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ノラ・ジョーンズの自由時間

2010-11-08
『…FEATURING NORAH JONES』

日本先行発売中
TOCP-70881 ¥2,300 (税込)
日本盤ボーナス・トラック1曲収録

レイ・チャールズ、フー・ファイターズ、
ハービー・ハンコック、ウィリー・ネルソン、
アウトキャスト、Qティップ、タリブ・クウェリ
などなど、超豪華ミュージシャンとの初の
コラボ・ベストアルバムが登場!


ノラ・ジョーンズ本人からのコメントも紹介
コラボって何が起こるかまったく予想外。小さな子供になって、自由時間があるみたい

Qティップ 『ライフ・イズ・ベター』について・・・。
Qティップから電話をもらった時、どういう展開になるのか見当がつかなかった。彼はトラックとか事前に聴けるものを何も送ってくれなかったの。こういうコラボにはすごくレイドバックなケースがあって、“スタジオに来ないかい?何か一緒に試してみて、うまくいかなかったとしてもいいじゃないか”みたいなノリだったりするんだけど、完成した曲は本当に大好きよ。 彼が私に歌わせたかったのはとても高音域のパートで、トラックはすでにほぼ完成していてキーを変えることができなかったから、ミニー・マウスみたいな声になっちゃうんじゃないかと思って、ちょっと心配していたの。でもQティップは“いい感じだよ。その調子で続けてみて”と言ってくれて、わたしも“じゃあこのままやってみて様子を見ようかしら”と思って、一旦ハーモニーを重ねてみたらすごく気に入ったわ。

レイ・チャールズ『ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』について・・・。
レイ・チャールズとのコラボの素晴らしいところは、レイ自身がわたしの携帯に直接電話をくれて、彼のデュエット・アルバムに参加しないかと誘ってくれたことね。 レイの作品には好きな曲がたくさんあるんだけど、古い音源から曲を選ぶという趣旨だったから、わたしは『ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』を選んだの。わたしとレイがそれぞれ1ヴァースずつ歌うのではなく、ふたりで一緒にハーモニーを歌えたら楽しいんじゃないかと思って。 マネージャーから連絡をもらって、レコーディングはLAで行なわれると知らされて、当時LAに出向くのは難しかったんだけど、“レイの体調が思わしくないから、もしコラボしたいなら、絶対今やっておいたほうがいい”と言われたの。だからわたしは次の飛行機に飛び乗ったわ。 バンドと一緒にライヴでレコーディングしたの。わたしはあとでピアノを加えた。というのも、レイがキーボードを弾いていたから、そこにアコースティック・ピアノの音を重ねたのよ。でもそれ以外は全てライヴ。ピリー・プレストンがオルガンを弾いているわ。 レイはクールだった。すごくノっていて、リハーサルしている時に“うん、今のは最高だったよ!”なんて言ってくれたわ。わたしをリラックスさせてくれたの。それっておかしな話よね。だって、わたしはスタジオに踏み入れるのが怖くて足が竦んでいたんだもの。 レイみたいなシンガーの場合、彼の音楽を聴いていて、歌い方に親しんでいるのなら、そのスタイルに合わせてしまっていいと思う。だってわたしはレイの曲を子供の頃から聴いていて、シャワーを浴びながら真似していたんだから。 そんなに長い間レイの歌声に耳を傾けてきた末に、実際に本人が目の前に現れたんだから、そういう時は自然に彼に合わせられるものよ。

フー・ファイターズ『ヴァージニア・ムーン』について・・・。
デイヴ・グロールがわたしの電話番号を知りたがっているという連絡をマネージャーから受けて、“なんで?彼って結婚してたわよね”って思ったわ。そうしたら彼が電話をくれて、フー・ファイターズのアルバムで歌って欲しいと依頼されたの。“ようやくわたしもロックできるのね!最高じゃない!”って興奮したものよ。もちろん、送られてきたトラックは美しいボサノヴァ調のバラードで、“なるほどね、そういうことか。デイヴが連絡してきた理由がわかったわ”って感じだった。 わたしはよくエア・ドラムをしていたのよ。なにしろデイヴ・グロールのプレイを通じてわたしはドラムの魅力に目覚めたんだし、ニルヴァーナ時代から彼のファンで、フー・ファイターズもずっと大好きだったわ。 実はこの曲のハーモニーはちょっと難しかった。かなり複雑なコード進行で、単純なハーモニーではないの。だからしっくり来るまで少し時間を要したけど、デイヴと一緒に完成させることができたわ。それに、ふたりの声の相性にいい意味で驚かされたの。なぜってハーモニーを歌うのが大好きだから、全編が二部のハーモニーに貫かれたこの曲を歌えるのは、わたしにはうれしかった。ピアノも少し弾けて楽しかったし、いい形で彼らと知り合って親交を深めることができたわ。

