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「俺の音楽はファンタビュラス」 注目のオラオラ系エロラッパー、Lazeeにインタビュー

2009-09-04


HIP HOP meets HOUSE×ROCKという新たなジャンルで、1stシングル「Rock Away」が大ヒットしているヨーロッパ出身の注目のエロラッパー(エレクトリック+ラッパー)、ラジー。
ライブで来日した彼に独占インタビューしました


MTV 1stシングル「Rock Away」はMTVフランスで2週連続1位だったほか、MTV BASE CHART UK Top 10にもランクインしていて、EMAにもノミネートされたんですよね?

ラジー そう。Best European Actにね。

MTV ヒットの秘訣は何だと思いますか?

ラジー 俺にもわからないんだけど・・・ただ、良い音楽を作ることに集中するようにしているよ。自分の音楽を表現するとしたら、ファンタビュラスだな(註:ファンタスティック+ファビュラス)。俺は俺ならではのカテゴリーでありたいんだ。ラジーの曲を10年後に聴いたら、「これ今でもイケてるね!」って言われるようなね。
だからこそ、HIP HOPだけとか、R&Bだけとか、制限するようなことはしない。いろんな種類の音楽を聴くんだ。今回出したアルバムもドラムンベース、HIP HOP、R&Bの要素を含んだものになっているよ。

MTV それでヒットしたわけですか。他のアーティストと違った魅力はあると思いますか?

ラジー 大きな違いといったら、ヨーロッパで育ったということかもね。HIP HOPはアメリカ発信だけど、俺はヨーロッパ人だから。スウェーデンで生まれ育って、12~18歳まではロンドンで暮らしていたんだ。それだけでも自動的にアメリカ人アーティストとは違うだろ? 俺の音楽に関して言えば、アメリカの(音楽)とか、ヨーロッパのとか、アジアのなんて言えないな。カテゴリー分けできないと思うよ。

MTV スウェーデンの音楽シーンはどんな感じですか? ロンドンのシーンとはどう違いますか?

ラジー ロンドンはアーバンミュージックがあって、そこにはHIP HOPやR&B、ドラムンベース、ジャングル、ダンスホール、レゲエなんかが含まれる。だからロンドンでHIP HOP専門局を聴くと、自動的にその5つのジャンルを聴くことができるんだ。でもスウェーデンでは、HIP HOPとR&Bしかないから、その局を聴くしかない。ポップ専門局を聴けばポップしか流れていない。ラップ専門局はラップだけ。スウェーデンのシーンは確実に限界があるけど、世界に流れているユニークな音楽をみんなに紹介できるかどうかは、俺たち新世代のアーティスト次第なんだ。俺はドラムンベースの「Heartless」という曲をやったんだけど、あの曲をスウェーデンで最初に流したときは、みんな「何これ?」って感じだったよ。

MTV ご自分の音楽がスウェーデンでも聴いてもらえるように、ロンドンに行ったんですか? ネットワークを作ったり、コラボレートしたりという点では、ロンドンも重要ですよね。

ラジー ロンドンは大きな影響を与えてくれたね。もし行っていなかったら、いろんなスタイルの音楽を知らなかったし、世の中にのすべての音楽と容易につながることもできなくて、ただラップしてたと思うんだ。ロンドンに行ったから、アーバンのセンスを得ることができた。俺の脳みそはスポンジ状態で、すべてを吸収できたんだ。だからスウェーデンに戻ったとき、俺はスウェーデンの外の世界を知らない他のアーティストよりも先を行っていたと思う。でもアーティストとしては、ロンドンに行かなかったらスウェーデンではブレイクできなかった、といえば嘘になるね。アーバンミュージックの知識が少なかったというだけで、ブレイクはできたかもしれないから。



MTV 日本の音楽シーンは好きですか?

ラジー 昨日フェス(7/28のR-Festa)に出演して、(青山)テルマとマーカス・ヒューストンとステージに立ったんだけど、みんなが「お前の音楽好きだよ」って感じで話しかけてくれたんだ。良かったよ、孤独に感じなくてさ。場所によっては、俺は“スウェーデン人のガキ”って感じだからね。

MTV 目立っていた日本人アーティストはいますか?

