのせいもあって、最近女性からの不信感がすごい(笑)。まさか月9に出てモテなくなるとは。
Boo でも、俳優やるのはいいことだよ。今まであまりいなかったもん。バンドやって俳優もちゃんとやる人って。

金子 逆に、音楽がおろそかになってるようには思われたくないから、楽器、超練習してるよ。これ必須。あと、リアルにライブの動員が増えたりしてるからね。今までリーチしていなかった層の人たちがたくさん来てくれて。それで試してもらって、興味が持てなければそれでもいいし、存在を知ってもらえるっていうことだけでもエポックかなと。確実に広がりにはなってる。
Boo 間違いなく広まってるでしょう。
金子 でも、基本的には音楽の人間としてやってきていて、それがあっての役者活動だと思うんでね。音楽の世界から招聘されているというか。役者の世界だってそんなに甘くないから、機会があれば挑戦したいとは思ってるけど、はき違えないようにしなきゃいけないなとも思ってる。
Boo でも、ドラマきっかけでRIZEのライブを見に来た子がはまっていったら面白いよね。そこからソロアルバムにも入っていけたら、またRIZEとは全然違う世界が見えるだろうし。
金子 うん。ソロは完全に個人の本質。現在進行形の自分と、未来に向けての指標が一番出た形。RIZEの音楽は初期衝動だから。自分の少年のときに受けたものに立ち返ってやってる。ほかにはけ口がないとバンドって迷っていろんなことやっちゃうけど、メンバー個々がそれぞれの活動をすることによってバランスがとれてるから、バンドに戻ったときは考え方がシンプルなんだよね。求めてるものも分かってるし。それに歴史も加わってきて、ようやくそこで生きてることが絵になってきてくれているから、怠けずにやり続ければ、どんどん かっこよくなっていけると思ってる。やっと、年取るのが楽しみになってきたかな。
Boo ソロはどういうコンセプトで作ったの?
金子 普段聴いてる音楽はすごくヨーロッパ寄りで、バンドでやっていることとは全然違うから、そのへんを表現したかった。深みのあるものやサウンドスケープ的なもの。最初は、友達の役者さんが映画を作って、その曲をやってくれないかという依頼があって、それが引き金だった。
Boo 普段聴いてるヨーロッパ系の音楽ってどのあたり?
金子 メジャーなところで言うとレディオヘッドやシガー・ロスとかビョークとかね。
Boo あ~ いいね。オレもシガー・ロスは好き。泣けたもん。繊細でね。
金子 メンバーのヨンシーとか、耳が尖ってない?あれ、森の妖精なんだよ、きっと(笑)。オレ、ポーランド系アメリカ人の血が入っているせいか、そういうヨーロッパっぽいものにシンパシーを感じるんだよね。
Boo なるほどね~。

金子 あと、記録することへの欲がすごくあって。……まぁ人が死んでるよね、最近。
Boo そうなんだよなぁ。
金子 それもあって腹をくくっているというか。迷ってる暇があったらどんどん記録していこうと。今現在の自分を残していけるのがベストだと。
Boo 分かる。オレも、親父が死に、親友が死に、諸先輩方が亡くなっていって、オレもいつ死ぬか分かんないんだなと思って仕事に臨んでる。番組はもちろんそうだし、ブログも自分の記録としてやってるよ。あっくんにとっては俳優業も記録だろうし、ソロ制作もあって、タイミング的にここ数年はすごく充実してるね。
金子 ちょうど2年前くらい、ちょっと頭打ちに感じてたこともあったんだ。バンドのメンバーチェンジにしても、人間関係は良好なんだけど、オレらは形を変えることでぐわ~っと前進してきてるから……生々しい話だけど、その是非が自分の中で分かんなくなったこともあった。あとは、自分の中にイメージがあるんだけど、それをどうやってやろうかなっていうこととか。それらの糸口がつかめるのを待ってたんだけど、人の縁もあって、すべてが一気に来た感じ。
Boo オレも今、タイミングと言えばタイミングなんだ。7/1からMTVとタレント契約を結んで。
金子 言ってたね。初めてのケースなんでしょ?