ハービー・ハンコック『コート・アンド・スパーク』について
ハービーとコラボできるという連絡をもらったんだけど、その曲にはウェイン・ショーターとデイヴ・ホランドも参加すると知らされて、“どうしよう!”って思ったわ。 彼らはジョニ・ミッチェルのカバー集を制作していたから、1曲選んで欲しいと言われて、わたしは『コート・アンド・スパーク』を選んだの。 ジョニの曲を歌うのはすごく難しいわ。彼女の声を曲と切り離すのが難しいってことなんでしょうけど。それに言葉の数も多いわよね。わたしは言葉をたくさん詰め込むことに慣れていないから、この曲に挑戦するべきだと思った。 高校と大学時代のわたしはちょっとしたジャズ・オタクで、彼らと一緒にプレイできることにすごく興奮していたわ。このアルバムでコラボしているどのミュージシャンよりも、彼らとのコラボに緊張していた。なぜって拍子の取り方についてゆくのは本当に大変なのよ。わたしは彼らの作品に親しんでいたから、最初からそれが分かっていたの。 あの曲はすごくスローで、わたしは音楽に聴き惚れてうっとりしてしまって、ふと“どうすればいいの?全然わからないわ!”って感じだった。でもエキサイティングだったし、最終的にはうまくいったわ。ただ、時折拍子を確認しなくちゃならなかっただけよ。 曲に慣れるまでに少しだけ時間を要したけど、一旦歌い始めたらすごく楽しかった。長年崇拝してきた人たちと一緒にプレイできるというだけで最高の体験だったわ。

ウィリー・ネルソン『ベイビー・イッツ・コールド・アウトサイド』について・・・。
あの曲をウィリーと録音した時点で、すでに彼と何度も会って歌ったことがあったから、一緒にいても気が楽だった。あれはたしかラジオ・シティ・ミュージック・ホールにいた時だと思うんだけど、“ジャズ・アルバムを作る予定があって、『ベイビー・イッツ・コールド・アウトサイド』を一緒に歌って欲しいんだ”と頼まれたの。 ウィリーといると、誰かの家で家族と歌っているみたいな気分で、何か特別なことをしているようには感じなかった。歌を一緒に歌っているだけ。知っている曲で、好きな曲で、ただそれを歌っていて、全てが申し分なく仕上がったわ。 でも、ウィリーとは何度も一緒に歌っているのに、それまで一度もピアノを弾きながら歌ったことがなかった。ふたりだけで、彼がギターを弾いて、わたしがピアノを弾いて。だからそんな形でレコーディングしたいと提案したの。それでこの曲を一生懸命練習して、わたしとウィリーで、ミッキー・ラファエルが少しハーモニカを添えるという編成で録音した。楽しかったわ。数テイクとったけど、ほかには何も加えなかった。でもあとになってドラムとベースを足しちゃったのよ。 彼と一緒に歌うのは毎回楽しいわ。これまで何度も会っていて今ではよく知っているつもりなのに、ウィリーが口を開けて歌い始めるとゾクゾクして、驚かされずにはいられない。なぜって、彼の声はわたしを子供時代に連れ帰ってくれる。それだけでは永遠に変わらないでしょうね。

チャーリー・ハンター『モア・ザン・ディス』について・・・。
チャーリー・ハンターとコラボした『モア・ザン・ディス』は、わたしにとって人生で初めての、本物のレコーディング・セッションだった。 彼のアルバムのために2曲のヴォーカルを依頼されたの。わたしはすごく興奮してしまって、自分が何をしているのかもよく分かっていなかった。 チャーリーに歌って欲しいと頼まれた曲は、ニック・ドレイクの『Day is Done』と、このコンピレーションに収録したロキシー・ミュージックの『モア・ザン・ディス』だったわ。 スタジオに行ってみると、ほかのミュージシャンはみんな知らない人だったんだけど、兄弟みたいに親しくなって、そのうちに下品なジョークなんかを言い合っていたわ。そしてツアーが始まってからもその応酬が続いたっけ。なぜってチャーリーは数週間わたしをツアーに同行させてくれて、あれがわたしにとって初めてのツアーになったの。

ノラ・ジョーンズ オフィシャルサイト

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Norah Jones - Don't Know Why

16:00

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