驚くべき飛躍、圧巻の演奏 Friendly Fires@O-East
2008-12-08
Friendly Fires
2008.12.4 @ Shibuya O-East
急遽決定したというオープニングアクトは、なんとドラマーであるジャックによるDJ。
ハウスから徐々にエレクトロ方面にシフトしていく選曲で、機材トラブルありつつもカッチリとつなぎも決めていたのでDJ慣れしている様子だ。Hercules And Love Affairの「Blind」がピークという、かなり「っぽい」選曲でライブへの準備は万端。
その後DJブースがはけられてサウンドチェックを行い、オーディエンスの期待が高まる中、ひょっこりとメンバーがステージに現れて「Photobooth」でライブはスタート。この曲、元は自主リリースしていたシングル曲で、アルバムにも収録のおなじみの一曲。
……………ところが様子が変。
「あれ? 別人?」
もちろんそんなはずは無く、まちがいなく本人です。
……というのも、とにかく演奏力が段違いにレベルアップしてるんです。
夏のサマソニ来日時とは完全に別バンド状態で思わず唖然。隣にいた醒めた業界人風の男性が「…カッコイイ」と漏らすのも当然の帰結。
サマソニのライブも決して悪く無かったのですが、半年もせずにここまでスキルが上がっていると衝撃を通り越して脱帽するしかありません。
というわけで以下絶賛モードでお届けしますが、
特にギタリストのエド・ギブソンのアイディアに満ちたギターさばきは天下一品。ディレイの使い方、ムスタング(カート・コバーンとCharで有名)というギターの扱い方も含めて、近年のギタリストの中でも圧倒的なセンスを感じさせました。
さらにはボーカルのエド・マックが一度だけ持ったテレキャスとVOX AC30の組み合わせによるカッティングも凄まじく、KORG MS-20というビンテージシンセから放つ音色も素晴らしい(音量が小さかったのだけが残念)。あと音に関係ない点で言えばダンスのキレもサマソニ時の5割増し!
DJ中はひょうきんなアクションを見せていたジャックのドラムプレイはもとにかく強靭で頼もしいことこの上なし。
音源以上に腰にくる「In The Hospital」、パーカッション中心の展開から後半生ドラムが入る展開に驚く「On Board」、途中のシンセソロで感涙の疾走する「Jump In The Pool」などそれぞれ持ち味のある楽曲を披露し、もったいつけることなく00年代最大級のアンセムParisをさらりと演奏開始。この日最高潮間違いなしの盛り上がりを見せたかと思ったのですが、圧巻はエド・マックがベースを弾いた本編最後「Ex-Lovers」。アウトロに長尺アレンジが施され、ひたすらグルーヴィなドラム&パーカッションのコンビネーションで会場は完全にハイ。前日に同会場で行われたMGMTと比べるとだいぶ少なかったオーディエンスが、それ以上の盛り上がりを見せた様はまさしく感動の瞬間でした。
MC少なめにも関わらず非常に親密な印象を受けたのも印象的で、それはたぶん駆け引きなしの本気の演奏をオーディエンスにぶつけてきたからだと思います。
率直に申しまして、個人的に今年のベストライブ1位タイ。本当に素晴らしいライブでした。
今回観られなかった方、ぜひとも次回の来日は見逃さないでください!!
Photo Booth
Your Love
Skeleton Boy
In The Hospital
White Diamonds
Bored Of Each Other
Jump In The Pool
On Board
Strobe
Paris
Ex Lover
--encore--
Bring Out Your Dead