Boo そうそう。日本では初めて。USの本社に承認を出して、オレは通らないだろうと思ってたんだけど(笑)、通ったので、晴れてそういうことになりました。今まで一緒に仕事をしてきた人たちがそばにいるし、こういう形になったらいいなと思ってたことが実現したんだよね。
金子 「前例がない」っていうの、オレ大好き。
Boo オレも(笑)。これから良い前例を作るべく頑張るよ。
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金子ノブアキミュージシャンを両親に持ち、1981年に生まれる。幼なじみのJESSEらとともにRIZEを結成し、2000年に「カミナリ」でデビュー。以来、日本のロックシーンを牽引し続けている。一方、今年の7/15には自己の内面をさらけ出した1stソロアルバム『オルカ』を発表し、音楽性の幅広さを知らしめた。俳優としても活躍しており、映画「クローズ ZERO Ⅱ」や月9ドラマ「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」に出演している。
オフィシャルサイト
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Boo1974年5月27日(月) 、静岡県熱海市に生まれる。(実家は民宿)。その後スクスクと成長し、今では125kg、体脂肪率23%というビッグサイズに!柔道、空手、料理(ラーメン屋経験アリ) と、MTV VJきっての男気キャラらしい資格を持っているが、趣味は意外にも、熱帯魚飼育(古代魚マニア)、フィギュア収集(アニメ&ロボットオタク)、写経(癒しを求めるならコレ) とか。ちなみに好物は、肉、卵料理、スイーツ全般・・・食べ物全般!
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text: Daisuke Kitaguchi(EDIT) / photo: Kenta Terunuma
ビートルズの娘も愛するGolden Silversのインタビューを大公開

先日のBRITISH ANTHEMSで来日公演を行い、5月27日についにデビューアルバム「True Romance」をリリースするGolden SIlvers(ゴールデン・シルヴァーズ)。そのリリースを記念し、MTV NEWSが行った彼らのインタビューから未公開部分を含むスペシャルエディションをお届け!!
Q. GWYLIMがソングライターなんですね。曲作りはどういうプロセスなんですか?
GWYLIM(以下G): 基本的には、メロディー、リリック、コードをギターやピアノを弾きながら書いていく。
レコーディングはみんなでライブ演奏して、アレンジやグルーヴ、ハーモニーなんかを調整していくという感じかな。
アルバムに収録されている曲は、かなりのコラボレーションの結果だよ。
各パートごとの録音ではなく、曲として収録されているんだ。
Q. すばらしいコーラスワークからビートルズやビーチ・ボーイズの影響を感じました。ステラ・マッカートニーの開店パーティでも演奏したそうですが、ポールには会いましたか?
BEN(以下B): ノー、残念ながらね。パリで初めてステラのためのライブをやったとき、ステージに上がる直前にポールが客席にいると言われた。
それを聞いたらトイレに行きたくなったよ。でも実際には居なかったんだよね。ちょっとガッカリだったな。
でもぜひ彼にも僕らの音楽をチェックしてほしいな。
G: そうなったらいいね。
ALEXIS(以下A): 僕はリンゴに会いたいな。ドラマー同士でね。
Q. 現在のイギリスの音楽シーンについてどう思いますか?
G: うん、良い時期だと思うよ。
リバティーンズのフォロワー、まねっこ達はいつの間にか消えたし。
面白いものが出て来られる良い時期なのかもね。
Q. 日本のキッズにおすすめのニューカマーを教えて。
A: The Invisibleはロンドン出身のバンドで、最近Accidental Recordsから素晴らしいアルバムがリリースされたばかり。よくアルバムを聴いているんだけど、本当に素晴らしくておすすめだよ。あとは…
G: Micachu & The Shapesっていうバンド。彼女たちもロンドン出身で、すごく良いバンドだよ。アイディアも面白いし、サウンドもユニークって感じで。