ラジー 音楽的にはleccaが気に入ったな。あと、テルマには鳥肌が立ったよ。ライブの後、彼女が「大学の試験が終わったばかりなの」って言ったんだ。多くの人は、「学校に行こう」って言うことで、若いオーディエンスにどれだけ良いメッセージを発信しているか気づいていないんだ。「イェー!パーティー、パーティー!」って言うだけのアーティストもいて、それだけの印象しか与えないこともある。でも彼女はステージに出て、最高のライブを見せて、同時に良いメッセージを発信してみせたんだ。俺は観客に混じって観ていたんだけど、良いと思ったよ。

MTV 日本のアーティストとコラボレートしてみたいと思いますか?

ラジー 良い音楽を作っている人なら、誰とでも一緒にやりたいね。テルマとも一緒にできたらいいな。

MTV 日本のアーティストとは話せましたか?

ラジー: ちょっとだけね。バックステージですれ違った時、「最高だったよ。ライブ良かったよ」って言ったら、「ありがとう!」って言ってくれたんだ。俺がステージを降りたときも、みんなが「よくやった!」って言ってくれて。そういうのは感謝しているよ。

MTV 日本のオーディエンスはいかがでしたか?

ラジー ライブを観るまで俺のことを知らなかった人もいたと思うんだ。でも1曲目が終わって、「調子はどうだ?」って聞いたら、「イェー!!!」って言ってくれた。それが最高のライブを見せるエネルギーになったんだ。飛び跳ねたり、手拍子したりしてくれて、最高のパフォーマンスを引き出してくれた。日本のファンは大好きだよ!



MTV 今後はどのようなアーティストとコラボレートしたいですか?

ラジー プロデューサーなら、ティンバランドかな。アメリカの音楽シーンにおけるトレンドセッターであり続けているからね。ヨーロッパのエレクトロをいろんなサウンドとミックスして、「Apologize」のような名曲を生み出したんだ。素晴らしい人だよ。
アーティストだと・・・そうだな、上位3人を挙げようか? まずはジェイ・Z。『Reasonable Doubt』の時代から彼のキャリアを追ってきて、アルバムもすべて聴いたし、ビジネスマンとして、アーティストとしての成長を見てきた。見事だと思うし、俺もインスパイアされたよ。それにメアリー・J.ブライジ。彼女の曲はすべてが名曲で、とにかく素晴らしいと思う。そして最後に忘れてはならないのが、リル・ウェイン。この人はクレイジーで、百万年経っても思い浮かばないようなことを言うんだ。だから1曲でも一緒にやってみたいと思ってる。それが今のところのトップ3だな。

MTV これまでのミュージックビデオで、ディレクションやクリエイティブな面で意見は出しましたか?

ラジー ミュージックビデオは、他のラッパーと同じように車やギャルが出てくるようなものじゃなくて、とにかくユニークなものにしたくてね。「Rock Away」は、彼ら(監督のDavid&Boris)が過去に手がけたマドンナの作品やコマーシャルを観て、この人たちならうまくやれると思ったんだ。実際一緒にやってみて衝撃を受けたな。空飛ぶリムジンに乗せられたんだから!  「Hold On」(2ndシングル)は、もっとカルチャーを取り入れて、何かユニークなことをやりたくて日本で撮影したものだよ。「I’m Not Pop」(3rdシングル)では、ビデオの中で空を飛びたいってマネージャーに相談したんだ。ディレクターも実現可能だって言ってくれて、いろんなグラフィックデザインが登場して、空を飛んだり、宇宙船に乗ったりする内容になったんだよ。「Rock Away」と同じディレクターだから似ているけど、よく聴くと、もっとユニークでカラフルで、いろんなものが見えてくるんじゃないかな。






日本デビューアルバム
『俺がルール! セッティング・スタンダーズ』
avex trax
AVCD-23762



ラジー  オフィシャルサイト


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