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正面突破の姿勢を貫くRAZORLIGHTのライブに感動

2009-01-28

Razorlight
2009.1.23 @ Shibuya-AX
(Photo: Yuki Kuroyanagi)

ごめんなさい!と思わず謝ってしまいそうなライブだった。

1st、2nd、最新作3rdとリリースを重ねるごとに、より大衆寄りへ、バンドからVoジョニーのソロへ、という方向へシフトしていたレイザーライトを見て(事実そのおかげでNMEからは嫌われつつある)、正直なところレイザーライトはどこか役目を終えたバンドのように感じていた。
そしてライブ数時間前に行ったMTV NEWSのインタビューに立会い、「ジョニーって意外とオーラ無いな」と感じたのも紛れもない本音。

しかし、実際にAXのステージ上にいる彼らはそんな先入観を吹き飛ばすようなライブを見せた。
Golden Touch~In The Morningという屈指の人気曲をオープニングで立て続けに披露する選曲にまず驚かされ、そしてジョニー・ボーレルの歌声と存在感にさらに驚かされた。
つい数時間前の少しシャイで普通な印象のジョニーはどこへやら。どこからどうみてもUK屈指のカリスマフロントマンがそこにいた。

1st、2ndから中心に選曲することでバンドとしての勢いを保ちつつ、リリース間もない新作の曲をいくつか挟みこんで新鮮な風を注ぎ込む。荒削りな1st、聴かせる2nd、臆面無くポップを鳴らす3rdのコンビネーションを、ところどころにサポートのキーボードを迎えて最新モードで演奏(時にはメンバー自身がキーボードを演奏することも)。
新作オンリーで旧来のファンを置いていくこともせず、無理な勢いを出して回春することもなく、どっしりと構えたバンドのスタイルはまさしく正攻法であり王道だ。

セットリスト序盤にあったはずの「Vice」をアンコールで一人弾き語るジョニーの姿、そしてアルバム未収録シングル「Somewhere Else」をラストで堂々と演奏するバンドの姿は、シーンからの逆境にまっすぐ立ち向かうように見え、感動すら覚えるほどだった。

「また夏に会おう」
ジョニーはそう言って観客に手をふってステージを後にした。
都合が合わず来場できなかったファン、そして文頭のように筆者同様どこか彼らを見限っていたリスナーや旧ファンはぜひとも夏のライブを見逃さないでほしい。
かつてのヒップ感はなくとも、彼らは確かに素晴らしいライブバンドに成長を遂げている。


14:42

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