B: Florence and the Machineのアルバムが出るね。
A: 彼女はきれいだよね。最高だよ。
それに…Esserもかなりかっこいいね。最近ロンドンで人気だ。
Man Like Meもロンドン出身で、良いパーティーバンドだね。
僕らはロンドンで毎月「BRONZE CLUB」っていうイベントをやっていて、自分たちが大好きなバンドに出演してもらっているんだ。
楽しい夜をクリエイトするんだよ。DJも居て、自分たちも回したり。
とにかくそうやってフレッシュな音楽イベントを生み出しているんだ。
Q. 今回のアルバムにはどのようなサウンドが入っていますか?
G: いろんなものが詰まっているよ。
B: まるでジェットコースターだね。
A: ああ、すべての曲はそれぞれ違うんだ。ダンスできる曲も、ゆっくり聴ける曲も、泣ける曲もある(笑)
確かにある意味音楽のジェットコースターだと思う。素直な気持ちで作られた作品だよ。
制作中は僕らもワクワクしていた。だから聴く人もワクワクしてくれるといいね。
Q. レコーディングはどうでしたか?
A: 楽しかったよ。Lexxxっていうプロデューサーと作ったんだ。とても気があったよ。
最高な人だったし、スタジオでは実験的なこともたくさんやった。3ヶ月くらいでレコーディングしたんだ。
なかなか良いものが出来上がったんじゃないかな。みんな作品を誇りに思っているよ。
G: なかなか良い、よりも良いんじゃないかな(笑)
B: アルバムをレコーディングできて良かったよ。過去1年半の僕らの活動におけるクライマックスだった。
一緒にライブをして、少しずつ音楽を発展させていって、それらの楽曲を完成させたわけだから。
形にできて良かったよ。過去1年半に渡って、旅をしてきたような気分だったから。

NEW ALBUM
「True Romance」
5.27 OUT!!
Beggars Japan
WPCB-10112
注目の新世代バンドTHE BAWDIES インタビュー 2/2

THE BAWDIES (L→R TAXMAN, MARCY, ROY, JIM)
しっかりとルーツに根ざしながらあくまで最新型のロックンロールを鳴らす、今もっとも注目を集める4人組THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)。NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)を一部曲のプロデュースに迎えたメジャーファーストアルバム『THIS IS MY STORY』リリースに先駆け、ここでしか読むことのできないインタビュー後半をお届けします。前半も合わせてどうぞお見逃しなく!!
Q. まず基本的なことですが、ボゥディーズは決してレトロ志向のバンドというわけではないですよね。
Q.このメジャーファーストアルバム『THIS IS MY STORY』にはLOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさんがプロデューサーとして4曲担当しています。NAOKIさんがプロデュースした4曲はどういった基準で選ばれたのでしょうか?
ROY「最初に録った4曲がプロデュースをお願いした曲で、それ以外はNAOKIさんに色々教えてもらったあとに出来た曲なんですよ。NAOKIさんの遺伝子というか残り香というか、そういうものを消化したうえでの曲ですね」
Q.最初の2曲なんかはかなりストレートなロックンロールだったのでセルフプロデュースなのかなと思いました。
ROY「NAOKIさんはあれこれ指示するというタイプではなく、僕らが自分たちで気づいていなかった引き出しを開けてくれるプロデューサーだったので、出てきたものは結局僕たちが持っていたものなんですね。だから決してLOVE PSYCHEDELICO色にはなっていないし、むしろNAOKIさんは僕たちの色を使ってコントロールしてくれたという感じです」
Q.「EVERYDAY'S A NEW DAY」はジャクソン5のようなスタイルの楽曲ですが、意外とジャクソン5を狙ってくるロックンロールバンドっていないですよね。
ROY「たしかに最初は頭にありました。誰もがハッピーになれるポップな曲というとジャクソン5は代表格であり最高峰だと思うんですよ。同じようにはできないですけど、僕らのやり方でそういう音楽をやったらどうなるかと思いながらやりました」
Q.「Oh! My Darlin'」はどこかハワイアンっぽいと思いました
JIM「あれは僕がマンドリンを弾いているんですよ。ウクレレっぽい音ですけど(笑)」
Q.歌詞は基本的に女の子に対しての内容ですよね。
ROY「はい。何かを伝えたいというよりは、僕らの音楽で楽しくなって欲しい、踊って欲しいという思いが強いので、難しいことは言いたくないと思っています。悲しい歌詞でも悲しく演奏はしない、そしてシンプルで分かりやすい歌詞を歌う、それが僕らのスタイルです。」
Q.初期ビートルズの歌詞から影響を受けているのかなと思いましたが。
ROY「多分ビートルズは初期のブラックミュージックを意識して歌詞を書いていたと思うんですけど、僕もビートルズではなく初期ブラックミュージックからの影響を受けて書いたという感じですね」
Q.「So Long So Long」はストーンズっぽい曲をやっているプライマル・スクリームみたいだと思ったのですが、ボゥディーズにはビートルズやストーンズ要素は強くても、ザ・フーやキンクスの要素はあまり無いのかなと思いました。いかがでしょう?
JIM「いや、両方とももちろん好きです。ただ僕らは60年代のバンドみたいになりたいとは思っていなくて、ブラックミュージック志向が強いです。で、ビートルズやストーンズが影響を受けたのが僕らと同じ黒人のロックンロールだったりブルースだったと思うんですよ。だからルーツは同じで通すフィルターが違うだけなので、似たものになるんだと思っています」
Q.では気持ちとしては60年代ギターバンドを経由した50年代のロックンロールというよりは、直接50年代のロックンロールと結びついているという意識なのでしょうか?
ROY「そうですね。でも影響としては60年代の黒人音楽が大きいです。60年代中期から70年代に差し掛かったくらいまでのソウルミュージックが特に好きです」
Q.じゃあ特にリトル・リチャードやチャック・ベリーに固執しているわけではないということですね。
ROY「はい」
JIM「大好きですけど」
ROY「リトル・リチャードはロックンロールのときも好きですが、その後ソウルを歌っている時期も好きですね」
Q.ボゥディーズの作品はCDだけでなくアナログ盤でもリリースされますが、これには何かこだわりがあるのでしょうか?
ROY「はい。僕らが聴く音楽はアナログで聴くことが多いので、その良さをみんなにも分かってもらいたいなという思いがあります。そして特に7インチなんかは僕らが自分で欲しいなと(笑)。音を聴き比べてもらっても何かしら感じるところはあると思います」
Q.みなさんはリスナーとしてはアナログ派なのでしょうか?
ROY「特にマニア志向というわけではないんですけど、どうしても聴きたいものがCDで出ていなかったりして、旧譜を掘っていく過程でアナログを聴くようになりました」
Q.最近リリースされた作品で聴いたものがあったら教えてください
JIM「フランツ・フェルディナンドの新作ですね」
MARCY「それとザ・ヴューの新作も」
ROY「車での移動中は最近の音楽を聴くようにしています」
Q. 音楽雑誌の特集やコンピレーションなどをきっかけに比較対象とされるThe Mirraz、Lillies And Remains、The Cigavettesなどの同世代バンドのなかでは、ボゥディーズが一番初めにメジャーからアルバムを発売することとなりました。そのことに対する意気込みなどはありましたか?
ROY「まず、僕らにはひとつのシーンを作りたいという思いがすごくあります。ライブを通じて音楽の楽しさを伝えられ、自分たちのルーツをしっかりと持って自分たちの音楽を作り出しているカッコいいバンドが沢山いるんですけど、お客さんがそれぞれバラけているのがもったいないなと思っています。ひとつひとつのバンドがそれぞれ動いても大きな動きにはならないので、そこをどうにかしていきたいという気合いは入っています。僕らはハイスタンダード世代なので、ハイスタやバックドロップボム、ブラフマンやスキャフルキングなどバラバラなスタイルのバンドを、AIR JAMのお客さんがひとつの耳で聴いていたというのが理想としてあります」

MAJOR FIRST ALBUM
「THIS IS MY STORY」
4.22 OUT!!
GETTING BETTER
VICL-63294
SEZ-3012
THE BAWDIESオフィシャルサイト